昨年MFJから発表された希望ゼッケン廃止に賛成!の記事はいろんな意味で反響を頂きました。
新型CBR1000RRRを購入した愛剣(ブレード)家のAndyとしてこんな事を思っています。
レース用に改造する必要もうなくね!?
そう、エンジン、車体のどれをとってもスゴイ性能な訳です。 もうMotoGPマシンがデビューした時よりも馬力出てますからね・・
と言う事で、ANDYの提案はこれ
市販車から一切改造禁止! スーパースポーツNo1決定戦!
記事の目次
新レギュレーション案
※STD:スタンダード(ノーマル)を指します
- タイヤは市販スポーツタイヤ
- タイヤ空気圧を範囲指定
- 2戦連続同一メーカのタイヤ使用禁止
- タイヤはウィーク通じて2セット
※レインタイヤも2セット - 油脂類は純正指定品のみ
(ホンダならG1、カワサキはR4等) - レース後セッティングデータ公開
- SNSアカウント発信
- 市販車両に装備されている調整機構を調整
→パワー、エンブレ、トラコン、電制サス等 - プリロード、TEN、COM等サスセッティング
→市販仕様に限る(追加は不可) - タイヤ ※但し市販スポーツタイヤに限る
- タイヤ空気圧
STD状態で搭載されている調整機能は使っていいよ!
パワーモード、エンブレ、電子制御サスとか!
- OK部分以外の取り外し、変更、改造を禁止する
ぜーんぶドノーマルにしなさい!
カウルもSTD、ブレーキホースもレバーも変更禁止!
もちろんABSもSTDのままだよ!
バネレートの変更も禁止!
ステップはもちろん純正!
マフラーも純正!
このレギュレーションの狙いは?
街乗りバイクとレースバイクの差をゼロにする
昔は各ショップが様々なチューニングを施してレースに参戦し、その技術をお客さんのバイクに搭載!フィードバック!
なんて事が往々にしてあったと思います。
しかし今は法規も厳しくなりコンプラも厳しい時代、違法改造はできません。
しかもマシンが持つベースポテンシャルはとてつもなく高い状態で、もう上げる必要もない領域ですよね。
情報が溢れる現代社会において高性能である事はユーザー自身も知っている事ばかり。
であれば、ST1000クラスは【とことん純正】に拘る事で魅力アップできると思うのです。
もちろん純正でもセッティング変更できる部品は多々あります。
パワーマップ、エンジンブレーキ、サスペンション、空気圧などなど。
これらをストリートにダイレクトに活かせるのって魅力になると思うのですが、皆さんはどう感じていますか??
お客さんが乗る自分のバイクが持つポテンシャルが分かりやすい
基本はどノーマルです。
性能アップにつながる変更は一切禁止。
つまりレース結果にはノーマルのポテンシャルが非常に重要になります。
ストレートを速くしたいからといって高いMOTUL300Vを使う事はできません。
※ENGオイルは純正指定のみ!
だからこそお客さんは自分のバイクが持つポテンシャルを理解しやすい訳です。
タイヤを市販スポーツタイヤとする事でメーカーの技術開発が図れる
敢えてスリックとハイグリップタイヤは禁止!
スリックはJSBの最高峰に任せればいいんです。
ST1000はとことんユーザー目線のクラスとして、スポーツタイヤをレギュレーションで指定。
タイヤメーカー毎に1種類の登録が可能で、参戦チームは指定タイヤの中なら自由に選択可能。
現状であれば
BS:S22
DL:ロードスポーツ2
MI:パイロットパワー5
PI:ロッソ3
この辺りの各メーカーでラインナップのあるスポーツタイヤを指定します。
タイヤのインプレッション記事もいいですが、どのジャーナリストも口裏合わせたのか? と思えるように「グリップが良い、ハンドリングが良い」って言いますよねww
まぁAndyがインプレしても結局そうなっちゃうんだけどww
そんな事もあってイマイチ信用できないわけですよ。
タイヤメーカーの戦いとしても面白いと思いません??
しかもメーカーはレース結果を大体的にPRしてもらえれば、ホントの性能がアピールできますよね。
そしてユーザーもどのタイヤがどんな性能なの?
フィーリングは?
耐久性は?
など、レースチームやライダーから発信される沢山の生の声を拾うことができてWin-Win!
タイヤメーカーの技術開発も進むと思いません?
個人的にはスリックタイヤでガッチガチのガチンコタイムを追い求めるロマンはJSBクラス。
市販車へのロマンを求めるのはST1000とすることでレースファンファーストになる! と考えます。
あと空気圧の調整範囲をレギュレーションで縛るのもいいですね! ユーザーが自分のバイクにフィードバックしやすい。
タイヤメーカを変えてポテンシャルを丸裸に
タイヤメーカーを変更するってライダーにとってはとても大きな変化です。
2戦連続で同一メーカーのタイヤ使用を禁止することで、面白みが増しますよね!?
ブリヂストンとピレリを選んだ時にライダーのリザルトがどう変化するのか?
またSNSでレーシングライダーがタイヤに対する印象を語る発信って興味沸きませんか?
更にウィーク通じて2Setなので耐久性も必要です。
こうする事で◯◯社のタイヤはグリップ良いけど持たない。とか
△△社のタイヤはグリップも持ちもダメ・・とか。
この結果が出るとしたらめちゃメチャ面白いし興味あるんだけどなー!
レース後セッティングデータ公開
これぞ最高にユーザーファースト!
個人的に今後はサーキットのナンバー付きクラス走行するユーザーが増えると予想しています。
そういった方々はレーサーを目指しているのではなくて、趣味を極めたい人たち。
空気圧やサスセッティング、パワーマップやエンブレセッティングなどレースチームに所属しているわけではないので多くの方が「よくわからない」といった声を耳にします。
セッティングを極めてもいいのですが、
違いを楽しんでも言いわけですよ!
有名ライダーのセッティングデータをそっくりそのまま真似たところで速く走れるようになる事はありません。
そうではなくて、「この前ST1000で優勝した中須賀選手のデータで走ってみた!」とか「乗りにくかった!」とか「タイムアップできた♪」とか、色んな楽しみ方を増やせると思うんですよ。
ダベリングでの楽しみが3倍になることは間違いありませんよね!
こうするとタイヤもマシンもセッティングもフルオープンな状態ですから、イコールコンディション化されてライダーの腕が物言うフィールドとなるわけです。
ライダーにとってみればタイム差=腕の差な訳ですから言い訳できない。
これはライダーのファン、レースファン、レーシングライダーにとっても良いことだらけ!
サスペンションのバネレートや油面高さ、油種変更も禁止! とにかくSTDが原則!!
改革案のデメリット
一気にガラっと変えてしまうと、多方面から反発が出る事は間違いありません。
また開催側スタッフの手間も増え、三種の神気である人・物・金が不足することは明らか。
「スプリングレート変更もできないなんてレースじゃない」とベテランチームからの反発
ま軽く考えるだけでもわんさか出てきますww
でも大事なのは、どうやったら今よりもっtST1000クラスの魅力を高められるのか?って事です。
Andyとしては「改造」の魅力はとうの昔に薄れてると思っています。
よく「1000cc」のパワーなんて使い切れないよ〜 ってセリフを聞きますが
レースにおいても使い切っているライダーなんて全日本のトップクラスだけです。
(自分も使いこなせていません)
だからこそ、純正、ノーマル仕様をとことん使い倒すしかないレギュレーションとする事でST1000クラスの魅力を高める事ってまだまだできるんじゃないの?
このレギュレーションのメリットは
これはエントラント側にとってもメリットですよね! 中には純正でも目ン玉飛び出る価格の物もありますが、ステップが数千円で買えるのは素晴らしい!
レギュレーション改革案まとめ
どんな事を考えているか、ご理解頂けたら嬉しいです。
徹底的に純正状態をキープ!をコンセプトにすることで、レースファン、一般ライダーへこのクラスの魅力を分かりやすく訴求できると考えます。
情報の発信と受信が瞬時にできるようになった今こそ、もっとファンとライダー(チーム)の距離って縮める事ができるんですよね。
ST1000はとことん純正!に拘って展開することで、ファン&バイクユーザーに新しい価値を創造できるポテンシャルがあると思います。
とにかくエントラントファーストを止めて、レースファン(公道ライダー)ファーストに徹底する!
エントラントはセカンドorサードくらいの位置づけで良いと思います。
きっとAndyの案以上に素晴らしいアイディアは無いと思いますが(冗談ね!)、もし他に素晴らしいアイディアをお持ちであればコメント欄から教えて下さい\(^o^)/
批判コメントもウェルカムです。その時は同時に別案をセットで教えて下さいm(_ _)m