自宅敷地内の隅っこにある電柱、結構邪魔なんですよね。 費用負担する覚悟で中部電力(中電)に相談したらなんと!無料(費用は中電持ち)でやってくれるとのこと!
もう二度と見られない電柱移設の様子をシェアしたいと思います♪♪
電柱を移設したかった理由
ガレージ前の駐車場に三角形のオマケ的なスペースがあります。
この三角形の頂点に電柱がひっそりと佇んでらっしゃいます・・。 この電柱がないとクルマを停めるときフェンス側にもう30㎝くらい寄せられて更にスペースを有効活用できます。
一応、中電から電柱の土地使用料として年間1500円のお金を貰えますが、全然魅力的じゃなーい!
バイクをエスカレードに積む時ラダーレールを掛けるのですが、クルマをだいぶ前にハミ出した状態で停めることになります。
クルマ1台は通れるスペースを確保できるのですが、そんな時に限ってご近所にすむ免許取り立て大学生にぶつけられちゃいました。
そんな事もあって、なるべく家の前はとことん広く取りたい! って思いが強くなって移設を決意。 中々時間が掛かりました。
中電に電柱移設依頼の電話
こんにちは!
敷地内にある電柱を移設したいのですが
Andyさんこんにちは!
イケメンですね!
はい! 僕イケメンです。
・・・じゃなかった、電柱の移設はお願いできるのでしょうか??
できますよ!
新しい電柱を建てる→ 旧電柱から電線や装備を移植→ 旧電柱を抜く→ 穴を埋めて完了
と、このような流れで電柱を移設していきます。
なるほど! 一時的に電柱が二本建つことになるのですね。
費用はいくらぐらい掛かりますか?
なんと! 移設費用は全額負担してくれるとのこと!!!
事前にネットで検索したところ、新電柱の設置費用は依頼主負担、旧電柱の撤去費用は電力会社負担と書いている記事が多く、てっきり自己負担だと思っていました。
ホントに大丈夫ですよね? なんて確認して気が変わられても困るので早々に 「それでオナシャァ~ッス!」と言い切りましたw
電柱の移設先は名古屋市所有の土地
電柱を移設する先によっては、移設不可となるパターンも多いようです。 (参考:敷地内や家の前にある、邪魔な電柱や支線を移動させる方法)
今回はAndy宅→ 名古屋市所有の管理地への移設となりました。
この場合、名古屋市から「電柱建ててもいーよ!」と許可が降りなければ工事ができません。 中電担当者Iさんと現場で打ち合わせた時、名古屋市もNGを出す場合が多いとの事。 許可が得られるか? かなり心配でした。
2019年9月に打合せをして、許可が下りたのが12月末。 そこから工事や許認可作業を経てやっと3月に工事が始まりました。
なんだかんだで工事開始まで5か月ちょい掛かりました。
以前行った「邪魔な防犯灯(街路灯)を80cm横の電柱に移設」した工事でも結局4か月掛かったのでこのくらいのスピードが普通なのかも?
移設工事の様子は大迫力!
間近で見る事のできな電柱工事は想像以上に大がかりでビックリ! 作業員の人数からすると自費だったらいくらするんだろう!? と恐ろしくなるような工事でした。
新電柱を建てる
男子が喜ぶ夢のマシーン登場! クレーンもついてドリルもついたスーパーマシン。 こいつで深さ2.5mまで掘り進めます。
掘った残土は阿吽の呼吸でやってきたダンプの荷台へGO! この辺の連携プレーも見ていて気持ちイイ♪♪
穴を掘り終えて、アンちゃんがフカす煙草の煙が消えるころ、ドンピシャのタイミングで次のトラックが現れますww
トラックに全然収まってねぇ~wwww どうやって吊るのかな?? と見てたらまさかのドリルマシンがクレーンに大変身!
しっかり重心を釣り上げて、電線の下を上手にくぐった! と思ったらスポっと入っちゃいました。 ほんと5分も掛からない早業( ゚Д゚)
お陰でビックリしてたら写真撮り忘れたじゃねーか! 先に言ってくれよ!!(怒)
電柱積んだトラックがあっというまに去ったら、また先ほどのダンプが戻って来て電柱の隙間に砂を詰め込んで完成~!
マジで一瞬の出来事でした。
あの長い電柱をロープ一本で操る職人と、クレーンオペレーターの息の合ったコンビであっという間に電線をくぐり抜ける姿は感動しました。
昨年の台風で電柱が倒されまくった千葉でも、職人さん方が活躍されたんでしょうね。 いや~スゴイ!
旧電柱の撤去
こんな感じに臓物の移植も完了! あとは抜かれるのを待つだけの旧電柱。
例によってスーパーマシンと、新たにゴンドラマシンが登場。 なにやら電柱を切断する作戦のようです。 でもグラインダーの径よりも電柱の径の方が明らかに太いことがわかります。
切れ目を入れて、最後はハンマーでポッキン! と折るのか??? などと想像しながら観察。
途中で選手交代。 咥えタバコの渋いおじ様も見つめます。
意外にスルスルっと持ち上がる事にも2度ビックリ。
最後に簡易アスファルトを施設。 ランマ―でスパパパパンッ!とやるやつ。
まだコンクリートが乾いていないので色が違いますが、時間が経てば似た色にはなるそうです。 ここまで丸っと6ヵ月!
使う重機やトラック、交通整理の方や工事関係者などかなりの人件費が掛かっているように思います。
電柱移設工事まとめ
電柱が無くなっててマジでスッキリした!
無くなってみるとやっぱり電柱の圧迫感って凄かったんだなと感じます。
駐車スペースが広くなる事ももちろん嬉しいんだけど、鳥のフン害ストレスから解放される事も嬉しい! となりが林になっているお陰でカラス、ハト、スズメなんかが電柱にとまってウンチ垂れるんですよ・・・
丁度クルマの上に電線&機器がいるお陰で命中率が素晴らしく、鳥はスッキリ、コッチはイライラ<(`^´)>
これで駐車場の上空はオールクリアになったのでもう心配ないと思います♪♪
間近で見る事のできない重作業を見れて貴重な経験でした。 やっぱりテキパキ動くプロの人たちはカッコイイですね!
また、今回の工事は立柱、電線移設、抜柱、地面の復旧工事など使う重機、作業する方や交通整理の方など実に多くの方に携わって頂きました。 日数や時間を考えると自己負担の場合はかなりの高額になるような気がします。(ざっくり70万くらいのイメージ)
たまたま敷地内にあったお陰で費用負担無しでやってくれましたが、もう10㎝ズレて道路に建っていたらと思うと・・・ ほんとラッキーでした。
中電さん、工事業者のみなさん、どうもありがとうございました! 家の前が快適になり大満足です!
Andy