350kgの巨体を指一本で動かすべくキャスター化改造計画を実行!
こんにちは!Andyです。
今回は先日導入したタイヤチェンジャーPit彗星1022の暫定使用のキャスターを恒久使用に変更します。 現状はホームセンターにあった取りあえずの間に合わせ品で、ネジ経がφ14mmの耐荷重が60kg。
後ろ側ヘビーな構造なのでローラーがモゲる寸前(汗)
今回は1個の耐荷重が300kgのキャスターを4個使って改造していく!
記事の目次
チェンジャーのキャスター化前後
この重厚感すごいでしょ!?(^^) 304X-NはM22×P2.5 の巨大サイズ。
対する暫定仕様はM14×P1.5 とかなり厳しい・・・。
耐荷重300㎏のキャスターはコレ
このキャスターがスゴイ事はこの3点!
- 車輪径が50㎜と極小!
- 耐荷重が1個300㎏と高い!
- 一点留め(ボルト)仕様であること!
チェンジャーの使い勝手を考えるとなるべく低くしたいのですが、車輪径の小さいほど耐荷重も低くなってしまいます。
また四点留めのキャスターは車輪径が小さくても耐荷重が高い製品もあるのですが、タイヤチェンジャーには4点留める面積がありません。
なので必然的に内村製作所の304X-Nスーパーヘビーキャスターに決まりました。
特注カラーが必用
このカラーが必須です。
と言うのも、キャスターの取付ネジがM20×P2.5と言う巨大サイズ。 そのままではチェンジャーの鉄板が曲がるだけで軸力が全く出ません。
反力受けとしてこのカラーがないと締められないのです。 もしかしてKITAKOに設定あるかな~? と探したけど、クソでかいサイズは一般販売なーし!ww
結局特注でオーダーしました。
こんな感じで挿入! カラーの高さが低いと鉄板が曲がってしまい、凹部に応力が集中するので、ちょっとハンマーで当てながら入る寸法が理想。
キャスター取付手順
手順1. φ14㎜の穴を大径化
キャスターのボルトがM20 なので、φ22㎜まで穴を拡大します。
超硬ビットのエンドミルでゴリゴリいわしてやったんですが・・・、刃がワークに当たるとビビる!ビビる! うまく削れるようになるのに4つの穴加工を終えるまで掛かっちゃいました。(つまり下手なまま)
φ6㎜の超硬ビットと研磨ビットでゴリゴリ削ります。
手順2. 下穴はホールソーで
上側のプレートの穴径拡大が終わったら、下側のプレートはホールソーであけます。 ほんと数秒で完了するので超時短。
最後に砥石でバリを取れば穴拡大加工は完了!
304X-Nキャスターの取付け!
まずは特注カラーを入れます。 穴径ぴったし!
次に304X-Nのキャスターを装着。
次にワッシャーを入れます。 HODAKAで常時在庫している部品を購入しました。
ナットを装着して完成! ナットもHODAKAで通常在庫しています。
4足すべて完了しました!
押してみた感想は・・・
は? うそだろ?
動き出したら止まんね~!(゚Д゚;)
ほんとにそう思いましたw めちゃめちゃ軽い力で動いたと思ったら止まらないんです。 どこまでも動いてっちゃうww
それほど軽い力で動かせるようになりました。 おそるべしヘビークラスキャスター・・・
タイヤチェンジャーカスター化カスタムまとめ
高さを抑えてキャスター化できたので大満足! 狭いガレージなのでレイアウトを自由に変更して使いたいことと、床を水洗いしたいのでその時チェンジャーを一人で移動させたい事があり、今回キャスター仕様に変更しました。
仕様検討を始めたころは、ボルト1本タイプの小径&高荷重キャスターを見つけられず、鉄台車を自作してその上にチェンジャー乗せるか? なんて構想もありましたが、結果的に簡単な改造でできたので良かった!
こんな改造をしたい人は居ないと思いますが、キャスターは何かと役立つ人が居るんじゃないかな?と思います。
業界に関係なく、こんなキャスターあるのか! ちょっと使ってみよう! と思ってくれる方が居れば嬉しいです。