MotoGP2019第7戦スペイングランプリ決勝レース結果をお伝えします。
24周で争われたレースは5番グリッドのドビが好スタートを切りマルケスが続く。 ところがどっこい! 今回のレースの1番のトピックと言っても過言ではない事件発生。 1周目、久々の先頭集団を走るロレンソがFrを滑らせ転倒。
この転倒にドビ、ロッシ、ビニャ―レスが巻き込まれ序盤に優勝候補4名が脱落する波乱の幕開け。 唯一生き残ったマルケスはここから独走。危なげなく逃げ切り今季4勝目を飾った。 後方ではペトルッチ、リンス、ファビオの熾烈な2位争いが繰り広げられ、バトルを制したファビオがマルケスと2.660秒差で2位に入り発表彰台を獲得。 3位にペトルッチが続いた。
16番手スタートの中上はサバイバルレースを生き残り、マルケスから17.969秒遅れて8入賞を果たした。
カタルーニャサーキット
※開催27年目を迎えた2018年は、ルイス・サロンの事故死を受けて、1月にトラックレイアウトを変更。同時にトラックの全面再舗装とセーフティゾーン拡大の工事を実施した。
記事の目次
1. レース結果
総合リザルト
2019Rd7 Classification決勝は11台が転倒リタイアとなるサバイバルレースとなった。
マシン最高速
2019Rd7 AverageSpeedスピードキングDUCATIを抑えSUZUKIのマシンがトップ!! 3位にも付けていることから安定している事が伺えます。 DUCATIが遅いのか? それともSUZUKIが速いのか? 今後の結果に注目です。
チャンピオンシップ
2019Rd7 worldstandingマルケスが2位につけるドビとの差を広げ37pt差としました。 やはりチャンピオンシップを考えると転倒&ノーポイントが痛い・・・
しかしまだレースは前半戦。 今後マルケスが転倒しないとも限らないのでドビは今後確実にポイントを稼ぐしかありませんね。
2. レース展開(24周)
スターティンググリッド
今季2回目のポールスタートとなったクアルタラロ。
このレースで優勝すればマルケスの持つ史上最年少優勝となる。
マルケスの持つ史上最年少優勝記録を塗り替えることのできる、ラストチャンスレース。 史上最年少ポール記録は既にマルケスから奪取完了!
続くことができるか? 注目です。
スタート|ロレンソがロケットスタート
後方スタートのロレンソがいきなりの追い上げ!!
スペシャル形状のタンクの効果がスタートでも!?(んな訳ない)
残24周|ロレンソ砲炸裂・・・
ドビチオーゾ、ビニャ―レス、ロッシを巻き込んでの多重クラッシュとなりました。
ロレンソが起こしてしまった結果は重大である事は間違いありません。 しかしAndyの見解としては「レーシングアクシデントであり、ペナルティの対象ではない」と感じます。
当てられて転倒&ノーポイントとなったライダー&チームは怒り心頭だと思います。 特にドビはマルクとのチャンピオン争いしている筆頭株ですから、なおさらでしょう。
しかもマルクのチームメイトからミサイルを受けると言う役満・・・
転倒したライダーも文句を言いたくなるのは当然のことですが、映像を見たらきっと理解していると思います。ライダーはメカニックの人生とファンの期待を背負っていますからね・・・ とりあえず形だけでも非難しておかないと・・・
ロレンソも謝りっぱなしで反省している様子だし、ここは大目に見て欲しいところです。
残20周|マルケス独走開始
2位ペトルッチに対し1.7秒のアドバンテージを築きます。
得意のパターンに持ち込めるか?
後方では2位争いが激化。ペトルッチ、ファビオ、リンスが接戦。
残19周|バニャイヤスリップダウン
5コーナーでフロントからスリップダウン。
カタルーニャは5コーナーと10コーナーが似ていて、転倒が多い事で有名です。
特に10コーナーは裏ストレート後のブレーキング合戦となるので、一番のオーバーテイクポイント。 ロレンソ砲も10コーナーで炸裂してしまいました。
残15周|リンス2位浮上
ペースの良いリンスがペトルッチをロックオン!!
表ストレートに居る観客の多さにも驚きますね。
残11周|ペトルッチVSリンス! 接触!
リンスが加速優位なぺトルッチを相手に果敢に攻めます。
リンスが一歩も引かずペトルッチにヒット!!
ペトルッチもややラインがワイドになってしまいましたが、ロスは最小限に食い止める。
残8周|ペトルッチ刺し返す!!
ペトルッチも黙っちゃいません。 表ストレートでスリップに付くと一気にパス!!
残6周|クラッチロー転倒
9コーナー進入で車体が暴れでコースオフ。グラベルで足元をすくわれ万事休す。
マルケス今期4勝目!! 2回目の兄弟W優勝!!
リアタイヤにソフトコンパウンドを選んだマルケス、ファビオの猛追も一歩及ばず危なげない走りで今季4勝目。
兄弟揃ってのW優勝は2回目の快挙☆
10コーナー映像集
ロッシオンボード映像
ペトルッチをブレーキングでパスした直後に巻き込まれてしまいました。 ブレーキングはかなり鋭く、本人のコメントの通りマッチングが良さそうな状況が伺えます。
ドビチオーゾオンボード
ガッツリ一撃くらってしまっていますね・・・ これは成す術がない・・・ マルケスVSドビの熱いバトルが見れずに残念過ぎる。。。
3. ライダーコメント
優勝:マルケス
2位:クアルタラロ
3位:ペトルッチ
4. 2019MotoGP Rd.7スペイングランプリまとめ
ロレンソ&ロッシがトップ争いしているシーンを見れるのか!? と思った矢先のロレンソ砲だったのでそこは残念でなりません。
HONDA機もマルケスばかりが目立ってしまい、HONDAが速いんじゃなくてマルケスが速いんじゃないの? と言われる始末。
もちろんマルケスが速いことは疑いようのない事実なんだけど、勝って兜の緒を締める如く、ロレンソやクラッチロー、中上選手のリザルトにも開発側はトコトン!こだわって欲しいですね。
何はともあれ、誰も怪我しなかった事が不幸中の幸いでした。 次はオランダTTアッセン! 期待しましょう~♪♪
2018年結果↓↓
MotoGP2018 Rd.8オランダGPダッジTTレース結果
昨年は大バトルのレースとなり、リンスがマルケスに接触、ロッシはロレンソに追突と一瞬も見逃せない展開でした。今年はどうなるか!!
Let's Fun! Ride! Run!
Andy