CBR1000RR(SC57,59,77)のオイル交換に必要な情報
- オイル量
- フィルター品番
- 締め付けトルク
- おすすめオイル
をまとめましたのでご活用ください!
記事の目次
1. CBR1000RRエンジンオイル量
SC57,59,77のエンジンオイル容量は下表の通りです。]
必要オイル量 | SC57 | SC59 | SC77 |
オイル交換 | 3.0L | 2.8L | 2.5L |
↑+フィルター交換 | 3.1L | 3.0L | 2.7L |
ドレンボルトサイズ | M12×P1.5 | M12×P1.5 | M12×P1.5 |
SC57オーナーの方は、フィルター同時交換を行った場合、必要オイル量は3.1Lです。自分で交換すると0.1L単位で売っていないので、4L分購入し、0.9Lを余らせてしまう事になります。 実際には0.1L少なくても突然トラブルが発生する事はありません。 HONDA車の場合、ロアレベル以下でもちゃんとテストされています。
とは言え、適正な範囲でオイル量を管理するのはライダーですから、フィルター同時交換の場合は、用品店の量り売りがオススメです。
メーカー指定オイル ウルトラG1 10W-30
一番安心のHONDA純正の指定オイルです。 何と言ってもエンジン開発段階から使用され、過酷×過酷×過酷=とても厳しい耐久走行テストをクリアした正真正銘のオイルである安心感はこのオイル以外にありません。
もちろん性能と価格を見比べた時、このオイルに勝てる相手は存在しません。
詳しい性能→オイル交換はグループ4以上の基油を選ぶべき理由
MOTUL 300V 5w-30
二輪&四輪問わず世界のレースシーンで愛用されているフランスのメーカー、モチュール。中でも300Vは他を圧倒するパフォーマンス。
具体的には基油グループ5のエステル系です。 エステルは吸着基を持ち化学吸着によって特に混合潤滑、境界潤滑の領域の摩擦を大きく低減できます。元は航空機用エンジンに開発されたオイルのエステルは今なお高性能の代名詞と言い切れます。
一般的なオイルは、高い保護性能の代わりにエンジン出力をロス。もしくは高いエンジン出力の代わりに保護性能をロス。保護性能とエンジン出力はトレードオフの関係にありますが、唯一それをブチ破る高性能オイル。(Andyしらべ) その高スペックな代わりにお値段も高いです。
2. オイル交換に必要な消耗部品
必要部品と Amazonリンク | パーツ写真 | 定価 | 品番 | SC77適合 | SC59適合 | SC57適合 |
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Oilフィルター Vesrah | 1750 | SF-4007 | OK | OK | OK | |
Oilフィルター HONDA純正 | 1740 | 15410-MFJ-D01 | OK | OK | OK | |
Oilフィルター + フィルターレンチセット HONDA純正 | 2090 | 15010-MCE-H51 | OK | OK | OK | |
Oilフィルター キジマ(マグネット付) マグネット付フィルター はキジマだけ! | 1500 | 105-833 | OK | OK | OK | |
Oilフィルター 東単 | 1400 | 68139 | OK | OK | OK | |
ドレンワッシャー 純正 | 35 | 94109-12000 | OK | OK | OK | |
カスタムドレンボルト DAYTONA強力マグネット付 | 1500 | 93751 *ドレンワッシャ付 *超強力ネオジウム磁石 | OK | OK | NG ※長さ24mm必要 |
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カスタムドレンボルト TAKEGAWAマグネット付 | 1300 | 02-09-0005 *ドレンワッシャ付 | OK | OK | NG ※長さ24mm必要 |
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エーモンポイパック 4.5L | 525 | 1604 | OK | OK | OK |
*ドレンワッシャは1枚売りがモノタロウしかありませんでした。(Amazonは複数枚)
*HONDA純正フィルターレンチセットのアマゾンページには写真がありませんが、商品はちゃんと届きますのでご安心ください。
中でも特におすすめな商品が2つ!
オススメ1. フィルターレンチが実質300円!!HONDA純正セット
HONDA車に乗り続けて長いベテランは知っている方も多いのですが、HONDAも目立ってCMする事がないので以外に知られていません。
純正フィルターは約1700円です。 プラス300円出せば、純正フィルターレンチが付いたセットに変更できます。 フィルターレンチをお持ちでない方はこのセットがかなりお得な事は間違いありません!!
オススメ2. 超強力ネオジウム磁石付きドレンボルト
自分のマシンに磁石が装着されたドレンボルトを使用しています。
ミッションやクランクなど鉄系部品のスラッジや異物を取り除く事ができます。 Andyマシンに装着しているのは、普通の磁力なので次のタイミングでこのネオジウムに変更する予定♪♪
ネイキッドなどドレンボルトが見える位置にあるバイクはTAKEGAWAのアルマイトカラー仕様もカッコイイと思います。
3. 締付トルク
- オイルドレンボルト : 30N.m(3.1k)
- オイルフィルター : 26N.m(2.7k)
ドレンボルトはアルミ製、鉄製(純正)ともに同じ締付トルクでOKです。
4. オイル交換雑学
この話は10年以上も前になりますが実際に私が経験した実話です。
先輩に、「一番最初にオイルフィラーキャップを開けること。」と言われた時はなぜ一番なのか?理解出来ませんでした。理由を尋ねると、「フィラーキャップを開け、オイルを補給できる事を確認」した後に「オイルを抜いても問題ない」と判断できるからだ。 と教えてくれました。
現在のCBRシリーズのオイルフィラーキャップ(オイルをエンジンに注入する口の事)はプラスチック製で誰でも簡単に開ける事ができます。
しかし一昔前は、工具でなく、コインキャップになっていたり錆や異物で固着して全く開けられない!!事は珍しくなかったそうです。 オイルを完全に抜き切った後に、キャップが開かない! となってしまったら、オイルが入っていないエンジンを掛ける事はできません。
お客さんは自走で整備工場へ来ていますから家に帰れない事になってしまいます。
そういった理由で先ず!フィラーキャップを開ける!事が一番最初に行う作業なんだと教わりました。 もし自分の担当メカニックがこの話をしっていたらベテランかもしれませんネ!^^
この記事で、オイル交換に必要な適合情報を早く楽に収集できる事につながれば幸いです。
Let's Fun! Ride! Run!
Andy