MotoGP Rd.18スペインGPバレンシアのレース結果は超ヘビーウェットで転倒者が8名と言う大荒れのレースになりました。更にレース1の途中で強くなった大雨にたまらずドビが手を上げアピール。 運営側も危険と判断し今シーズン初の赤旗中断。 レース2では好調だったロッシも転倒し初優勝とはなりませんでした。
こんにちは!Andyです。
やや古新聞になってしまいましたが2018年のMotoGP最終戦のレース結果をお伝えします。
昨年は最終戦までもつれたチャンピオン争いでマルケスがFrを滑らせ泡や転倒!? というドキがムネムネする展開でしたが今年はチャンピオンではなくヘビーウェットにドキドキする展開でした。
記事の目次
- 1. レース結果
- 2. レース展開
- 1. スターティンググリッド
- 2. レーススタート
- 残27週|リンスが一気に後続を引き離す!
- 残25周|オーバーテイクが難しい!
- 残25周|マルケス、ビッグスライド!
- 残21周|マルケス転倒!
- 残21周|イアンノーネ転倒!
- 残21周|ペトルッチ、ハイサイド×転倒!
- 残14周|好調ロッシ!ドビは危険と左手でアピール!
- レースは赤旗中断
- RACE2再スタート!|残14周
- 残13周|ドビがペースを取り戻す!
- 残12周|ペドロサ表彰台まであと少し!
- 残10周|ドビがリードを広げる
- 残8周|ロッシが2位浮上!ドビはファステストラップ!!
- 残7周|ピッロに先行を許す!
- 残5周|なんと!好調ロッシ転倒~!!
- ドビチオーゾ優勝!!
- ダニ・ペドロサは現役最後のレース
- 2018 MotoGPレースまとめ
1. レース結果
結果1. レース総合リザルト
Rd18-Classification
結果2. チャンピオンシップ
Rd18-worldstandingこれでライダーの年間ランキングが確定しましたね。 ライダーの報酬も年間ランキングによって増減します。 またメカニックの報酬もかなり変わります。
自分が担当するライダーがチャンピオンになるのか? 2位になるのか? 3位になるのか? でメカニックの報酬も大きく変わりますからライダーは責任重大! なので少しでもポイントを稼ぐべく怪我をしても強行出場する理由の一つにこんな理由もあるんです。
2018年はマルケスvsドビの構図が色濃かったように思います。 2019年はココへロレンソも加わる? ロッシ&ビニャも加わる?
今から楽しみで仕方ありません!!
結果3. マシン最高速
Rd18-AverageSpeed
2. レース展開
大雨のレースとなった最終戦、いつ誰が転んでもおかしくないヘビーウェットな路面でした。
1. スターティンググリッド
バレンシアレースが最後のレースとなるペドロサは9番グリッドからスタート!
なんとか表彰台に上がって有終の美を飾って欲しい!!
スタッフのYさんも心配そうに?見つめています。
2. レーススタート
残27週|リンスが一気に後続を引き離す!
残25周|オーバーテイクが難しい!
残25周|マルケス、ビッグスライド!
アクセルONの位置で大きくスライド!
路面コンディションは刻一刻と変化するくらいの大雨になってきました。
残21周|マルケス転倒!
魔の6周目、マルケスも餌食となりました。 Rrからの進入ハイサイド。
今回のレースはマルケスの他にもハイサイド転倒が多く発生していました。 それだけ難しいコンディションであったと言えますね。
SHOEIメットのバイザーが取れてしまっているのも少し気になりますね・・。
グラベルの砂利もライダーの速度が高ければ立派な凶器ですし・・
残21周|イアンノーネ転倒!
Rrタイヤのグリップを失いイアンノーネが転倒してしまいます。
TV画面でも分かるほどにコンディションが悪化してきました。
残21周|ペトルッチ、ハイサイド×転倒!
DUCATIを駆るペトルッチがコーナーエントリーでRrのグリップを失い転倒してしまいます。
かなりサバイバルレースの様相となってきました。
ココ
残14周|好調ロッシ!ドビは危険と左手でアピール!
雨中走行でペースの良いロッシがドビを抜きに掛かります。 しかしラインを外すととたんにグリップを失う為リカバリーが難しい!
ドビはストレートでもお尻が振れた為左手で「レース危険」をアピール。
結果的にドビのアピールが功を奏しレースは赤旗中断となります。
更にDUCATIのピッロ選手も転倒してしまいます!
一気に4名のライダーが1周のうちに転倒! TVカメラもあまりに転倒者が多く追い切れていませんでした。
レースは赤旗中断
ドビのアピールを機にレースディレクションは中断を決定。
セーフティーカーがコース状況の確認の為走行していますが、かなり大きな水たまりボンドが発生しています。
このタイミングでの中断はBESTな判断だと感じました。
RACE2再スタート!|残14周
残14周のコントロールラインを通過した順のグリッドにて残り13周のレース2がスタート!
結果はレース2のリザルトがそのまま正式となり、レース1の結果は関係ありません。
残13周|ドビがペースを取り戻す!
後の記者会見でレース2の前にRr廻りに変更を加えた事がペースアップに繋がったとコメントしています。
逆にロッシは「ペースの上がったドビに付いて行く事ができなかった」とコメント。
このインターバルが勝敗を分けたと言える展開です。
残12周|ペドロサ表彰台まであと少し!
KTMのアレックスエスパルガロに抜かれ4→5位に後退・・・
引退レースで表彰台に登りたい!ってか登って欲しい!!
アレックスのペースも高く厳しいか!?
残10周|ドビがリードを広げる
ドビが2位リンスに対し1.2秒のアドバンテージ。
前周に対し0.4秒のリード拡大。雨が再び強く降る中、ハイペースで走行を続けます。
残8周|ロッシが2位浮上!ドビはファステストラップ!!
ロッシのペースが少しづつ回復し2位リンスを捉えます。
その前方ではドビがファステストを叩き出しリードを守ります。
残7周|ピッロに先行を許す!
ペースの上がらないペドロサにDucatiのピッロが襲い掛かります。
なんとか踏ん張って表彰台に登って欲しい!!
残5周|なんと!好調ロッシ転倒~!!
5コーナーの進入でRrのグリップを失い転倒!!
徐々にペースも上がってドビにプレッシャーを掛けられるか!? と思った矢先でした・・・
今回のバレンシアは「進入でRrタイヤグリップを失う」転倒が非常に多いです。
Frをスリップさせて転倒してしまうパターンがあまりありませんね・・・
ドビチオーゾ優勝!!
ドビが今季4勝目でヘビーウェットレースを勝利!!
2017年の第17戦セパンサーキットでのレースを思い出させる強く安定した走りでした。
ダニ・ペドロサは現役最後のレース
チームから「サムライ#26」として祝福を受けているようですね!
AndyもHRC時代に沢山の思い出をダニに作ってもらいました。 そのほとんどは泣かされるモノばかりですがww
でも人間味あふれるとても速いライダーである事は間違いありません。
一つ欲を言えば、ダニがチャンピオンになる姿を見たかったぞーーー!!
今後の活躍に期待します♪♪
2018 MotoGPレースまとめ
2017年と同じく、今年もマルケスVSドビの構図に変化はありませんでしたね! しかしマルケス、ドビ共に年間を通じて4つのノーポイントレースがありました。
多くても3つ、通常は2レースくらいなので、ちょっと多いなと感じる結果です。 レース数が多くても少なくても後半戦になれば数ポイントの差が流れを呼び込み、ライバルへのプレッシャーとなり勝敗を分ける事につながります。
今年も随所でマルケスVSドビの熱いバトルが繰り広げられMotoGPファンの一人であるAndyもドキドキしながら見ていました。 中でもRd.8オランダGPダッチTTレースは今年の一番です。 こんなにも激しく熱いバトルのある迫力満点のレースは中々お目に掛かれないと思います。
そしてドビとマルケスはいつもクリーンなバトルである事も忘れてはなりません。 ライダー同士の場外バトルは全然おもんない!! ゴシップネタとしては視聴率稼げるのは分かるけど、場外バトルに勝ち負けはないし何より悲しいのはMotoGPファンの中で分断が起きてしまうこと。
そりゃどのライダーにも沢山のファンが居て、応援しているライダーの言い分が正しい! ってなるのは当たり前だしライダーが攻撃してる相手をファンは同じように攻撃しがちになる。
来年はロレンソがREPSOL入りしてチーム内バトルも盛り上がるだろうし、ドビだって更に勝ちを強く狙ってくる事は間違いない。 YAMAHAとSUZUKIも入り乱れての熱い戦いが見れる事を期待したいですね!!
2019年シーズンも今から待ち遠しい!!\(^o^)/ HRC,REPSOL HONDAの皆さん、三冠獲得おめでとうございます!!
Let’s Fun! Ride! Run!
Andy