こんにちは!MOTO-ACE-BLOGerの@Andyです。(You tubeチャンネル→MOTO-ACE-VLOG)
バイク盗まれました…#拡散希望 #情報求む なんてTwも非常に悲しいですが、バイク仲間が事故で怪我をしたり、亡くなってしまうニュースはもっと悲しいですよね。 そしてかなり高い確率でyahooニュースに掲載されます。
すると世間やバイクに乗らない近しい仲間は「やっぱりバイクは危ないよね。」とか「体が外に出ていて守ってくれないもんね。」などとお決まりのセリフが出てしまいます。
もちろんライダーとしてはそんなセリフは聞きたく無いですが、やっぱり故人を責める訳にもいかず、バイクを悪者扱いされてしまうことは、ライダーも理解すべきなのです。
ライダーが事故で亡くなると、仲間、家族、バイクライフをエンジョイしている全ての人が深い悲しみに包まれてしまいます。 親友の死をきっかけにバイクを降りてしまう人もいるでしょう。
助かったけど、大怪我をして周囲からバイクを反対される方もいるでしょう。
事故の事がトラウマになり自ら降りる人も居るでしょう。
つまり事故を起こせば原因が何であろうが、自分が大好きなバイクは悪者になり、ライダーの輪が途切れてしまいます。 やっぱりバイクに乗るからには楽しく!そして長く! 乗りつづけて欲しいと思います。
やっぱりバイクを楽しむ基本は「安全運転をして、無事故無傷でおうちに帰る!」事がスタートだと思います。
この記事を読んで、初心者の方が「ココに注意して運転するのね!」と少しでも知識を増やして事故を未然に防ぐライディングに繋げてもらえたらこんなに嬉しい事はありません。
この動画は典型的なバイクの右直事故×サンキュー事故です。 ↓↓なぜこのような事故が起こってしまうのか? 共に考えていきたいと思いますので、どうぞ最後までお付き合い下さいm(_ _)m
バイク事故の半数は「出会い頭」と「右折時」*俗に言う右直事故で占められています。 きっと教習所に通った時、「バイクは小さく認識されてしまうから気をつけましょう」的な事を教わった方がほとんどだと思いますが、現実もやはりその通りと言う事です。
私のツーリンガー歴18年、U.Sツーリング3回、レーサー歴13年(レース歴は一般道では関係ないけど・・)の経験も交えながら事故防止のポイントを抑えたいと思います。
約半数が出会い頭と、右折時に発生している事がわかります。 右折時というのは、バイクが直進でクルマが右折する時の事故です。 統計をとる時、第一当事者、第二当事者という分類をしますが、第一当事者は過失割合が高い方を指します。
つまり交差点を直進バイクの方に優先権があります。クルマの右折はバイクを優先させる義務があります。 その場合に起こった事故は、優先権を無視し過失が大きいクルマが第一当事者となり、事故名はクルマの「右折時」とります。
記事の目次
1. バイクの事故は第二当事者になる事が多い
- 人身事故を起こした場合、過失割合の高い側を第一当事者と言います。
- 過失割合が同じ場合、より大きな怪我をした側を第一当事者と言います。
- 人身事故を起こした場合、過失割合の低い側を第二当事者と言います。
- 過失割合が同じ場合、より小さな怪我をしが側を第二当事者と言います。
まとめると、事故を起こした責任がより大きく重い側が第一当事者になる。と言うことになります
二輪乗車中死傷事故
このデータをみると、バイクを運転していて事故を起こした場合、その70%が第二当事者になっていることがわかります。
つまり、バイクで事故を起こすと被害者になる割合が圧倒的に高い事を示しています。
四輪乗車中死傷事故
右のクルマに乗っている時のデータを見ます。 こんどは62%が第一当事者になっています。 つまり加害者になる割合が多い事を示しています。
このことから、バイクを運転して事故にあった場合、被害者になってしまう場合が多い事がわかります。
2. バイク事故は”出会い頭”と”右折(右直)”が多い
出会い頭が突出しています。 そして、件数も多く第二当事者(被害者)になってしまうのが右折事故(右直事故)です。
「速度差が大きい」事が大きな要因として考えられます。
バイクは法定速度近くで交差点に侵入します。 ぶつかる相手であるクルマは右折待ちですから完全停止。
そのクルマがそろそろ〜っと歩くスピードくらいで交差点へ侵入。 → バイクはまさか出てくるとは思わずブレーキを掛けるが全く間に合わずクルマへ激突してしまう。 よくある事故の典型的なパターンです。
速度差は本当に危険で、サーキットでも同じ事が言えます。 安全に作られているサーキットでもルールを無視し速度差が生まれる状況になれば、一気に危険ゾーンへと突入していきます。
このグラフから、出会い頭、右折事故がバイク事故の半数を占めるんだと言う事を知るだけでも、予防運転に繋げる事ができるはずです。
3. バイクはどんな相手と事故を起こすのか?
左側のグラフが、バイクが加害者になった時のグラフです。クルマやバイク、歩行者など大きな偏りがありません。
対して右側のグラフはバイクが被害者になった場合です。もう圧倒的にクルマから被害をうけている事がわかります。
ちなみに、クルマにのっている人で、4台に1台は任意保険未加入ですからね! 相手から保険金は受け取れません! みなさんは自分自身への保険への加入は大丈夫ですよね!?
「保険入ってないとか意味わからん!」じゃないのです。→バイク保険の現実を知れる記事
4台に1台は任意保険未加入と言う事実を知った上で、自分自身を自分で守るんです。 会った事もない第三者の保険加入に期待などしてはいけません。
このグラフから、バイクを運転中に事故に遭った場合、被害者になる確率が高くその相手はクルマである。と言う事が言えます。 やはりいくら体を鍛えているライダーでも相手が鉄とアルミの塊では勝つ事はできません。
ひとたび事故に遭うと、ライダーは大きな被害を受ける事がデータからも明白になっています。
だからこそ!! この動画のような事故は、日本全国のいたるところに溢れています。↓↓
*お互いに事故を起こしたくて起した訳ではありません。 ここから何を学びどう活かすか?が重要です。
- バイクの後続が交差点へ進入している事からバイクの信号は青であった。
- 衝突の直前にクルマはブレーキを掛けている。→バイクを認知するタイミング遅い!
- クルマ側の過失割合は大きいが、怪我は圧倒的にライダーが大きい。
このような事が考えられます。 もちろんライダーとしては「ナニ信号青のくせに勝手に出てきてんだよ!フザケンナ!!」と思う事は当たり前だし間違ってないと思います。
しかし、広く全国の事故に目を向けてみれば、特段珍しい事故ではない!!事も事実なのです。
悪いのは相手(クルマ側)なのに、大怪我もしくは重大なダメージを受けるのは、ライダーだけ・・・。
長く乗り続けているベテランライダーに、交差点で気を付けている事を聞くとほとんど、この右折車を毎回注意してみている。 と帰ってくると思います。 それだけ昔からあるバイク事故の形態であると言って間違いありません。
ちょと近寄りがたいパイセンでも、この部分はそれぞれが独自のノウハウを持っているので、本当に参考になります。 何かタイミングが合えば、「交差点の右折車のどんなところに気を付けていますか?」と聞くと、その答えは、とても貴重な財産になると思います!!
4. 出会い頭、右折時の事故発生の要因とは
なぜこんなにもクルマのドライバーはバイクに被害をもたらしてくれるのでしょうか? その要因を知れば対策できるかもしれません。
バイク側が被害者で、クルマ側が加害者になった時のグラフです。 どちらも「発見の遅れ」が事故発生の直接原因になっています。
もちろん、クルマのドライバーもライダー目掛けて事故をわざと起こしている訳ではありません。
しかし、このグラフが示す通り約90%のドライバーが発見が遅れてしまうのは偶然では無く必然と言っていいでしょう。
逆に言えば、「自分(クルマ側)がバイクとの距離を正確に認知する事」はクルマのドライバーにとってとーーてーーもーー難しい!!! 事なんだよ!! と、我々ライダーも知っておかなければなりません!!。
バイクは見つけてもらえない!! バイクは見つけてもらいにくい!! この宿命は今後も変わる事は無いと思います。
5. 昼間と夜間でバイク事故発生率に差はあるのか?
バイク事故の昼夜による差 左:昼間、 右:夜間
昼間は出会い頭事故が多く、夜間は右折事故が多い事がわかります。
夜はドライバーからヘッドライトしか見えませんから、さらに発見しづらい状況である事がこのグラフから読み取れます。
つまり夜間のライディングは、あらゆる人から発見してもらえない! と言う事です。 これを強く!!強く!!肝に銘じてください。
- 夜間の国道の交差点を直進するとき、右折待ちのクルマが居たらそれはもうロックオン完了済みです!!
- アイツは自分を狙って必ずテポドン発射してくるぞ!!
- しかも命中率は100%だぞ!! と考える義務があります!!
5. ANDY実践中の右直事故予防対策
予防対策1. 自分が先頭で交差点に入る時は停止できる準備!
すり抜けをして交差点で信号待ちする事があると思います。
バイクは加速性能が良いですから結果、次の交差点に先頭で進入する事が多くなります。
その交差点に右折車がいると、バイクと自分より後続のクルマが視界に入っています。
この時仮にトラックが少し後ろにいると、ドライバーはバイクが遠くに見えてしまい、間に合わないのに間に合うと勘違いして右折を開始してしまいます。
こうなっても止まれるように、自分がバイクで交差点に一番に進入する時は必ず右折車の有無を確認します。
もしウィンカーを出している右折車を認知したら、右折してくる事を予測して、ブレーキを掛けて止まれるスピードまで減速します。
一般公道でもサーキトでも速度差が重大な結果を招く、恐るべき要因です。 ノーブレーキで突っ込むのか? 減速しながら最後止まれずコツンと行くのか? で結果には大きな差が生まれます。 ここが大きく生死を分けると言っても過言ではないでしょう。
予防対策2. 他のクルマと並走して交差点に進入する!
普通乗用車なら、クルマのフロントタイヤの横の位置で、隣の車線を走ります。 クルマはバイクに比べ認知性が高いので、そのクルマを利用します。 ただし、並走するクルマの真横は、位置によってドライバーから死角に入ってしまう可能性が高いので、避けたほうが無難です。
予防対策3. 夜間は右折車優先と思え!
もちろん、直進車が優先なのは間違いありませんが、 バイク単独ではヘッドライトの光が小さすぎて相手からは判別がつきません。もういっそのこと、右折車が優先なんだ! くらいの心構えでちょうど良いでしょう。
予防対策4. クルマの隊列が不自然に空いている時は何かある!
典型的なサンキュー事故ですよね。
この他にもすり抜けをしていて前方に不自然に車間があいた場所があったら、そこには必ず何か居ます!! その時に止まれるスピードで走行しなくてはいけません。
スリ抜ける時は、「クルマの渋滞速度+10km/h」くらいが、すぐに対処できる速度と思います。
6. バイク死亡事故原因のまとめ
- 事故の半数は、「出会い頭」と「右折時(右直)」である。
- バイクは被害者になる場合が多い。
- 事故の相手はクルマである事がほとんど!
- 夜間走行は特に右折事故に遭う確率が高くなるので要注意!!
事故の情報も一昔前とは違い、TwやFBで簡単に目にする事ができるようになりました。 昔は新聞記事か、バイク雑誌の中で啓発記事として見る、またはスカイポート亀石の男性トイレの張り紙を見るくらいしかありませんでしたよね。
「そんな写真をTwで流すんじゃ無い!被害者の事も考えろ!」という意見も毎度の如く散見され、私もその通りと思います。
しかし、ネット空間において倫理的に良くない事を、全て無くす事ができるとは思えませんし、大きな事故の記事は新聞記事にする事ですらNGと言う事になります。
きっと皆さんも長野県で起きたスキーバスの事故の報道は、社会人であれば当たり前のように知っており、新聞やTV、ネットニュースなど様々な報道から写真や状況を見た事でしょう。
だからこそです!!
バイクが横たわったり、グシャグシャになったバイク、ライダーの悲しい写真が流れてきたら、自分を戒め、家族と仲間の顔を思い出し、安全運転の意識を高める事に使うべきなんです。 「こいつなんて写真流してんだよ! 頭湧いてんのか!?」とリプ飛ばす時間を、自己への戒めの時間に使った方がどれだけ有効なことか!!
仲間、家族、バイクが好きなライダーの全員の為になるはずです♪♪ Andy自身も自分への戒めとしてこの記事を書きました。
バイク保険は相手の為に加入するの??
それから、日本の道路を走行している車両の4台に1台は無保険車である事を、改めて肝に命じなければなりません。 この記事のデータにあるように、バイクに乗っていて事故に巻き込まれてしまった場合、圧倒的に被害者になってしまう場合が多い事はご理解頂けたはずです。
相手が大学生で、無保険のクルマだったらお金を受け取る事はデキマセン!! 受け取るまでに揉めにモメ、長い時間が掛かります。 その間、被害者であるライダーは自腹で立て替えなければなりません。
→ほとんどの人が知らない事故の損害賠償金は必ず受け取れる!と言う大きな勘違い
弁護士費用特約を付帯していれば、そのメンドくさい交渉事もすべて無料で頼む事もできますし、自分の保険で保証する事もできます(等級キープOKなど様々なプラン有り。)
今はネットのおかげでとても複雑だった事が便利に簡単になりました。
- 事故に遭遇してしまった後の手間の多さ
- ネット保険の見積もりに入力する3分の時間
どちらが手間がかかるか?? 考えるまでもありませんね。
任意保険とは「”自分とその家族を守る為”に、加害者へ賠償する最善の方法」なのです。
様々な手厚い保証を最適な掛け金で受けるには、複数の見積もりが必要です。 また、まだ未加入のライダーはこれを機に自分をもっと大切にしてほしいと思います。
ライダーは事故に遭うと被害者になってしまいます。 25%の確率で相手(加害者)は保険に入っていません。 「なんであいつ保険に入ってねーんだよ!! 社会人として当たり前だろ!! フザケンナ!!」は通用しません。
それでも加害者を信用できるなら任意保険に加入する必要はないと思います。
まず保険に興味を持ち、バイクライフを比較する事が、自分と家族を守るスタートラインです↓↓
微力ではありますが、この記事が1件でも悲しいバイク事故を減らす事へつながれば幸いです。Let’s Fun! Ride! Run!
Andy