鈴鹿サーキットの練習走行で転倒を防ぐ為に気をつける3つの事

こんにちは!Moto-Ace-Blogerの@Andyです。

先日、鈴鹿サーキットへ練習走行に行ってきました。 今回の練習走行の目的は身体とスピード感覚のナラシ,もう一つは・・・秘密!w

2018年にはいってから2回目の練習走行なのですが、毎回「うわぁ~、、、もったいないなぁ~、、、」と思う転倒を見かけます。  自分への戒めの意味もこめて、この情報をシェアしたいと思います。 かく言うAndyもモテギのST600選手権を走っていた頃、12月の練習走行でコースインした周に進入冷えゴケハイサイドを喰らい、鎖骨を一本献上しています(・.・;) サコツ・・メッチャイタカッタ・・・。

不要な転倒を防ぎ、鈴鹿サーキットのスポーツ走行を走るライダーの役に立てたら嬉しいです。

 

気を付ける事①. 2週目の3コーナーで冷えゴケるな!!

これは本当に声を大にして言いたい!! 外気温が15°を下回る時、鈴鹿サーキットコース上において「冷えゴケ注意報」が発令されているんです!! (と思って下さい)

外気温10°以下の場合は「冷えゴケ警報」が発令されています!! (と思って下さい)

1回目は熊本から来ていた友達が2週目の3コーナーで鈴鹿の魔物に喰われてしまいました。 昨日もやっぱり同じ状況でした。

2周目の3コーナーで冷えゴケる順序
1. 裏ストレートでタイヤが冷える。
2. 130Rは1周目でバンク角が浅く温まらない。
3. シケインはそもそも温まらない。
4. ホームストレートでガンガン冷える。
5. 1,2コーナーでタイヤ左側が更に冷える。
6. 3コーナーでキンキンに冷えた左サイドの餌食になる。

気持ち的に1周目はタイヤが冷えている事を意識して慎重に走りますが、ホームストレートを通過すると気持ちが切り替わってしまうライダーが多いようです。 更に裏ストレートとホームストレートでタイヤはどんどん冷えて行きます。

外気温10°の場合は、タイヤウォーマーで温めた温度よりも走行中のタイヤ温度の方が低くなります。 タイヤの温度は低下し、気持ちは上昇・・・。

その結果タイヤと気持ちに大きな温度差が生まれ、1,2コーナーで更にタイヤの左側は更に冷えて、やっと来た左コーナーで温まっていないタイヤ左側に足元をすくわれてしまい、ジ・エンド・・・。

これから少しづつ気温が上がり、冷えゴケし難くなるとは言え、朝一の走行枠などまだまだ冷えゴケする時期ですから、防げる転倒は防ぎたいですよね。

鈴鹿は2週目の3コーナーで冷えゴケる。

この呪文を頭の中で唱えてコースインするだけで無駄な転倒防止に繋がります。是非覚えて下さい!! 特に3コーナーの進入ハイサイドを喰らうと、ライダー&マシン共に大きなダメージを負ってしまいます。

Andyの知り合いで冬に来シーズンの新車を降ろしたその日に3コーナーで冷えゴケハイサイド、新車フレームにクラック・・・。 と言う悲しい現場を目撃しました。(ライダーはバリバリの全日本ライダー)

冷えゴケる時は何の前触れも無く、イキナリ逝ってしまいますから、是非とも気を付けて下さい。ベテランでもコケます。

特に、赤旗中断などでピットインした時にウォーマーを巻かずに待機。→タイヤ冷えた状態で再びコースインするパターンの時は本当に要注意です。

 

気を付ける事②. 必ず右端に寄り後続に合図してからピットイン!!

これも年に何度か怖い思いをします。 一番怖いのは「速度差に気付かない」、「速度差に気付いた時が遅かった時」です。

練習走行では600ccと1000ccが混走し、ライダーの技量も様々です。 同じ排気量のマシンであれば、自分の真後ろビタ付けして走っているライダーがいるかもしれません。 右足を出すなどして合図を送る(贈る)と、追突する危険性を察知でき、後続のライダーはラインを外す余裕が生まれます。

練習走行でピットに入る場合は、裏ストレートのブレーキングポイントも手前になります。 油断するとアッという間に追突されてしまう事を認識するだけで、危険を回避できます。

サーキットのストレート区間は思った以上に前の状況を認識できません。 前のライダーが近ければ近いほど視界はどんどん狭くなってしまいます。

そして追突事故が起こった場合は、追突された側が重大な怪我を負ってしまう事が多いです。

奥野 正雄選手

全日本ロードレース選手権シリーズ第5戦」「ST600クラス」の決勝6周目(全18周)の第1コーナー直前で奥野選手のマシンが電気系のトラブルでスローダウン。そこに後続マシンが激突し、6台を巻き込んだ事故が発生した。。この事故で奥野正雄が頭を強打し意識不明の重体となり、ほかのレーサー5人が軽傷を負った。
奥野選手は東北大学病院の高度救命救急センターで懸命な治療を受けていたが、9月26日午後12時49分重症脳外傷、脳ヘルニアにて死亡した。享年32歳

 

このアクシデントはAndyも観客席から見ていて、ホームストレートで起こった事故の一部始終を目の当たりにしました。奥野選手はレコードライン上でスロー走行せざるを得ない状況でした。SUOGは10%登り勾配があり前が見えないところへ、決勝中のスリップの奪い合いが重なり、後続がスロー走行しているライダーを全く認知できない状況でした。

この事故から学ぶべき事は、万が一スロー走行する場合には後続へのアピールと、自分が避難(コース外へ出る)する事を徹底する事です。

スピードレンジが高いからこそ、あっと言う間に追突されてしまう事を十分認識し、スローダウンする、ピットに入る時など速度を落とす時には、後続への合図が絶対です。 それは自分の身を守る為です。

 

M.FADLI選手

2015年アジアロードレース選手権Rd.2インドネシアのセンチュールサーキットでファドリ選手がゴール。優勝した直後に後続車に追突され、左膝を切断。

当時はかなり大きな話題にもなりましたし、今でもYou tubeで事故映像を確認する事ができます。アジア選手権のSS600クラスはレベルも高く藤原選手や清成選手、小山選手など著名なライダーが参戦していた事でも有名です。

やっぱりゴールした後でも「減速すれば速度差をもって追突される事がある!!」と肝に銘ずる必要があると思います。  意図しない大きな速度差が生まれてしまった時には、ライダーの技量に関係ありません。 速度差を生まない為の技量が違います。

 

秋谷 守選手

2012年、鈴鹿サーキットのスポーツ走行中に追突事故に遭いその後亡くなりました。大ベテランのライダーで、名門鈴鹿レーシングから8耐にエントリーし11位という素晴らしい結果を残しており同じ社内チームから出場したライダーとしてとても尊敬していたライダーです。

バックストレート右端(本当に右端でした。ライン上を走るか走らないかぐらい。)を走行しており、上体も起こして走行していました。 そこに、手前で他の車両をコース左端からパスしたAさんが右に大きく蛇行し、ライン変更したが車両が直進状態で右端に移ったところで、秋谷さんの左後方(リヤタイヤ左半分とAさんのフロントタイヤ右半分が重なるような感じ)に突っ込んだという状態です。

サーキットを走行していてコースアウトしそうになると、ぶつかるかもしれない方向へ目線が集中し、ぶつかりそうな物(人)とぶつかってしまいます。

バイクは目で見ている方向へしか曲げる事ができません。 それは一般公道も同じで「曲がれない!」と思うと、バイクを立てた状態で真っ直ぐ突っ込んでしまうのは、突っ込んだ場所を見て認知していたからです。  余裕があるときはコーナーの出口を見ています。 すると見ている方向へバイクを曲げる事ができます。

スロー走行する=追突されるリスクを持つ事になる。 と言う事をしっかりと認識して走行するだけで、結果を変える事ができます。

サーキットで追突事故が起こった場合は、後続の状況を全く確認できずに巻き込まれてしまう「追突される側」が圧倒的に不利であり、重大な結果に陥る事が多いです。 この事をスロー走行するライダーがしっかり認識するだけで、結果は大きく変わります。

鈴鹿サーキットピットインまとめ

練習走行での注意ポイント
・必ず右端に寄って後続へ合図する。
・右端に寄った後に減速する。
・レコードライン上で減速すると追突される。
・登り勾配で合図を認識できない後続が居る事を忘れない。
・前のライダーは突然減速する可能性がある事を認識する。(なるべくスリップに入らない)

レース中は別ですが、様々な技量、様々な排気量が混走するスポーツ走行だからこそ気を付けなければならないポイントです。

ちなみに、Andyの場合は裏ストレートは右端に寄り、右足を出して合図します。 そして西コースのサインエリア付近で振り返って後続の状況を確認します。

その後130Rを過ぎたら、左手で合図します。その理由は、130Rに進入するライダーに対して右足を出しても見えない位置(130Rアウト側縁石付近)があるからです。 その時は左ででピットインの合図を出すようにしています。

鈴鹿サーキット ピットインの方法

以前、某メーカーの8耐優勝候補チームが合同で鈴鹿サーキット貸切占有でテスト走行していた時、有名ライダー同士がコース上で接触・転倒しました。
幸いにもライダーに怪我はありませんでしがた、原因は突然のピットインによるライン変更を後続が避けられなかった事でした。

またTeam Greenから8耐へ出場していた柳川選手が、決勝走行中に最終コーナーでギヤ抜けしてしまったマシンに追突してしまうアクシデントがありました。

サーキットではどうしても避けられない追突もありますが、それ以上にマナーを守り知識を持つ事で避ける事のできる追突事故も数多くあります。 少なくともスポーツ走行枠は後者の方が多いと思います。

攻め込んで転倒するならライダーの実力なので納得できますが、貰い事故でマシン修復するのはやっぱり納得できないですよね。(修理費もバカにならない金額ですし・・。)

 

気を付ける事③. コースインする時は目視確認!!

ピットアウトする時は、2コーナーまでインベタで走るというローカルルールがちゃんと守られているように思います。 しかし問題はいつレコードラインに入るかです。

何度か経験がありますが3コーナーで後続を確認せずスロー走行のままレコードラインに入るライダーをたまに見かけます。 スロー走行は追突されるリスクを持っている状態ですから、レースでもない限り極力余裕を持ち、後続を目視で確認してからレコードラインに乗るとお互いスムーズに走行できます。

目視確認し易いのは、3コーナー、S字2コ目、ダンロップなどの左コーナーです。

スロットルに手を添えた状態では、右側よりも左側の方が体を捻って確認し易い状態になります。 練習走行では目を△にする必要はないので、落ち着いてレコードラインに入ればOKです。

コース上ではレコードラインを走行しているライダーに優先権があります。

 

鈴鹿サーキットのスポーツ走行で気を付けるべき事のまとめ

其の一、2周目の3コーナーで冷えゴケるな!!
其の二、右に寄る!合図出したら!ピットイン!!
其の三、レコードラインは目視確認してから乗る!!

この3つを確実に履行できるライダーが増えれば、無駄な転倒や怪我の防止につながります。 サーキットではマシントラブル、コース上の落下物、鳥との衝突、前車のギヤ抜けなど突発的に速度差が生まれてしまう事は避けられません。

その時も、「速度差は大きなリスク」である事を理解しているか否かで結果が大きく変わるはずです。なるべく速度差を生まない走り、速度差が生まれる時には後続へ合図、なるべく早くレコードラインから外れる。この事を徹底できれば、事故を減らし、事故を小さくできる事は間違いありません。

鈴鹿サーキットのスポーツ走行で注意すべきポイントを理解する一助になれば嬉しいです。

ダブルイエローフラッグと、イエローフラッグの意味の違いは知っていますか??
サーキット走行するライダーでもし知らないor忘れた方は同時にご確認ください↓↓

アクシデントが発生した時に提示される旗の意味と種類|忘れやすいサーキットフラッグまとめ

Let's Fun! Ride! Run!
Andy 

 

このブログが面白かったら
いいね ! しよう

関連記事はこちら

MOTO-ACE-BLOGをフォローしてね!!

FBに最新情報をお届けします