お役立ち記事!
知らないうちに切れている!タイヤと一緒に交換すべき部品チューブレスバルブ
バルブに亀裂が入る!
マルク
CBRに履かせるタイヤは何がいいかな? ソフト?カットスリック?
ミック
カットスリックだなんて冗談だろw ところでマルク、タイヤを替えるもの良いが、ちゃんとバルブも一緒に交換しているんだろうな!?
マルク
バルブ?? 買ってから一度も変えた覚えはないよ。。。ってかバルブってなに??

実はこの部品、ベテランでも知らないライダーが多いんです。 統計によると、馴染みのバイク屋でタイヤ交換しているライダーほど知らないパターンが多くなっています。(自分しらべ)

なぜか? それはブロ意識出まくりのショップオーナーが、タイヤ交換の依頼を受けると、有無を言わさずタイヤと同時にチューブレスバルブも交換してしまうため、バイクオーナーに交換した情報が伝わらないwww!  毎回新品になっているのに、バイクの持ち主は気付かないww!

コレ、ウソのようで本当の話なんです! もちろんゴム部品ですから、タイヤと同じタイミングで交換する事は正しい判断です。 しかし、このチューブレスバルブも機能部品なのでカスタムしたり、少しの投資で空気入れ作業を楽に行う事ができます。 よく見て触っているのに以外に知られていない部品、チューブレスバルブ。 知識を増やしてタイヤ交換する時の楽しみを増やしてもらえたら嬉しいです♪

1. チューブレスバルブとは?

タイヤに空気を入れる時、エアー源と接続するこの部品です!

バルブに亀裂が入る!

このタイヤに空気を充填する時のジョイント部品を「チューブレスバルブ」と言います。自転車にも同じような部品が付いていますし、バイクの免許を取る時、教習所でも空気の入れかたを教わったと思います。 黒いキャップと取り空気を入れます。 入れた後はエアが逆流しないように漏れを防ぐ構造になっています。

バイク用品店で仕事をしていた時は、亀裂の入ったチューブレスバルブは週に3回、亀裂が発展して「パンク」修理で入庫するお客さんが三ヶ月に2人くらいの割合でご来店下さいました。(毎度アリ!w)

亀裂が発展してパンクし、入庫するのは、だいたい午前中が多かったです。 ナゼ午前中なのか??  それは、

ツーリングに出かけ、ガソリンスタンドで給油。 ついでに空気も補充!

スタンドの空気入れの先端が、クルマ用になっていてバルブと接続しづらい!

アタッチメントを真っすぐ刺し込む事ができない!

みんな待ってるしアセる〜。。早く!早く! バルブを無理やり曲げて空気を充填!

すでに亀裂が入っていたチューブレスバルブは耐えきれず首がモげる。

空気が漏れ、あえなくツーリング終了。

バイク屋に駆け込む

だいたいこんなパターンでした。 リアタイヤはスペースが比較的広いのでなんとか入れられますが、フロントタイヤはダブルディスク仕様なんてバルブを斜めにしなきゃ絶対入れられません。 中にはスタンンドの兄ちゃんにバイク好きな人がいると、バイク用アタッチメントを貸してくれる親切なお店もありますが、やっぱり圧倒的にクルマ用アタッチメントの方が多いです。

2. クルマ用アタッチメントはコレ!

全国のスタンドに必ず置いてある接続アタッチメントだよ!

ま〜入れ難いったらありゃしない。 ミドルサイズより大きいバイクはフロントもリアも両方入れ難いです。  やってやれなくは無いですが、バルブを斜めにしないと入らない事と、ブレーキダストで汚れたホイールでグローブや手を汚してしまう事も好きになれません。

先に記したように、そもそもバルブが劣化していた場合、このアタッチメントで空気を入れる時にトドメを刺してしまう可能性があります。

 新品に近い状態や、ゴムに弾力があれば、斜めにしたり曲げたりしても切れる事はありません。

3. ライダーが選ぶべきエアバルブはコレ!

カスタムホイールで有名なGALE SPEEDのエアバルブです。このバルブだけにある特徴として、ネジ部に対し、バルブの開き角度が106°(逆方向は74°)の角度を持っている事です。この106°の角度によってどんなメリットがあるのでしょうか?

角度106°のメリット
  • 一般的な90°に比べ接続する角度が緩やかで、ホイールとクリアランスが広がり傷付きにくくなる。
  • エアキャップを外す時、指やグローブがホイールに触らない為、汚れない。
  • Andy Angle(詳しくは後述)にする事でフロントがダブルディスクのバイクも楽々空気補充♪♪

適合:国産車でチューブレスタイヤならメーカー、排気量に関係なく全ての車種に適合します。  *但しヤマハのV-Maxなど一部特殊仕様は除く

 

上の図の赤丸で囲った部分が作業スペースを表していいます。 106°の角度のおかげで、キャップを指でつまみ開ける作業がとてもやりやすいのです。 洗車してしばらく経つとホイールはブレーキダストやホコリですぐに真っ黒になってしまいます。そんな時ホイールに触れてしまうと指やグローブも真っ黒に・・・涙。  この角度がその悩みを簡単に解決してくれます。  そしてアルミ製なので、GOLD,BLACK、SILVERの三色ラインナップもカスタム好きには嬉しいですよね。

 

ベストな取付角度は45°!! (アンディーアングル)

これは私がバイクセブン名古屋店に勤めていた時に開発した取付け角度の事です!w 全国バイク用品店、バイク屋多しと言えどもこの角度で取付けているのは、バイクワールド名古屋店と、モーターサイクルショップライドオンの2店舗ではないでしょうか?

 

バイク真横からバルブを見た時、進行方向45°の角度で装着すると良いよ!
45°の角度はガソスタのアタッチメントを接続しても棒の部分がディスクにヒットしないよ!

 

普通はこのように進行方向に対して90°(真横)に向けて装着します。

45°の角度は何が良いのか? それは、ブレーキディスクと、ホイールクリアランスの最も広い部分を利用できる事!

106°にバルブが開いていることで指の作業性が良くなる代わりに、空気を入れる棒をセットすると今度はディスクとのクリアランスが近づいてしまいます。 国産SS車は、ディスクサイズがφ320なのでギリギリ大丈夫なのですが、やっぱりクリアランスが広い方が良い事は間違いありません。

そこでAndy-angleにすると、ホイールとディスクのクリアランスのど真ん中を通す事が出来るようになる。 指も広く! アタッチメントとのクリアランスも広く! この2つを両立できるのは、「GALE-SPEEDのエアバルブ X Andy-Angle」 の組み合せだけ! これをやっておけば、全国どこのガソリンスタンドへ行っても簡単且つ確実に空気を入れられます!

 

外車は穴径が違うので要注意!

国産車のホイールは、バルブ取付け用の穴径がφ11.5mmです。 対してBMWやDUCATIなど外国車はφ8.5mmです。 サイズを間違えると装着できませんのでご注意ください! またマルケジーニやOZなどの社外ホイールもφ8.5mmですのでお間違いなく!

 

4. エアバルブはいつ交換できるの?

このエアバルブはタイヤをホイールから外した時でなければ交換できません。 空気を抜いただけでは外す事ができないのです。 ですから必然的にタイヤ交換のタイミングしかありません。 名高いバイク用品店のほとんどは、この部品を在庫しています。  しかしスタッフの中にはアパレル担当専任といった方も居る為、知識レベルも様々です。 タイヤ担当は必ず知っていますしむしろススメてくるはずです。(スタッフとしては当たり前の姿) 一度も交換した記憶のない方、中古で購入し前回の交換がいつか不明な場合などは絶対に交換しましょう!


5. バイク用エアバルブの種類

エアバルブにも様々なタイプがあります。 コストや機能など選ぶ参考になれば幸いです。

種類1. TR412ストレート型(直型)

最も安価な純正仕様で二輪国内シェア90%を誇る太平洋工業社が生産しています。

「TR412」と言う規格で販売されています。 1台分2個セットで350円程度です。

中国製のバルブは2個セットで350円程度で販売されています。  用品店やバイク店によっても違いますが、タイヤ交換と同時で凡そ250円程度だと思います。  (単品買いはもっと高い)

 

種類2. LEXUS純正品メッキ仕様!

アメリカンなど、メッキパーツを多用しているバイクに似合うレクサス純正バルブです。穴径はφ11.5mmなのでもちろんバイクにも装着可能です。

メッキタイプのLEXUS純正!
ゴム部分は見てはイケないようですね...。

LEXUS純正品番:90942-05028です。  ネット価格で凡そ1個350円ほどですね...。 ん? メッキ無しのバイク純正より安い...。

 

種類3. アタッチメントタイプ

エアチャージの度に装着するアタッチメントもあるよ!

どうしてもエアチャージがやりにくい!! ってオーナーは、エクステンションアタッチメントを使う手もあります。 ビッグスクータのリアタイヤなどはスペースがとても狭く、二輪用アタッチメントでも入れづらい事があります。  そんな時はメットインの中にこのアタッチメントを忍ばせておけばOK! これも用品店のタイヤコーナーに在庫している商品です。

 

6. バイク用エアバルブまとめ

ベテランライダーもつい忘れがちなエアバルブ。 ずっと点検していないと紫外線によって徐々に硬化しひび割れが発生してきます。明日ツーリングへ出かけるライダーは、出発前にひび割れが無いか点検をお願い致します。  もし交換が必要であれば、比較的安価にカスタムできるパーツが揃っていますので、行きつけのバイク屋やスタッフに相談してみると楽しみが一つ増えると思います。

 

  • 純正エアバルブはゴム製品なので、経年劣化によるひび割れは避けられない。
  • エアバルブはタイヤ交換と同時でなければならない。
  • カスタムパーツも多数存在する。
  • Andyオススメは、「GAEL–SPEED X 45°」見た目、機能ともに最高!!
  • アメリカンなどメッキパーツ多用しているバイクはLEXUSもアリ!
  • 用品店スタッフからバルブに関する案内がなければ、知識が乏しいのカモ...。

 

タイヤ交換の楽しみを増やしてもらえたら幸いです♪♪

Let's Fun! Ride!! Run!!
Andy

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