お役立ち記事!
メーター巻戻しは当然⁉︎アメ車購入に確認すべき5つのポイント

ANDY
TUNDRAの現車確認!
お店に行くよ!!

 

エスカレードの次のトランポを探していたのですが、USトヨタのTUNDRAになりそうです↓

18年式タンドラ

確認すべき4つのポイント

5つのポイント
  1. VINナンバーを必ず控える(写真も)
  2. 車検証の初度登録年を確認!
  3. 車内にある書類は片っ端から確認!
  4. タイヤの製造年月を確認!

中古でアメ車を購入する場合、カーセンサーやGoo-netに記載されている距離表示は全く当てになりません。

十中八九どころか、十中十十改ざんされています。

 

Andy
それって全車改ざんしてるって事じゃん?

そんな事ある?
それはちょっと言い過ぎでしょ!笑

酒悪津根ッ我ー
最も安い方法で最も高く売る為の、昔からある常套手段だ。

今はデータ書き換えだから更にチョロいぜ。
特にアメ車を初めて買う若者には最高ダゼ!!

 

当然ですが、これからアメ車を買おう! と思っている若者の気持ちは当然↓

丸毛巣
まっじパね〜やつ欲しい!

・安くてイイやつ!

こうなる訳です。(当たり前過ぎるケド・・)

ここで一旦整理しましょう。 

 

貴方はアメ車屋さんの社長です。 利益を最も生み出すクルマはどれですか?

項目 仕入れ価格 販売価格 利益(売価ー仕入)
’15シエラデナリ 500万 800万 300万
’07 タンドラ 100万 500万 400万
’21 F150ラプター 900万 1100万 200万
’20 タンドラ1794 700万 1000万 300万

結果は一目瞭然。 「’07タンドラ」が一番儲かります。

ここで大切なのはアメ車屋さんは、仕入れ価格が商売の命と言うことです。

 

ANDY
は? 何言ってんの??

売れなかったら売上Oだろーよ。
だから売る方が大切だろ!?

     

    確かにこの意見も分かります。 

    しかし商売は売る方が簡単なのです。

    というのも、買いたい人がいなければ価格を下げれば、いずれ売れるんです。 

     

    それよりも、売れるクルマ(物)を安く仕入れる方がテクニックと人脈が必要でとても難しいんです。 

    沢山売れる、確実に売れる物は卸会社も知っているので、当然高値で卸しますよね?

    アメ車屋さんが儲けようと思えば高値で仕入れたクルマを高値で販売せざると得ません。 

     

    しかしエンドユーザーはカーセンサーなどを見まくっていますから、距離と程度で相場感は分かっています。 

    その相場より高く売る事は非常に難しいのです。

     

    ではどうするかを考えてみてください。

    ANDY
    し、仕入れ価格を抑えるしか方法がね〜・・・

     

    そう。 販売価格に相場価格があるアメ車は、儲けをより多く出すには仕入れ価格を抑えるしか方法がありません

     

    そして、一番手っ取り早く安く仕入れるには、過走行のクルマを過走行でないようにすれば・・・??

    先生
    安く仕入れて相場価格で売れば儲かる♪

     

    ね! 方程式が出来上がったでショ?

    しかもさっき言ったようにメーターの書き換えはエンターキーをポォォォ〜ン! で終了。

    過走行の安っすいクルマが、アッという間に高値に返信〜☆

    めっちゃ儲かるクルマの一丁上がり♪♪

     

    購入予定のタンドラODOメーター

    18年式タンドラのメーター↑11342kmの表示です。

    果たしてメーターは戻されているのか?

    それとも信用できるのか・・?

     

    メーター戻しを見破る方法は?

    先生
    方法は一つ!

    クルマが発信している情報を正しく受信するしかない!

     

    ここさえ見れば間違いない!

    なんて部品は無いんですよね〜・・・。 

    この部品の摩耗具合からすると・・・?

    このサビ具合から考えると・・・?

    車検証の記載はどう・・・?

    など多くの情報を集め、一つ一つ分析してメーター表示が嘘か誠かを判断するしかないんです。

    その中で数字で把握できるものは全て数字で把握すべきなんです。

     

    方法1. VINナンバーからCARFAXを取得する

    CARFAX Vehicle History Report for this 2018 TOYOTA TUNDRA CREWMAX 1794_PLATN_ 5TFAY5F14JX703054

    ↑実際にAndyが取得したCARFAXです。PDFファイルをDLする事で調べる事ができます。

    CARFAXで分かること
    • 製造年月日
    • モデルの詳細
    • オーナー記録
    • メンテナンス記録
    • 事故記録
    • 使用用途記録(レンタカー、TAXYなど)

    アメリカ国内でどのように使用されてきたかの記録が全て記載されています。

    基本的に整備工場で整備を行った時にはしっかり記録が残ります。

    また整備工場が改ざんを行った場合、資格剥奪の重い処分が下るので”ある程度”信用できます

     

    先生
    大事な事は「ある程度」!
    不正が全く無い訳ではありません!

     

    個人的にもう一つ大事だと思っていることがあって、それは

    自分でCARFAXを取得」すること!

    恐らくこの記事にたどり着いたってことは、貴方はアメ車購入に関してなにかしら不安を抱えていると思います。

     

    それは自分も全く同じで、こんなトラブルの記事を見たからです(リンク無くてすみません)

    ANDY
    は?

    業者が持ってきたカーファックス、よく見たらVINナンバー全くちゃうやん!

     

    もう分かりますよね。

    いい人ヅラして丁寧に

    「こちらがCARFAXです!」

    なんて持ってきた書類が違うクルマの物だった! って事があります。

     

    CARFAXを1通取得するのに約4〜5千円です。(定額で無制限取得も可能)

    ここをケチるとかなり痛い目を見るので、安心を得る保険料と思って絶対にケチらず投資すべきです。

     

    自分で取得するには購入検討しているアメ車のVINナンバーが必要で、間違いのない物を入手できます。

     

    悪徳店ほど、イイ営業マンがいるので、クルマ購入までは自分以外信用すべきではありません。

    ※付き合いの長い信用できるお店は除く

     

    だいたいアメ車ってクルマのモデルやコンディションが良い物を見つける→ そのお店にいくってパターン多くないですか?

    ↑のパターンの人は最後まで自分自身が戦わなければなりません。

     

    信用しているお抱えのショップさんがあるなら、そのショップさんへリクエストして引っ張ってきてもらう手もありますが、割高になる事は否めません。
    (信用できるなら結果安いと思います)

     

    ケースバイケースで、どちらが良いのかも含めオーナーさんが判断する他ありません。

    で、今回購入を検討している18年式TOYOTA タンドラの結果和訳がコレ↓
    18YM TOYOTA タンドラのカーファックスリンク→CARFAX.com
    ※レモン=欠陥車の意味です!

    10/31/21 (10月31日2021年)にカーファックスを取得し、推定所有期間が3年3ヶ月と記載されています。

    つまり・・

    2018年7月(頃)の製造と判断できます。

    この時点で、Goo-net等に記載されていた年式はほぼ間違いないと判断できますね。

    方法2. 車検証の初度登録を確認

    タンドラ車検証

    CARFAX、車検証から読み取れるクルマの動きはこうです↓

     

    • 2017年11月30日 工場で製造される
    • 2018年07月30日 ケベックのモータープールに存在
    • 2018年11月08日 日本で新車登録される(有効期限2年)
    • 2020年04月30日 オイル交換実施 ※下記参照 

     

    車検証の”制作年月日”とは工場で生産された日を示します。

    並行輸入車を登録する際は、書類審査での提出が義務付けられています。

     

    あとはこの3つの事実から推測するしかありません。

    ケベックに2018年7月→11月に日本で登録されています。

    ここの時間軸はなんら問題ないでしょう。 強いて言えば日本に船で輸出→通関→整備&登録まで4ヶ月ですからかなり早い動きですよね。

    もしかしたらオーナーさんがショップに手配を依頼したのか・・ 

    それとも直ぐに売れたのか・・。

     

    次にアメリカの工場で2017年11月→ 2018年8月にケベックへと移動しています。

    工場からすぐに行き先が決まる訳ではなく、しばらくはプールされ、船積み→カナダ行きとなります。

    この間約9ヶ月。

    9ヶ月の間に誰かに登録されてガンガン走っていたらその記録も残りますし、実際にオーナーへ販売された記録がありません。

    工場出荷→9ヶ月で日本行きというリードタイムに不思議な点はありません。

     

    ここも書類を追いかけた結果、怪しいと思う点はありませんでした。

     

    方法3. 車内にある書類を全部確認

    今はETCを付けているクルマがほとんどですよね。

    ってか、アメ車は左ハンドルでETC無しとかマジでやってらんねーー!!

     

    そう、基本的にダッシュボードの中などにETCセットアップ情報を記載した書類なんかがあります。

    名義が変わる度にセットアップが必要なので、以前のオーナーがいつ購入したかが分かります。

     

    ここも忘れずに確認しておきましょう。 

    およそどこの地域を走行していたのかが分かります。 

     

    ちなみに今回購入予定のタンドラは関西方面でした。

     

     

    方法4. タイヤの製造年月を確認

    タイヤには必ず4桁の数字が刻印されています。

    • 左2桁がその年の何周目かを表示
    • 右2桁が製造した年を表示

    (週は1〜48まで、4で割ると月が分かる)

     

    車検証とCARFAXから、このタンドラは2017年11月30日に製造されています。

    ってことは、アメリカの工場で出来上がるより前にタイヤが製造されている事になります。

    2017年8月にタイヤが製造された事と、減り具合を確認した結果、このタイヤは新車時から装着されているタイヤと判断しました。

     

    18モデルタンドラのタイヤ

    ちょっと見づらいですが、タイヤは8〜9分山といったところでほとんど摩耗していません。

     

    方法5. ラベルで確認

    18モデルタンドラのフューエルリッド

    どのお店で交換したのかは分かりませんが、ウメダさんがオイル交換を行っているようですw

    2018年11月に納車され、2020年4月に10,000kmに達しオイル交換を実施したのだと思います。

     

    結論|走行距離表示は正しいと判断

    正しいと判断した理由
    • CARFAXの記載から新車状態で日本輸出されている
    • CARFAXの時系列から新車状態で日本輸出されている
    • 車検証からCARFAXの時系列は信用できる
    • 車検証から新車登録されている
    • タイヤ製造年月日から新車装着されている
    • タイヤ摩耗状況と距離が合致している

    これらの情報を検証していった結果、疑わしい状況はなく現在表示されている11000kmの表示は信用に足りると考えています。

     

    実際アメ車を購入するときは5年落ちになると価格がグッと下がることが多くあります。

    日本に入ってきたあとにメーター(距離)を戻されてしまうと、不正を暴くことが難しくなってくると思います。

     

    車検証に記載された距離も車検を2回受けて隠してしまうトリック(今は更にやり難くなった)など、盗難手口と一緒で日々新たな方法が開発されています。

     

    特にクルマ目当てで初めて訪れるアメ車屋さんには要注意。 お互い信用が無い状況でいきなり信じてしまうと痛い目に遭うかもしれません。

     

    この時期がアメ車を選ぶお役に立てれば嬉しいですm(_ _)m

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