お役立ち記事!
軽自動車スズキキャリーダンプのユーザー車検を受ける|費用と検査内容とは?

軽自動車のスズキ、キャリーダンプでユーザー車検を通してきました。

軽自動車のユーザー車検は今まで経験がなく、初めてでしたがクルマやバイクよりもテスター機器が自動化されていて分かりやすかったです。

小牧車検場の検査ラインが新しいようで、カラーモニターが分かりやすく指示を出してくれ、自動音声案内もしっかりしていました。

この記事の要約
  • 軽自動車のユーザー車検の方法がわかる
  • 軽自動車のユーザー車検費用がわかる
  • 書類の書き方がわかる

今回は愛知県の小牧市にある軽自動車検査場へ持ち込みました。

ユーザー車検を受けるには、国交省管理のサイトから予約が必要です↓↓
リンク→ユーザー車検予約サイト ※アカウント取得してください。

 

1. ユーザー車検を受けるスズキキャリー

スズキキャリー(ダンプ仕様)
スズキキャリー(ダンプ仕様)

チカラ持ちなイケメンダンプ!!ww

新車で購入してから2年立ちましたが走行距離はたったの700km! (少なッ)

でも保管場所がよろしくなくコケがたくさん生えてて草ww   今回はまだ慣らしも終わってないガテン系キャリーの車検です♪♪

 

2. ユーザー車検に掛かった費用詳細

スズキキャリーのユーザー車検費用総額

ユーザー車検費用内訳(総額¥33,080)
  • 自賠責保険2年分:¥25,700
  • 自動車重量税:¥6,600
  • 検査手数料:¥1,400
  • コピー代:¥10(点検整備記録簿)

バイクのユーザー車検の場合は17,000円くらいなので、やっぱりちょっと高いな・・。 まぁ重量と自賠責の金額が支配的なので納得できる範囲。

 

3. 必要書類の全て

ユーザー車検書類リスト
  1. 車検証:必須
  2. 自賠責保険証:必須
  3. 自動車税納税証明書:必須
  4. 軽自動車検査表:検査場で入手
  5. 継続検査申請書:検査場で入手
  6. 自動車重量税納付書:検査場で入手
  7. 点検整備記録簿:検査場、WEBで入手可

1〜3の書類は事前に準備して検査場へ持っていきます。

※納税証明書は手数料を払って再発行してもらう事ができますが、納税地の検査場でなければなりません。 ナンバーの区域外の検査場では再発行できませんのでご注意ください。

 

4〜7の書類は検査場へ行ってから入手可能です。

※点検整備記録簿はフォーマットが決まっていないので、ネットでDLした物でもOKです。 但し類別は間違わないようにしてください。 自家用乗用なのに、記録簿は事業用貨物、など類別が異なる書類はNG。

自家用乗用であれば、自家用乗用の記録簿の記載&提出が必要です。

 

4. 申請書類の書き方

 

書き方1. 軽自動車検査表

軽自動車検査表の書き方
軽自動車検査表の書き方

軽自動車検査表は両面印刷になっています。

黒太枠内をすべて記入すればOK。 記載すべき内容は全て車検証に記載のある項目だけです。

もし分からない場合は何も書かずに、係の人に聞けば教えてくれます。

この検査表は車検ラインでの合否をスタンプしてもらう紙になります。

 

書き方2. 継続検査申請書

継続検査申請書の書き方

青枠内を記入すればOK。  申請者の欄には印鑑もお忘れなく!

 

書き方3. 自動車重量税納付書

自動車重量税納付書の書き方

日付、車両番号、氏名、住所を書けばOK。

印紙販売窓口で車検証を見せると、重量税の金額を教えてくれます。 エコカー減税の適用有無によって金額には若干の差があるようです。

CARYの場合と異なる可能性があるので、詳しくは窓口にてご確認をお願いします。

 

書き方4. 点検整備記録簿

点検整備記録簿の書き方

これはフォーマットが全国共通ではありません。 愛知県の小牧検査場の場合は↑のフォーマットですが、ネットでDLしたフォーマットでもOKです。

分解整備記録簿 別表6

リンク→乗用車、軽自動車用、分解整備記録簿ダウンロード

この分解整備記録簿はハッキリ言って記載内容は詳細に確認されることはありません。 今までの経験だと車両番号と走行距離、日付程度かな・・?

分からない場合は適当でもOK。

但し、分からないままずっと乗り続けると必ずトラブルになるので、自信ない項目がある場合はプロによる点検を必ず受けてくださいね!

 

5. 検査ラインでの検査

実際のラインでどのような検査が行われるのか、ご紹介します。ざっくりとこんな感じ↓↓

検査項目の主要5種類
  • 外観検査
  • 排ガス検査
  • サイドスリップ検査
  • メーター、ブレーキ、光軸検査
  • 下回り検査

普通車も軽自動車もトラックも大体は同じです。 この流れさえ理解してしまえばなんら焦る事はありません。

近年は役所感を出しまくってる検査官の方が珍しく、むしろフレンドリーなくらい!

 

1. 外観検査

軽自動車スズキキャリーのユーザー車検、検査ライン

外観検査では下記の検査を一通り検査官の目視にて確認します。

 

検査内容抜粋

  • ウィンカー点滅状態
  • ハザード
  • ヘッドライト、Hi&Lo切替
  • ホーン
  • ウィンドウォッシャー液の噴霧
  • ウィンカー動作
  • フレームNo確認
  • テール、ストップランプ
  • バックランプ
  • メーター内ワーニングランプの点灯確認
  • エンジン始動確認
  • あからさまな車検不適合の疑いがないか?
  • 寸法等規格に収まっているか?

 

などを総合的に観察されます。 改造もなくノーマル状態であれば何も検査されることはありません。 (検査官も毎日見まくっている車両ばかりですからね・・。)

最近はバイクもクルマもメーター内表示を必ずチェックされます。  少し前はODOメーターの距離しか確認されませんでした。

今はエンジン停止→スイッチOFF→エンジン始動→ワーニング点灯がない事を必ず確認されます。 ABSやブレーキなど点灯している場合は車検に合格できません。

完全に消えている状態である事が必須条件となっています。

 

2. 排ガス検査

軽自動車スズキキャリーのユーザー車検、排気ガス検査

まず初めに排ガス検査を行います。

➀指定の位置にクルマを止めたら、検査プローブをブスっと奥深くまで挿し込みます。

この検査は排ガスを検知すると自動的に計測が始まるようになっています。

なので所定の位置にクルマを止めたら躊躇なくブスっと挿してください。 機器にもよりますが30秒前後で判定結果が分かります。

 

➁合格、不合格どちらの結果が出ても➁の自動スタンプ器に向きに注意して検査表を挿し込みます。

「ガチャン!」と音がしたらOK。

 

➂プローブを元の位置に戻したら、電光掲示板の指示に従います。 排ガス検査は早く終わるので次の検査の様子を観察しておくとスムーズです。

 

3. サイドスリップ検査

軽自動車スズキキャリーのユーザー車検、サイドスリップ検査

タイヤがまっすぐ転がっているのか? を確認する為の検査です。

床に引いているラインにそってクルマをまっすぐ通過させます。

このとき下記操作を行うとNGをくらってしまいます。

  • ハンドル操作する
  • ブレーキ、アクセルを踏む
  • クルマを斜めに通過させる

ブレーキを緩めて時速2㎞をキープしながら真っすぐ通過させればOK!

 

4. メーター、ブレーキ、光軸検査

軽自動車スズキキャリーのユーザー車検、光軸検査

詳細な写真がなくてゴメンナサイ・・。

サイドスリップテスターを通過したあと、そのまま次のテスターにクルマを乗せます。 前後のタイヤを2つのローラーの間に乗るようにゆっくり進んでください。

行き過ぎた場合は、カラーモニターに「ゆっくりバックして下さい」と表示されるので焦らず指示に従いましょう。

全てカラーモニターに分かりやすく指示を表示してくれます。具体的には

  • ギヤをNにしてブレーキを離してください。
  • ゆっくりブレーキを踏んでください。
  • ゆっくりパーングブレーキを掛けてください
  • パーキングブレーキを離して下さい。
  • 速度上昇させ40㎞/hでパッシングしてください。
  • 記録して前へ進んでください。

だいたいこんな感じでアナウンスされます。 小牧検査場の場合はカラーモニター×音声で超絶分かりやすいです。

初めてユーザー車検で検査を受ける場合、検査項目も多くよく分からなくて不安になると思います。 そんな時は係の人に申し出れば見学させてくれるので相談してみてください。

自分が予約した時間帯よりも前にいって見ておくと焦らなくて済みます。

 

5. 下回り検査

軽自動車スズキキャリーのユーザー車検、下回り検査
軽自動車スズキキャリーのユーザー車検、下回り検査

なんと! 乗ったままリフトでクルマごと上昇します!ww

写真だと分かりづらいですが、1.5mくらいは上昇しています。  下で検査官が下回りを検査しています。

液体漏れや、ドライブシャフトのブーツが破れてグリス飛散などある場合は不合格となります。

ここで問題なければ晴れて合格~♪♪

このリフトアップして検査するパターンは初めてだったのでなんか楽しかった♪♪

 

6. 合格した検査表

軽自動車の合格した自動車検査表

全ての検査で合格なら、下回り検査が終わると「合格印」を貰えます。

あとは重量税納付書や自賠責など書類を揃えて窓口へ提出すればOK!

新しい車検証を交付してくれます♪♪

 

7. 軽自動車ユーザー車検まとめ

軽自動車の検査ラインが最も新しくて、初心者には非常に分かりやすい!!

やっぱりクルマの寸法規格があるので検査ラインをコンパクトに設計してサイクルタイムが速く、流れも早い。

これはぜひとも普通車のラインにも水平展開してほしいところ。

 

そして最も改革してほしいのは役所関係のマネー取り扱い!!   ほんと現金とか収入印紙とか無駄でしかない。 なぜPayPayが使えないのか!?


現金を準備→ 窓口で申請書記入→ 収入印紙ゲト→ ノリでぺたぺた→ 申請書提出→ 公務員が確認

理想
PayPay→ 終了→ PC上で確認! 以上3秒でした!

もちろんシステム構成費用は新たにかかるけど、確認作業、現金の出納、紙代、確認作業に必要な大量の人件費を考えたらすぐに回収できるレベルだよ!

車検のシステムは人口密集国の日本においては素晴らしい制度である事は間違いない。  自動車税を一般会計化したのを取り戻して、この車検システムを変更する事に使えば2年あればできる。

この辺のシステム構築に費用を突っ込んでくれる政治家さん!! 一票入れますよ〜♪♪

 

この記事が気に入ったら フォローしよう

最新情報をいち早くお届けします。

Twitterでフォローしよう