MotoGP世界選手権第14戦、スペインGPアラゴンのレース結果をお伝えします。
23周のレースはポールスタートのロレンソがなんと1周目の1コーナーでハイサイドを起こしクラッシュ。 いきなり絶好調男が姿を消す波乱の幕開け。
その後はドビチオーゾがレースをリードしマルケス、リンス、エスパルガロのSUZUKI勢が続く。
レース後半に入り13周目にマルケスがドビを交わしてトップに浮上。しかしドビも譲らずマルケスを抜き返すデッドヒート。 イアンノーネも加わり時に3台のトップ争いが展開される。
残り2周、マルケスがラストスパートを掛け2位以下を離して逃げ切り4戦ぶり6回目の優勝をを飾った。 2位ドビチオーゾ、3位イアンノーネが入った。
マルケスはチャンピオンシップポイントを2位ドビチオーゾとの差を72ptへ広げた。残りのレースは5戦。
記事の目次
1. アラゴンコースマップ
・ストレート:968m
・右コーナー:7
・左コーナー:10
・2021年まで開催決定
・ベストラップ:1'46.635(2015 Marc)
アベレージが160km/hを超える中高速サーキットのレイアウト。 2009年に開業した比較的新しいサーキットでもある。
2. スペインGPアラゴンレース結果
レース結果をお伝えします。
結果1. レース総合リザルト
ClassificationマルケスはFrタイヤにハード、Rrタイヤにソフト。ドビはFrタイヤにハード、Rrタイヤにハードを選択していました。 ここ2戦はDUCATIが後半ソフトタイヤでも目立ったペースダウンが少ない事から、ハードを選んだドビはとんでもなくペースが上がるかも??
なんて期待しましたが、ハードでもソフトでも安定していましたww。
結果2. チャンピオンシップ
worldstandingロレンソが前戦&今回と2選連続のポールtoクラッシュでノーポイントとなったことで、ランキング2位の座がかなり遠のきました。 3位争いは今後も目まぐるしく動きそうですね!!
結果3. マシン最高速
AverageSpeed
3. アラゴンレース展開
映像を交えてレース展開をお伝えします。 オフイスの休憩スペースで楽しんで下さい♪
スターティンググリッド
2戦連続となるロレンソがポールポジションからスタート!!
2番手にドビチオーゾとDUCATIが1−2スタート!!
マルケスはスタートダッシュを決められるか!?
レーススタート!! まさかのロレンソクラッシュ
DUCATIを抑えマルケスがいいスタートを決め1コーナーに突入します。
ロレンソがアウトからまくろうとしたその時!! Rrタイヤが大きくスライドしハイサイドを喰らい転倒。 波乱の幕開けとなりました。
展開1. 残12周|トップ集団は均衡
ドビが2位以下に差をつけるも、後続も付かず離れずの状態。
ドビ、マルケス、リンス、イアンノーネの順でTOPグループが絞られつつある。
展開2. 残10周|マルケストップ浮上
ここまで膠着状態が続いていたTOPグループは、後半戦に入りマルケスがトップドビチオーゾをパスしてトップに浮上。
しかし好調をキープしているドビも簡単には離されません。
展開3. 残5周|熱いトップグループの戦い
SUZUKIのイアンノーネ、リンスも追いつき4台のトップグループが激しく順位を入れ替えます。
実況のWohohoho!! がやけに耳に残りますww
接触のないクリーンなバトルはホントにドキがムネムネします☆☆
欲を言えばココにYAMAHAのマシンも加わって欲しい!!
マルケスが今季6度目の優勝!!
アラゴンレースまとめ
なにやらロレンソのハイサイドはマルクに原因があるのだ! とやや不満を漏らしているようです。 映像を確認するとマルクが無理にインに飛び込み立上りでラインをキープできずコースアウトしています。
そのお蔭でロレンソが行き場を失った事は間違いないですが、ハイサイドの直接的な原因にはなっていないように見えますね。
来季この2人が同じマシンで戦う事になるとどんなガチンコバトルが見られるのか?? さらに好調なドビも加わるのか?? M1も戦闘力アップ??
シーズン後半のチャンピオン争いも来年も楽しみになってしまうようなレースでした☆
それと巷でYAMAHAのYZR-M1がV4エンジンを開発中である!! と専らの噂です。 こう言った状況は日本の開発現場もかなり苦しい立場に立たされます。
GP現場からはもっと戦闘力あげろ!! 巷の噂でもマシンが悪い!! ワークスライダーからもダメ出しの雨嵐!! それはテストライダーにも矛先が同じように向かいます。
Hondaにも暗黒時代がありました。 何度レースしても全然勝てない時はGPチーム、開発チームともに雰囲気が悪くなりお互いの責任を認められなくなります。
GPチームは「もっと良いマシン作ってこい!!」
開発チームは「現場のセッティング能力低すぎワロタ!!」 「ダメ出しじゃなくて課程付きの結果をよこせ!!」
もちろんみんな勝ちたい気持ちは同じなのに、いつのまにかチームがバラバラになっていく・・・。 そんな時F1チームから一人のおじさまが凱旋。「自責と他責」について200名の前で思いを語りはじめました。
開発、現場のチームから意見を汲み上げ組織改革と意識改革を一気に断行した結果、2011年にチャンピオンに返り咲いた事を思い出しました。
やっぱりレースは横綱の独り相撲は面白くない。 4メーカーがバッチバチにやり合う方が面白いですし、日本メーカーで切磋琢磨してもらいたいし。 YAMAHAチームの現場はきっと今辛く厳しい状況だと思いますが頑張って下さい!! ブログを通じてエールを送ります!!
Let's Fun! Ride! Run!
Andy