こんにちは!MOTO-ACE-BLOGERの@Andyです。
4月21、22日に開催された鈴鹿2&4レースに参戦しましたが、結果は予選敗退。 実力差を突き付けられる結果となりました。
しかしタダでは帰れません。土曜日のRACE1をS字区間で、日曜日のRACE2を最終シケインで観戦し、TOPライダーの走りを観察&分析&習得します!!(欲張りすぎw)
記事の目次
JSBクラス|RACE1
RACE1は午前中予選を走った事と青空ピットの撤収作業があったため、パドックからすぐにアクセスできるS字1コ目(4コーナー)の観客席で観戦する事にしました。
鈴鹿サーキットにはしょっちゅう来ているものの、走行シーンを遠くから見る事はほとんどありません。 なので新しく?? パドック→S字に地下トンネルを潜ってアクセスできるなんで全く知りませんでしたw ↓↓
走行していると、コース幅ってメッチャ狭く感じるんですよね。 モテギはコース幅が狭い!! って思うのは3コーナーとビクトリーだけなんですけど、鈴鹿はどこでもかしこでも狭く感じます。
ところがどっこい!! 観客席から見るとスゲー広い!!ww 普段の走行景色とまるで違ってとても新鮮でした。
↑レース中盤までバトルを続けたTOPグループ。
決勝レースを戦っているライダーは自分より遥かに高い技量のライダーしかいません。 しかしそのハイレベルなライダーの中でも走行ライン、マシン挙動が異なります。
発見1. コース資源を最大活用できていなかった。
TOPグループを形成していた写真の5台は、ライン取りがタイヤ1本分の幅で完全にコントロールしている感じ。 Andyの場合はタイヤ幅左右に5本分(Total10本分)の幅の中でコントロールしています。
マシンやタイヤなどハードのスペックは同じになりません。しかしコース幅は誰もが有効に使える資源。ワークスだろうがプライベーターだろうが平等です。 ワークスライダーですらコース幅を白線~白線まで使い切っているのに、自分が資源を有効に使わずして速くなれる訳がないな~と痛感・・・。
昨年はタイヤのグリップを有効に使うラインを練習してきましたが、まだまだ改善の余地は有り余っている事に気付けました。
やる事:現状タイヤ幅5本分の精度 → まず4本に精度アップさせる。
発見2. センサー感度を高める必要性
2コーナーから3コーナーへかけて、バイクが直立している時が全く無い。 まるで大きなS字コーナーの如く駆ける感じ。
2コーナーから立ち上がって3コーナーへ進入する時は、バイクのバンキング動作が止まる事なくフルバンクへ移行している印象でした。 少なくとも3コーナー進入で直立状態でのブレーキは無し。
バイクの動きが止まる事なく流れるようなスムースな動き。 速いのに物凄く安定していてタイヤの滑りが全く有りません。
タイヤを大きく滑らせるのではなくて、ほんの少しスリップさせた状態(スリップアングルが付いた状態)をいつもキープしている感じで、タイヤの性能をフルに使い切ってます!! 感が出ていました。
このレベルでタイヤの性能を使いきる事は、自分にとってレベルが高過ぎる領域だけど、センサーの感度を磨くアプローチはできるなと思います。 今よりも敏感なセンサーへブラッシュアップできるように、もっと楽にライディングする必要性を感じました。
やる事:ペースアップした状態で更に上半身の力を抜き、センサー精度と感度(人間の)を高める
JSBクラス|RACE2
日曜日も天気は快晴! 25℃を超えて汗ばむ位の陽気となりました。 RACE2は最終コーナーシケインで観察します。
シケインへのブレーキングGが高いので「ヒューーーーン!!」と言う独特のブレーキング音がよく聞こえて臨場感たっぷり♪♪
あとこんな立派なスタンドになってたんですね!! コースから見ると背の高い席だな〜! と思っていましたが実際に座ったのは今回が初めて!! 一列づつの高低差が大きくて前の人の頭が被らず見やすいんですね。 考えられてるな〜と関心☆ しかもグランドスタンド裏からそんなに遠くない。 (前はちょっと狭くて歩きにくいイメージ)
最終コーナー側も結構見晴らしが良くて気持ちいい!! 観覧車ってデカイんだなぁ〜!! (走ってると観覧車が見えないw)
レース2のオープニングラップ↓↓
TOPライダーのシケイン攻略法を観察していると自分と明らかに異なる点がいくつもあってとても勉強になりました。
発見3. 進入のライン取りをもっとコンパクトにする
シケインで最初にアレ? と思ったポイントでした。 自分の走行ラインはTOPライダーに比べ、もう少し奥から旋回動作に入るイメージです。
しかし実際はもっと手前から旋回動作に入っていて、なるべくブレーキを残しながら1コ目を進入する感じ。 シケインでの旋回スピードではなく、130Rの全開時間を優先するイメージに見えました。
なので自分よりもバンキングスピードがゆっくりです。 自分の場合は、最後までなるべくバイクを立てた状態でブレーキを掛け、その後一気に寝かしこむ感じ。 この場合、Frから足元すくわれるリスクは減るけど、減速も加速もしない”待ち”の時間が長くなりタイムロスしていますね。
ちょっとづつ修正して、”130Rのスピードを有効活用できるシケインのライン取り”を攻略していきます。
発見4. 切返しスピードをもっと速める
やっぱりTOPライダーはシケインの流れを見ていてもスムーズで速いのですが、中でも切返しスピードが速い。
シケインの1コ目と2コ目のセンターにアスファルトの継ぎ目があるんですが、きっちりセンターで切り返していました。 少しペースの遅いライダーは、切返しに使う時間が長く加速も減速もしない時間が長くなっていました。
自分のペースならもっと何もしない時間が長い事は間違いありません。 このシケインの前後はアベレージスピードが高いゾーンなので、間接的な取り分が以外に大きそうな気がします。
ブレーキングでの進入〜1回目の切返しまでの流れの理想をイメージして、理想に近づける為の練習に取り組みます。
発見5. シケイン立上りでウィリーさせない
やっぱり速いライダーほど、シケイン立上りでフロントタイヤが浮きません。 仮に浮いたとしてもごく僅かで着地の衝撃を殆ど受けないようなスムースなフロントアップ。
JSBマシンの1速ギヤで立ち上がるのでラフな操作をするといとも簡単に浮いてしまいます。 そんな状況下でもTOPライダーは殆ど浮きません。 むしろ自分より速く&多く開けているのに・・。
ウィリーするかしないかギリギリのところを狙ってスロットルを正確にコントロールし続けられるスキルを身につけます。
全日本ロードレースを観戦して想った事
パドックから見る事はあっても、完全なお客さんとして見る事は本当に久しぶりで新鮮でした。 MotoGPも良いけど、やっぱり全日本も面白いですね!!
世界に映像配信を!!
近年、MotoGPやWSBを見ると、かなりショービジネスの方向へ動いていると思います。 同じハードで、マシン差をなるべく近づける方向ですよね。 そしてもっとも力を入れているのはインターネット配信だと思います。
MFJもサーキットの監視カメラ映像を、TouTubeでライブ配信するサービスが始まり一歩踏み出しましたね。2018はTONE RTのマシンにカメラを装着し、配信されています。
これをワークスチームこそ義務づけるべきです!! サーキット現場へ足を運ぶモチベーションを起こすのって凄く難しいです。 雨が降ったら「行くのやーめた!」ってなりません?? なんで現代においてカメラ一台ワークスに装着できないの!笑 完全にヤル気の問題。
MFJが音頭取ってGoProと交渉してハードのテクニカルスポンサーになってもらう。 映像にスポンサーロゴを全て入れる&マシン&ツナギも広告塔にする。 MFJはGoProのカメラ機材を無償提供を受け、参戦チームに無償レンタル。
・チーム&ライダーはキレイな映像を分析に使える。
・MFJは映像配信によって集客を見込める
・GoProは機材のCMができる
映像編集のプロを雇うなど投資も必要ですが、これならコストを掛けずにレースの魅力をもっと多くの人に伝えられると思うんですがいかがでしょう??
現場のお客さんに映像配信を!!
今回は持っていませんでしたが、場内放送を聞く為にラジオを持っていると実況を聞く事ができて状況を掴みやすいですよね!
グランドスタンドなどは、大きなエキシビジョンモニターがあるので、コースの見えない部分での状況が分かると思います。 しかしシケインや、スプーンなどモニターが無いと、選手やマシンの事を知らない奥様やお子様、初めてレース観戦に来たライダーなど、チンプンカンプンです。 (特に周回遅れが発生しだした後)
今はスマホアプリの「RACE NOW」でラップタイムをリアルタイムで確認できるようになりました。 コのサービスはとても助かるので継続してもらって、新たにスマホ画面にライブ映像を配信して欲しい!!
昔は大きなモニターを見るしか方法がありませんでしたが、今は一人一台、超高性能モニターを誰もが持つ時代じゃないですか!!
デカイモニターを常設するには莫大なコストと維持管理費用が掛かりますが、スマホモニターに配信するだけなら場内Wi-Fiを使えば簡単に&コスト掛けずにできますよね?!
トライアウトのゼッケン、観客席から見えん!!
これ、めっちゃ残念・・・。 トップ争いは見ていて直ぐに分かるし、ライダー同士のガチンコバトルもとても迫力があって良かったです。 また見たい!! と感じました。
もう一つ、8耐参戦権を賭けた戦いが同じレースで争われているんですけど、どのバイク同士が8耐参戦権のバトルを展開しているのか見た目に全く分かりませんでした。
TOP争いの他にも男の意地を賭けた熱いバトルがある事を、足を運んでくれたファンに対して分かり易くアピールすべきです。
例えば、2018年のレギュレーションでWET宣言時にはテールランプを点灯させる事が義務付けられています。 DRYレースの場合は「点灯させても良い」と言う事になっています。
DRYレースの場合に限り、トライアウト組(8耐参戦権を獲得したいチーム)はテールランプの点灯を義務化する。 トライアウト組でない場合は消灯(線を抜くだけ)に協力してもらう。 これだけでも十分に判別付きます。
WETレースの時は区別が付かなくなるが安全の為、全員点灯させる。→この場合判別つきませんが、止む無し!!
若しくはゼッケンの色を根本的に変える。
何かしらの方法でもっとファンに対し分かり易くすべきで、それはレース全体の魅力向上になるはず。 手法はさておき絶対に改善したいポイントですね。
フォーミュラカーのファンをどうやって取り込むか!?
こんなにも大勢のファンがいるんですよ!!
この中の大部分はフォーミュラカーのレースファンの方々です。 せっかく2&4レースと言う事で開催し、バイクには興味ないけど、クルマのレースは大好き!! って人達が沢山いる訳ですよね。
このクルマ好きの中から一人でも多くの人をバイクに振り向かせたいじゃないですか!! その意味では2&4は絶好のチャンス!!!(^^)!
やっぱり知らない選手よりも知っている選手を応援したくなると思うんですよ。 だからワークスライダー始め、TOPチーム&ライダーは政治家と同じように票集めの為の活動をイベントスクエアでバンバンやって欲しいです。
特にMFJが音頭取って、ドライバーのトークショーとコラボして新たなファンを獲得したいですね。
まとめ
コレをやったらファンが増えます!! みたいな魔法ってなくて、地道に考え良かれと思う事をやり続けるしかないんですよね~。。
プロ野球と同じでレースはファンあっての野球。ファンあってのレース。 自分達だけで楽しむならいいですが、全く盛り上がりませんよね。 広島カープは球団経営方針を変えて、今は年間シートが即座に完売する人気になりました。
MFJとレースチームは、レースファンと現地に足を運んでくれる熱狂的なファンを第一に考えるべきで、レース運営は最高のサービス業なんですよ。 そのサービスを提供する会社組織の取りまとめがMFJ。
一部有名チームがファンを無視した発言をしているのを聞きますが、ホント残念だしクソくらえ!!
レースの魅了をもっと伝えて、レースの楽しさをもっと知ってもらう。
日本中のライダーのバイクライフの一部に、全日本ロードレースを取り込んでもらえるような魅力あるレースにしたいですね。
Andyも微力ながら、一人での多くのレースファン獲得につなげられるよう、ガンバリマス!!
Let’s Fun! Ride! Run!
Andy