お役立ち記事!
東京モーターショー2019|メーカーブースの最新技術を紹介!!

部品メーカーのブースで様々な新技術を知る事ができて面白かった!KOITO製作所のブレードスキャンヘッドライト、HITACHIのカメラセンサー技術、EXEDYの新クラッチとか!

こんにちは!@Andyです。

午後から東京モーターショーに行ってきました。 オリンピックの関係で会場が少し離れたお台場のメガシティ?とのコラボ開催。 結局研究所の後輩と喋ったりしていたら時間が経ってしまってメガシティにはいけなかった。 覚えている範囲で情報を共有したいと思います♪♪

 

1. HONDAウィングマークヒストリー

HONDAウィングマーク全ての変遷の歴史

 

初代と二代目はほんとに雑誌とかで微かに見たことある程度で全然知らなかった! Hondaの研究所に10年努めたけど意外に知らないよね!?(俺だけ!?)

 

個人的にHondaブースの中で一番面白かった! 宗一郎の夢が「飛ぶ」事だったことからウィングマークになったのだ。なんて事はうっすら聞いていたが、年表を見たのは初めて!

サモトラケのニケって今回初めて知ったよ!  でもなんでサモトラケのニケをモチーフにしたんだろう?? 宗一郎さんが好きだったとか? 誰かディープな理由を知っている人がいたら是非コメント欄から教えてくださいませm(__)m

宗一郎さんが無くなった後にHondaジェットが空を飛んだことは本当に凄いなと思う。 まさに「Power of Dreams」!

 

2. NISSIN製NEWキャリパー

日信ブースにあるCBR1000RRWが一番近くで見れました。 手を伸ばせばさわれる距離。

フロントキャリパー

CBR1000RRワークス削り出しキャリパー↑このデザインを踏襲

 

NISSINブースにはブルーアルマイトの新型モノブロックキャリパーが展示されていました。

HONDAワークスで採用されている削り出しキャリパーと似たデザイン。 まだこのキャリパーを搭載したモデルは無いとの事でフルモデルチェンジが予定されている”アノ”モデルに搭載されるかも? とのことでした(*'▽')

新型モデルはパッドピン(NISSIN呼称はハンガーピン)レス仕様でここもレーサーと同じ仕様になりました。  パッドピンが装備されているとキャリパボディ(本体)を取り外す事なくパッド交換できる仕様があります。(CBR1000RRは実質不可能)

しかしパッドピンレス仕様はキャリボディを外さなければパッド交換ができません。 →つまり分解整備に該当するので”認証工場”での交換がMUSTとなります。 →詳しくは”友達のバイクを整備するのは違法?メンテナンスに関する法律まとめ

正直な話、街乗りバイクでパッドピン仕様ってかなりウザいんですよ。 精度と剛性の高い工具なら問題ありませんが、安物工具でサンメカが外そうとすると冷熱耐久&固着でパッドピンやプラグを舐める。→どうしようもなくて持ち込み→すでにどうしようもない ってパターンもちらほらあります。

また僅かながらパッドピン上をパッドがスライドするのでフリクションも起こりフィーリング悪化。 部品点数と機械加工数アップでコストアップ。 あまり良いことはありません。

なのでレース用キャリパは10年以上前からパッドピンが無い仕様に統一されています。 今回量産キャリパもかなり進化する事は間違いないですね。

パッドピンが無いお陰でレイアウト自由度が高まり、高剛性化と軽量化を両立できたそうです。 (数十グラムと言っていました)

 

そして、、、帰ってきて写真を見て気づいたけど、どうやってパッド保持してるの!? ピストンとパッドに細工してある? レーサーのようなキャリパ構造を想像してたけど、どうも違うっぽいし・・・。
日信(ニッシン)製ワークスキャリパー
↑これならパッドが落ちない事は理解できるんだけど、量産の新型キャリパはどうなってるの? 気になる~! (ってか現地で気づいて聞いて来いよ!)

 

リアキャリパー

 

リアもフルモデルチェンジ! ブラケットから見直して大幅な軽量化!  コレが搭載されるモデルはなんだろね~♪♪

 

3. EXEDYライディングサポートクラッチ

EXEDYライディングサポートクラッチ

この写真だけ見てもわからないのですが、Hondaで言うところのアシスト&スリッパークラッチ(A&S)と同じ機能を持たせたクラッチシステムの事でした。

クラッチセンターとプレッシャープレートを押し付ける力を増幅(アシスト)したり、押付ける力を弱めたり(スリッパー)します。

EXEDYライディングサポートクラッチ

図の黄色の部品を追加している事がHondaと構造の異なる部分です。 (特許回避??) R1などに今後採用される事を目指すと言っていたのでそう遠くない将来、R1のクラッチが劇的に軽くなるかもしれません。 (現行はスリッパークラッチは入ってるんだっけかな??)

 

4. GSX-R1000のブレーキディスク

 

SUZUKIブースでR1000を観察していて気づきました。 よく見るとディスクとハブの締結がハイブリッド!!  レースでSTDになりつつあるTドライブと、今までのフローティングピンが交互に配置されていました。

Tドライブの方が軽量化できるメリットがある反面、少しの外力に弱いデメリットも持っています。 そこをハイブリッドとする事で総合戦闘力UPを狙っているのかな??  何gの軽量化になっているのか気になるなぁ~。

 

5. Honda Jet

東京モーターショー2019HondaJ JET

”モーター”ショーだからギリギリせーフ!?  模型だったけどリアルな3Dは初めてみた!

翼の上にレイアウトしたエンジンが特徴的。 このクラスのプライベートジェットは胴体後方に装着する事がSTDとされていたんだけど、翼の上に配置することで振動・騒音レベルが大幅に良くなっているそうな。byホリエモン

ANDY
今三菱リージョナルジェットの開発がかなり苦労されているようですけど、Honda Jetのエンジニアから見てどう映っていますか?

Honda Jet
そうですね、やはりアメリカ当局の許認可に対してかなり時間が掛かっていると思います。

ANDY
許認可に時間が掛かるんですか。  そんなに大変な事なんでしょうか??

Honda Jet

はい。

実はHonda Jetチームはスタートから量産までに30年間掛かっています。 単純に”飛ぶ”だけなら比較的早い段階でできていますが、30年のうち15年は”待ち”の時間です!! (嘘のようなホントの話)

ANDY
15年も???? ( ゚Д゚)

Honda Jet

そうなんです。

アメリカ当局の許認可は想像以上に厳しいものでした。 恐らく三菱さんも時間が掛かっているのはその部分だと思います。 NGの結果が出てから設計→テスト→認可 のプロセスを辿ると本当に時間が掛かります。

結果だけでも先に知れたらもっとリードタイム短縮できるのですが、この部分だけは我々ではなんともできないので待つしかありません。 あくまで想像ですが、三菱さんも許認可に関してはかなり手こずっているのではないでしょうか。

Honda Jet
個人的に飛行機は大好きで、国産ジェット旅客機をとても楽しみにしています。

技術的な事を聞いていたら最後は政治的な話になってしまいました。

はやりエンジンはHonda社内で100%作ると許認可が降りにくい(ニュアンス的には不可能!)と言っていました。 やっぱりアメリカを代表する基幹産業だからこそ、地場を守る必要性があるんでしょうか?

この話を聞いていて、昔宗一郎さんが赤いクルマを出したい! 思ったらまさかの「赤色は消防車専用だからダメ!」って法律に規制されてたけど、「そんなおかしなことあるか! ふざけんな!」 と言って新聞を使って意見を広告し法律を変えてしまった事を思い出しました。

「法律だから無理」じゃなくて「だったら法律を変えてやる!」って意気込みと行動力に感服です。

 

現在進行形で芝刈り機作って、原付作って、MotoGPバイク作って、軽自動車作って、NSX作って、F1マシン作って、ジェット機作る会社は二度と出てこないね!

いや、普通に考えたらアホ過ぎる会社でしょ!! (褒めてる)

 

6. BOSCHセンサー

カメラセンサーで人間が見ている方向を認識。 居眠りやよそ見などをかなり高精度で検知できるそうです。

来る完全自動運転に備え、ドライバーがどんな状況なのか? を認識する必要があるとのこと。  真っ暗な空間でもANDYの顔、鼻、口、目、目線を認識できるデモンストレーションを体験してきました。

今後、完全自動運転や部分自動運転状態で事故が起こった際、ドライバーに起因するのか?それともシステムなのか? 飛行機のようなデータレコーダやイベントレコーダなど責任区をはっきりさせる意味でも需要がある。

また、ドライバーの目線移動だけで、車線変更指示、右左折指示、追い越し指示ができるようになるそうです。

 

エンジニアの方と喋る中、ライダーの右直事故を防ぐシステムの構築を懇願しておきました。

右折待ちをクルマが自動認識→ 右折車のセンサーが対向からの直進バイクをいち早く検知→ 間違ってスタートしないようセンサーがクルマをガッチリ制御!!

このロジックならできるでしょ!! ( `・∀・´)ノヨロシク!! とお願いしたら・・・ 苦笑いでした"(-""-)"   こう言う研究開発こそ資金力のあるHondaが率先してやるべきだよね~。

 

例えばクローズのテストコースで、右折ウィンカーを出すと電波を出して、バイク側が受信して自動ブレーキ。 みたいな事って明日にでもできると思うんだけど、Hondaはもちろんバイク事故防止の為に高価なセンサーは現実として積めない。

ならバイク側にセンサーを搭載して「右折車の発見→危険を認知→制御動作開始」の流れを自己完結する事からスタートになる。 例えばウィンカーの光を検知してブレーキやスロットルを制御するだけでも右直事故の被害は低減できる事は間違いないじゃんね!

ウィンカー出さないクルマが右折した場合は、バイクが認識できず今まで通りになってしまうけど、最初のスタートはそれでいいんじゃない? いきなり完璧は無理でも、「今より大幅にマシ」ならライダーは救われる!

バイクのABS化の波がクルマに遅れて届いたように、バイクの自動運転も遅れて必ず来る。 本音は同時にやってもらいたいんだけどなぁ

Hondaさん! 事故らないバイク、期待してまっせ!!!

 

7. 気になったバイク!

ハンターカブコンセプト

いいよね~♪♪  排気量は125ccなのかな??  ちょっと欲しくなってしまった! 黒リムがカッコイイのだ!( 一一)

 

CBR1000RRW

CBR1000RRW2018年モデル

 

ブレーキのNISSIN工業ブースに展示されています。 スイングアームを見ると2018年モデルかな?

 

 

耐久仕様だったのでタイヤ交換時の役割を簡単に解説!

Frフェンダーステーにスプリングが装備されていて、反力をキャリパが広がる方向に向けています。

Frホイールを取るとFrブレーキディスクもキャリパから外れます。 するとフォークのボトムケース(アクスルケース)がフェンダーを反力に車体外側へ開きます。

このスプリングのお陰で、Frタイヤ交換担当はホイールを進行方向に抜き、キャリパがディスク~ホイールに接触しない位置にくると自動的にキャリパが開きホイールを抜く事ができます。

なので耐久仕様のワークスはFrホイールが外れていると必ずキャリパが開いています。

逆にホイールを装着するときは、キャリパがホイールを通過した時点でメカニックの手でキャリパを閉じる操作(スプリングを縮める)が必須。 パッドは脱落しない構造になっているので、一瞬でディスクを挿入することができます。

 

ZX-10RR ※ワークス

ZX-10Rワークスマシン

 

レース界の流体接続はほぼストーブリ(STAUBLI)が独占状態! F1でも多く使われています。 レース以外にも産業用ロボットの空圧・電気接続などを自動で行う場合はストーブリ製品を多く見かけます。

ブレーキバンジョーは銅製のワッシャーを使用していました。  ブレーキラインに使用するシーリングワッシャはアルミと銅の両方があります。

基本的にアルミ製はAndyとしておすすめしません。

と言うもの、バンジョーボルト、バンジョーアダプタ、シーリングワッシャ全てがアルミ製なら問題ないのですが、どれか一つでも鉄系素材があると、軸力が低下する可能性が高い事がおすすめできない理由です。

アルミは線膨張係数が高く、鉄系に比べ同じ熱量を入れてもたくさん膨らみます。 で冷えると元に戻ります。

しかしボルトよりも大きく膨らむと塑性変形してしまいます。 その状態で冷えると今度は痩せた状態となり軸力が低下。 するとボルトは回転していないのに緩んだ時と同じ状態となり、ブレーキフルードの漏れにつながります。

ブレーキにアッちんちんの熱が加わらなければ問題は起きませんが、思想としてアルミは軸力低下の恐れがある以上おススメしません。

銅製であれば全く問題ないので、これからブレーキラインをカスタムするなら、銅ワッシャーがおススメです!!

 

陸走ドローン?

Yamaha陸用ドローン

なんとなくドローンぽいボディだけどタイヤが付いてるから、陸上走行用のドローンかな???

確かに陸上ドローンもあっていいかもなと思います。 水陸両用にしたら水害現場の情報収集とか有効利用できるかも。

 

NSX

オレンジボディがかなり目立ってる!  サーマルオレンジパールと言う新色なんだそうです。  これREPSOLオレンジにしたら合うんじゃね!?

いつかこんなクルマ乗ってみたいね~♪♪ ('Д')

 

8. ベストショット!

アフリカツイントリコロールボーイ × トリコロールバイク♪♪

「バイク、かっこいい!」って思ってくれてたらいいなぁ~(*^-^*)

 

9. 東京モーターショー2019年を訪れた感想

メガウェーブシティの方は行ってないんだけど、子供を連れたお父さん&お母さんがほんとにたくさん!  キッザニア的なイベントを仕掛けた事が影響してるのかな?

クルマに関してはやっぱりEV、CASEに関連する技術展示が多かった。 特にセンサーやモーターの新機能、新機構をメーカーは積極的にアピールしている印象。

今までは自動車メーカーがVTEC! とかVVT! とか直噴! とかハイブリッド! って内燃機関をクルマメーカーがアピールしてたけど、EVになるとモーターを作る周辺メーカーがその主役になりそうな勢い。

フェライト磁石をここにレイアウトしました! ステータコイルの線形状を変えました! 夜でも見えるカメラセンサー! 人間の目より遥か彼方を見ることができます! 夜も見えるし寝ないから人間より安全!ww なんて言う技術がたくさん。

豊田章男さんが言う、TOYOTAのライバルはインターネット会社! と言う言葉がいい意味でしっくりくる内容でした。

 

逆にこれからの自動車メーカーはスマホ本体メーカーに近いのか?  アプリは各部品メーカーが開発。 その様々なアプリをどれだけ便利に簡単に使いやすくまとめ上げられるか。

例えば自動運転ができる裏にもスンごいプログラムと制御システムと複雑なシステム連携がある訳でしょ。 でも実際のユーザーは技術なんて事を知らないマダムがスイッチぽん! で動かなきゃいけない。

複雑なシステムを簡単に操作できるか? ここが自動運転に関する特許合戦のキモのように感じます。

 

ちょっと前は「EVは簡単、EVは家電メーカーでも作れるのだ!」なんて言われてたけど、結局ダイソンも採算が合わずEVから撤退したし残ってるのはテスラだけ。

やっぱりクルマはクルマ作りなんだなと。 動力源が電気モーターか、それともエンジンか?の違いでしかなくて、空を安く簡単に飛べる時代が来るまでは、クルマが無くなる事はないなと思う。

 

例えば衝突安全に関して今までの膨大なデータとノウハウがあるだろうし、それがモーターを作れるダイソンがいきなり1年後に衝突安全もオッケー♪♪ にはならんよねww

ダイソンに”モーター”は作れるけど”クルマ”は作れない。  やっぱモーターショーに足を運ぶ人ってクルマの未来と自分の未来をイメージしに行くんじゃないかな??

そう思った理由の一つに、日本スーパーカー協会が会員のスーパーカーを展示してたブースがあったんだよね。↓
東京モーターショービックリ価格のクルマがずらりと並んでるんんだけど、お客さんは全然居ない。 遥かに安い新型FITやセレナEパワーには人だかり。

クルマが見たいってよりも、クルマメーカーの夢を見に行くのかな??  スーパーカー協会には誰も夢見ていないからこそ閑古鳥が鳴いてた気がする。 (もちろん凄いクルマです)

 

そう考えると、イーロンマスクとテスラはスゴイ”自動車”メーカーだな!

 

 

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