
毎日70件の右直事故が発生しています。 昨日も70件の右直事故。明日も明後日も毎日70件起こっている事故です。 ライダーは右直事故と向き合わなければ簡単に死んでしまいます。 どうすれば長くバイクに乗り続けられるのか?
その答えは、「右直事故を知る事」にあるのです。
こんにちは!@Andyです。
春~秋のバイクシーズンは毎週末楽しくツーリングにでかけ、美味しいビールを飲む人が居る一方で、ライダーが事故死し悲しみに包まれる人も必ず存在します。
そしてライダーが最も多く死亡する確率が高いのが、ご存じ「右直事故(右折事故)」です。 自動車学校でも習うし事故のニュースを多く目にしているはずですよね。
この記事は
- 1日あたりの右直事故件数が分かる
- 死亡しない回避テクニックを知れる
- ライダー必須の心構えが分かる
そしてもう一つの前提として、↓記事をご覧いただく事を前提に書いていますので、まだの方は先にお読みください
この記事を10分読み正しく理解するだけで絶対右直死亡事故を回避できます。
この記事は実際に全国ニュースになったバイクとクルマの右直死亡事故をまとめています。 ライダーはバイクで死んではいかん!!
全てのライダーへの戒めとして事故から学ぶ義務があるのです。 明日は我が身と思ってお目通し頂き安全運転への啓発へ繋がれば最高だと思っています。
記事の目次
- 必ず覚えるべき右直事故の知識おさらい
- 「バイクの発見が遅れた」脇道から国道に右折のトラックと衝突 バイクの56歳男性死亡 北海道旭川市
- 「バイクに気づかなかった…」直進の大型バイクが右折車と衝突 バイクの34歳男性が死亡
- 交差点で直進バイクと右折車が衝突 バイクの20代位の男性死亡 車運転していた69歳男逮捕
- 香川県右直事故で19歳少年死亡
- 米軍属運転の車が衝突事故、バイクの男性死亡 沖縄
- 衝突され男性死亡 右折車の77歳「気付かなかった」
- T字路左折しようとした大型トラック 直進してきた大型バイクと衝突 バイクの22歳男性死亡
- たった30分で無事故運転ができるようになる動画
- バイクのライダー死亡右直事故まとめ
必ず覚えるべき右直事故の知識おさらい
知識1. バイクの右直事故件数
- 年間約25,000件の右直死傷事故が発生
- 1ヶ月当たり2,083件
- 1週間当たり520件
- 1日当たり68件
言える事:右直事故は全国津々浦々、毎日起こる事が当たり前。 何も珍しくない。
この記事を読んでいる”今日”も70件のバイク×クルマの右直事故が発生。
”明日”も70件のバイク×クルマの右直事故が発生。
その内、報道されるのは1件の死亡事故のみ。 大けがなどは報道されていないが、今日も誰かがケガをしているのである。
知識2. 右直事故が起こる原因のランキング
- 1位:87%、発見の遅れ
- 2位:12%、判断の誤り (先に行けると思ったなど)
言える事:ドライバーがライダーを発見する事が不可能。 なぜなら瞬時に直進バイクと自分(ドライバ)との距離を正しく認識できる性能を、人間は持っていないから。
人間はチーターより速く走る事はできない。 それは人間の脚力は時速約30km/hが限界だから。
時速120㌔で走る事はウサイン・ボルトでも無理。(当然ですよね!)
同じように人間の視力は、”極めて短時間で自分と移動物体との距離を正しく目測する事が不可能”である。
つまり右折車には「無理だよ!? 無理なんだけど、直進バイクと自分との距離を正しく認識しろよ!」と矛盾を常に突き付けられている状態である事を、キモに銘じるべし。
知識3. ライダーが持たねばならぬ心構え
- 右折車(者)は人間のスペックを超える要求をされている
- 正しく自分(バイク)との距離を把握できない生き物が右折待ちをしている
- 右折車は必ず出てくる。しかも間に合わないタイミングで。
法律上、待つ義務があるのは右折車。 直進であるライダーがもちろん優先。
しかし人間のスペックを超える領域を要求したところで不可能である事は明白である。 いくら直進が優先だからといって相手を攻めても自分のケガや死を防ぐ事には何ら意味がない。
「青信号で、何も考えず右折車の待つ交差点へ進入する事は、すぐ死ぬことである。」
「黄信号で、何も考えず右折車の待つ交差点へ進入する事は、瞬死することである。」
「赤信号で、何も考えず右折車の待つ交差点へ進入する事は、自殺することである。」
知識3. 具体的な回避アクション2つ
- 自分が通過する交差点には「右折車」が居るのか絶対確認
- 「右折車」が居たら出てくるので、停止できるよう準備する
右折車は「出てきて当たり前」なのである。
右折車が「出てこなかったら超ラッキー」なのである。
ここを逆に考えているライダーがあまりに多すぎるので必ず覚えること!!
法律通りに自分が優先だ!と勘違いしたまま右折車の待つ交差点に進入してはならぬ!! 決してならぬ!!
知識4. 遠くに見られるライダーの行動とは?
- 交差点を先頭で発進する。
- クルマの切れ目で交差点に進入する
- トラックを追い越した後に交差点に進入する
- 帰路についたとき、進行方向に自分の影が見える
上から3項目はどれも、ライダーの後方にトラック・クルマの顔面をしたがえて交差点に進入するパターンである。
右折ドライバーの(人間の)性能を超える領域で、距離を目測しなければならない事に加えて更に、ライダー自ら相手に勘違いさせるシチュエーションを作っている事をライダーは認識すべし。
つまりライダー自ら目の錯覚を誘発させている行動なんだ!と言うことを理解すべし!!
右直事故を起こしたドライバーのセリフはこの一言に尽きる。「急にバイクが出てきた」と。
自分の進行方向に影が見えると言うシチュエーションは、対向車は逆光の状態であると断言できる!!
もともと距離の目測を正しく行えない事に加えて更に、ドライバーが眩しくて前が良く見えない状況なんだ!! と言うことを理解すべし!!
「バイクの発見が遅れた」脇道から国道に右折のトラックと衝突 バイクの56歳男性死亡 北海道旭川市




北海道放送記事 2019/10/7(月) 11:35配信↓
6日午後、旭川の国道でバイクとトラックが衝突し、バイクに乗っていた56歳の男性が死亡しました。
6日午後4時ごろ、旭川市神居町神居古潭の国道12号線を札幌方向に走っていたバイクと、脇道から国道に右折してきたトラックが衝突しました。
この事故で、バイクに乗っていた苫小牧の歯科医師・松尾光洋さん56歳が死亡しました。
警察は、トラックを運転していた会社員の佐渡健太容疑者33歳を過失運転傷害の疑いで現行犯逮捕しました。
佐渡容疑者は調べに対し「バイクの発見が遅れた」と話しているということです。
ポイント!!
・原因:バイクの発見が遅れた
「バイクに気づかなかった…」直進の大型バイクが右折車と衝突 バイクの34歳男性が死亡




東海テレビニュース 2019/10/2(水) 11:16配信↓↓
1日夜遅く、愛知県一宮市で乗用車がバイクに衝突し、バイクを運転していた男性が死亡しました。
1日午後10時半ごろ、愛知県一宮市神戸町の信号のない交差点で、右折しようとした乗用車が直進してきた大型バイクに衝突しました。
この事故で、バイクを運転していた小牧市の非常勤講師・成瀬庸祐さん(34)が病院に運ばれましたが、出血性ショックで間もなく死亡しました。
警察は乗用車を運転していた会社員・金谷英生容疑者(48)を過失運転致傷の現行犯で逮捕していて、調べに対し、金谷容疑者は「バイクに気づかなかった」と話しているということです。
ポイント!!
- ドライバーは「バイクに気づかなかった」
- 夜間発生の事故
交差点で直進バイクと右折車が衝突 バイクの20代位の男性死亡 車運転していた69歳男逮捕
東海テレビニュース 2019/10/01日 01:10配信↓
愛知県豊田市で30日午後、バイクと乗用車が衝突する事故があり、バイクを運転していた男性が死亡しました。
30日午後2時すぎ、愛知県豊田市錦町2丁目の信号のある交差点で、直進してきたバイクが対向車線から右折しようとした乗用車と衝突しました。
この事故で、バイクを運転していた20代くらいの男性が病院に搬送されましたが、まもなく死亡が確認されました。
警察は、乗用車を運転していた豊田市の自営業・小林正男容疑者(69)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しました。
調べに対し、小林容疑者は容疑を認めていて、警察は男性の身元の確認を急ぐとともに、容疑を過失運転致死に切り替え、事故の原因を詳しく調べています。
(最終更新:2019/10/01 12:20)
ポイント!!
- 交差点進入時、「あの右折車出てくるかも」と思えていたら・・・
香川県右直事故で19歳少年死亡
19日午後9時15分ごろ、香川県高松市内の県道で、交差点を右折しようとしていた軽乗用車と、対向車線を直進してきた2人乗りバイクが衝突する事故が起きた。この事故でバイクを運転していた19歳の男性が死亡。同乗していた別の19歳男性が重傷を負っている。
香川県警・高松北署によると、現場は高松市木太町付近で片側2車線の直線区間。交差点には信号機が設置されている。軽乗用車は交差点を右折しようとしていたが、対向車線を直進してきた2人乗りバイクと衝突した。
衝突によってバイクは転倒。運転していた同市内に在住する19歳の男性が頭部強打でまもなく死亡。後部に同乗していた19歳男性が足を骨折するなどの重傷を負った。警察はクルマを運転していた同市内に在住する34歳の女を自動車運転死傷行為処罰法違反(過失傷害)の現行犯で逮捕。1人死亡後は容疑を同致死傷に切り替え、調べを続けている。
聴取に対して女は「衝突するまでバイクの存在に気がつかなかった。当たって初めて気がついた」などと供述しており、警察では安全確認の怠りや、漫然運転が事故につながったものとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。
ポイント!!
- ドライバーは全くバイクを認識できなかった
- 夜間の事故である
- ライダーが「あの右折車出てくるな・・・」と思ってくれていたら結果はどうなっただろう?
米軍属運転の車が衝突事故、バイクの男性死亡 沖縄
2019/5/26日
26日午前8時10分ごろ、沖縄県北谷町砂辺、国道58号の交差点で、直進していたバイクと、対向車線から右折してきた乗用車が衝突。バイクは転倒し、運転していた鳥海(とりうみ)勇夫さん(39)=同県浦添市=は、歩道を越えて、駐車場に止まっていたタクシーにぶつかり、全身を打って死亡した。
県警は乗用車を運転していた米空軍軍属ニコラス・A・クリステンソン容疑者(38)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で現行犯逮捕した。「バイクが来るのはわかっていたが、先に右折できると思った」と話しているという。沖縄署は容疑を過失運転致死に切り替えて調べる。現場は片側3車線の直線道路。
ポイント!!
- 屈強な成人男性でもバイクとの距離を正しく把握できない
- バイクが来ることを知っていても、防げないのが右直事故 ←最も恐れるべし!!
衝突され男性死亡 右折車の77歳「気付かなかった」
2019/5/27↓
77歳の男性運転手は相手に気付かなかったと話しています。
27日午前0時前、新潟県見附市で交差点を直進してきた軽乗用車と
反対方向から右折しようとしたトラックが衝突し、
軽乗用車を運転していた矢沢志郎さん(40)が搬送先の病院で死亡しました。警察はトラックを運転していた卸売業の五十嵐久容疑者を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕しています。
五十嵐容疑者は「相手に気付かなかった」と話していて、警察が詳しい事故の原因を調べています。
ポイント!!
- 直進車に気づかない
- クルマでも見落とされることが多々ある
- クルマより面積の小さいバイクはもはや透明と思うべし!!
T字路左折しようとした大型トラック 直進してきた大型バイクと衝突 バイクの22歳男性死亡
2019/10/28↓
名古屋市港区では28日夜、大型バイクと大型トラックが衝突する事故があり、大型バイクを運転していた男性が死亡しました。
28日午後11時半ごろ、名古屋市港区空見町の信号のないT字路で、左折しようとした大型トラックと直進してきた大型バイクが衝突しました。
この事故で、大型バイクを運転していた岡崎市の会社員・金子順哉さん(22)が全身を強く打ち死亡し、警察は大型トラックを運転していた大羽健之容疑者(36)を過失運転致傷の現行犯で逮捕しました。
現場には大型トラック側に一時停止の標示があり、警察は容疑を過失運転致死に切り替え、当時の状況を詳しく調べています。
ポートメッセ名古屋へ通じる片側三車線の大きな道路です。 金城ふ頭へ向かう方面へバイクが直進走行中、カーキャリアカーが左折を開始してしまい、バイクがキャリアカーへ衝突。 22歳と言う若さで亡くなってしまいました。
夜はクルマ通りも少なく見落とされてしまった可能性もあります。 若しくは遠くにいると錯覚されてしまったのか。
いずれにせよ、右折車や左折者は自分(ライダー)を見落とし、出てきて当然! という前提で考える必要があります。
今回の事故ももちろん一時停止義務のあるキャリアカーが、バイクを待たねばなりません。 優先権は間違いなくバイクです。 しかし大きな被害を受けるのは優先権のあるライダーです。
あっちが悪いなどと言う事には意味がありません。 死んだらいかん。 ライダーは常に全国どこでも見落とされるぞ! と思う事がこの事故から学ぶべきことだとAndyは強く思うのです。
※今後、事故事例を追記していきます。
たった30分で無事故運転ができるようになる動画
↑この動画に身を守る為の知識と道具の全てがあります。 たった30分ですからご覧ください。
バイクのライダー死亡右直事故まとめ
右直事故に遭うライダーは、悪くないのにライダーが死んでしまいます。
ライダーは悪くないのに、ドライバーの証言だけが採用されライダーが悪者になる事も多くあります。
正しい知識と正確な認識を持てば何も恐れる事はないし死ぬ事なんてありません。
どうか回避テクニックを実践し続け、ずっと楽しいバイクライフを送り続けて欲しいと切に願います。
※必ず読んで欲しい記事→広島でライダー死亡の右直事故|この事故から学び事故防止のライディングを知る
Let's Fun! Ride! Run!
Andy