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コーナリングスピードアップを狙いギヤ使いを練習|鈴鹿サーキット練習

こんにちは!MOTO-ACE-BLOGERの@Andyです。

いよいよ今週末に全日本ロードレースが栃木県のツインリンク茂木で開幕しますね!!  そして2週間後の4月21、22には鈴鹿サーキットでRd.2が開催されます。

2018年の8耐へ参戦する切符をGETすべく、Meiwa RacingからRd.2鈴鹿へエントリーしていてまずは予選を通過しなければなりません。  しかし今年はフル参戦チームが激増し、往年のトップライダーがも名を連ねているんですよ。  アベノミクスの景気対策効果が効いているようで、チーム&ライダーの数と質の両方が上がってきました。

昨年の自分の実力のままでは、8耐参戦の切符どころか全日本の予選通過もできません(ヤバい)。

きっちりと自分の課題を明確にし、一つ一つを丁寧に練習し自分の実力を高めて行くしかありません。  全日本ライダーから見れば全く歯が立たない実力ですが、目標達成に向けてガンバリマス!!

 

1. ライディングにおける課題

昨年の2017年は、鈴鹿サーキットのライン取りを徹底的に見直しました。  タイヤを最も効率よく使った結果がレコードラインになるんですよね。  レコードラインを走る事が目的になるとタイムアップへ向けたアプローチを間違ってしまいます。

タイヤのグリップに余裕を持たせる(同じタイムなら転倒リスクを減らす)為、もっと楽にアクセルを開け、もっと楽に強いブレーキを掛ける事を目的に、ラインを徹底的に復習していました。

特に鈴鹿の場合、3コーナー、デグナー1コ目、スプーン入り口、で“アウトいっぱい”に寄せて進入できないとタイムも上がらず転倒リスクばかり上がる事になります。

昨年はココを考えなくてもできるくらい、徹底的に意識して練習しました。   そのお陰で今年は意識しなくても走れるようになったと感じています。

 

課題1. コーナリングボトムスピードを上げる事

Andyの実力では残念ながら10秒台を目指す事は不可能です。 がしかし13秒台は入れられると信じています。 そのタイムへ近づける為に何をするのか?

タイヤの加減速に余裕が少しできた状態で、コーナリングを攻めます。  と言ってもただ気合いで寝かし込んでリスクを取るのではなく、クリッピングポイントまでの減速Gを緩める事を徹底的に練習します。

そして取っ掛かりとしてこの2つのコーナーに重点を置く事にしました。

 

重点1. デグナー2コ目のギヤを2速で立ち上がる

今まではデグナー1コ目を1速で立ち上がっていました。 なので必然的にギヤを2→1速へシフトダウンします。  しかし今年は2速のまま進入し、2速で立ち上がります。

こうする事でエンブレが緩和され減速Gが穏やかになる → エンジンブレーキが効き難い → コーナリングスピードを向上させる狙いです。

もちろんデメリットもあって、「加速力が弱まる事」です。 ここは高いギヤで加速するからこそスピニングしずらいので、アクセルを開ける量を手前に持ってくる事でリカバリーします。 またクリップでは下りの為リカバリーしやすいはず。

メリットを最大限に活かし、デメリットを最小に留められるように今後も練習に取り組みます。

 

重点2. スプーンを3速で立ち上がる

今まではスプーン進入で4速→2速へシフトダウン、スプーン全体を2速でコーナリングしていました。

今年は4速→3速への1速落としとして、スプーンを3速でコーナリングします。 スプーンは1コ目、2コ目と寝ている時間が長く、コーナリングスピードがダイレクトにタイムに影響します。

スプーン全体のアベレージを上げる為、1速高いギヤで走行する事で課題をクリアする作戦。

またスプーンの立ち上がりは下り坂なので、加速が鈍る影響を最小限に抑える事ができると考えます。

 

課題2. ダンロップコーナー登りでアクセル全開時間を長くする

昨年のライン取りを徹底的に見直し練習する中で、ダンロップのライン取りが上手くいった時にはRrタイヤが滑らずアクセル全開にできる事に気づきました。

今年はもちろん毎ラップ確実にこなせるように練習し、更に全開時間を伸ばす事を課題とします。  アクセルを閉じるタイミングは変えず、全開にするポイントを如何に前に持ってこれるか?  ここを重点的に練習します。

 

2. 練習結果

 

総括

練習用マシンでの自己ベストタイムが2:17.358→2:16.396へと更新でき、ギヤ使い変更によるタイム短縮効果は有ると判断する。

乗ったフィーリングでは加速が鈍すぎてこりゃダメ(タイム遅い)かな!? と感じたが、ピットに戻って確認すると思いのほか悪くないのがいい意味でびっくり。 今日はギヤ使いを変えた事をとにかく練習して自分のモノにできるよう取り組んだ事が良かった。

 

デグナー2コ目

現在特にデグナー1コ目でエンブレの弱さにまだ完全に馴れておらず、寝かし込み時オーバースピードにビビってワンテンポ遅い。→結果立ち上がりラインがハラんでしまいロスしている。 寝かし込むタイミングの見究めが次回練習課題です

 

スプーン

スプーンはコーナリング中は減速し過ぎず良い。立ち上がり加速でもっと早く空けられるが、今までのタイミングで開ける癖が残っておりロス。  駆動力に適した開度に合わせ込む事が次回練習課題です

 

ラップチャート

Suzuka-04Apr2018-Laptime

このラップチャートはAndyが作ったフォーマットですがもし必要であれば、どなた様も自由にDLして使って下さい。

無料!! サーキット走行ラップタイムチャートDLページ

3. RS Taichi製エアバッグレーシングスーツ

実は最終の4本目、シケインで600ccのバイクと接触&転倒・・・。  シケインの立ちあがりでクロスラインから抜こうと思ってアウトに振ったらまさかのライン変更で自分のFrブレーキレバーがHIT!!

ヘルメットで自分のスクリーンを頭つき!!(俺の勝ちw イヤ、アライの勝ち!?) スクリーンを割り、その後グラベル上で転倒してしまいました。  幸いにもアウト一杯で摂食したのでマシンも人間もほぼ無傷だった事が幸いしました。

エアバッグが作動したので写真に納めました。 ヘルメットを被った状態では首が固定されて全く動けない!!  スピードレンジが高ければ首への負担はかなり低減できそうです。

以前HONDAに勤めていたとき、女性の元レーサーの上司と一緒に仕事する機会がありました。 その時、

女性レーサー
転倒ってね、クセが如実に現れるのよ!!
左コーナー進入でスリップダウンする人、右コーナー立ち上がりでハイサイドする人、
コーナー進入で追突されちゃう人、だいたい似たような転びかたになるのよ。

 

と言われた事を思い出しました。自分のミスで前回転んだのは、3年前に当時レプ男(CBR100RR)で練習走行をしている時、インから抜きに掛かったら接触&転倒・・・。

今回も接触&転倒・・・。  状況は違えど、他者と絡んで転倒するパターンは見事に一致している・・。 自分の認識と現実にズレを持っているようなので、ココはしっかり反省して無駄な転倒をしないように気をつけます!

それはそうと、タイチさんのエアバッグ、中々凄いです・・・・。

エアバッグが開いた状態ではメットが全く動きません。どの位の効果があるのかはわかりませんが、安心できる事は間違いありません。  今回はグラベル上で転倒した事もあり全くの無傷で済みました。

エアバッグボンベの交換方法動画!↓↓


次回は4月14日土曜日に鈴鹿サーキットで練習の予定です。

課題をクリアして目標タイム到達に向けてガンバリマス!!

 

Let’s Fun! Ride! Run!
Andy

 

 

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