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メーカー直電!!バイク用おすすめヘルメットメーカーはやっぱりアライだった!!

こんにちは!Moto-Ace-Blogerの@Andyです。

先日、バイク用おすすめヘルメットメーカーはなぜアライなのか!?と言うブログを投稿しました。

その記事の中で、「SNELL企画をパスしているオープンフェイスタイプはアライだけ!」と書いたのですが、”fuga”さんより、「SHOEIもRJと言うモデルがSNELL規格をオープンフェイス型で取得しています」とのご指摘を頂きました。

早速SNELLのホームページを確認すると、確かに最新のSNELL規格M2015を取得とありました。 すると自分の頭の中に2つの疑問が湧いてきます。 それをアライ、ショーエイ、2社に電話して聞いてみました。 その結果が中々興味深い返答でしたのでシェアしたいと思います。

1. Andyに浮かんだ疑問

疑問1. SNELL規格のHPは本物か!?

そもそも、Andyが確認しているHPは正しいよね!?  と言う事からスタートです。偽サイトを見ても意味がありませんからね。これはSHOEIに電話して直接確認する事にしました。  結果、SNELLのホームページの記載内容は間違いありませんでした。

 

疑問2. 「SNELLを取得したオープンフェイス型はアライだけ」にならないのでは??

上記内容が正しければ、SNELLを取得したオープンフェイスはアライ以外にも存在する事になります。この疑問をアライに電話して確認しました。

 

疑問3. SHOEIはなぜ国内モデルもSNELLを通さないのか!?

当然この疑問が浮かびますよね!?  SNELLを通すヘルメットと、通さないヘルメットの差はなんだろう??  これをSHOEIに電話して聞きました。

 

2. アライヘルメットに電話した結果

アライヘルメットに、SNELLをパスしたオープンフェイスモデルがSHOEIさんにもあるが、「アライだけ」と言う文言はどういう条件が含まれているのか?と尋ねたところ、

アライヘルメット
オープンフェイスでSNELL規格を通っているのは日本国内において弊社以外にございません。

 

との回答でした。 電話口の人は、SHOEIのSNELL規格を取得したオープンフェイスを知らない様子でしたが、ベテラン?の方はサクっと答えてくれました。   個人的に「本当は世界で唯一アライだけがオープンフェイスモデルでSNELL規格を取得しています!!」と言いたいけど、残念ながら他に取得した他社モデルが存在するので、致し方なしな日本語かなと思います。(ウソの表記ではない)

結論としてはこうなりました。↓↓

  • 日本向けモデルでSNELL規格をパスしたオープンフェイスモデルはアライだけ。
  • 北米向けモデルでSNELL規格をパスしたオープンフェイスモデルは下記3メーカー

1、SHOEI  *モデル名RJ

2、Arai *多数のモデル

3、Beijing Shenzhou Rodia Industry & Trade Co., Ltd. *モデル名BF1

と言う事で全世界で見た時には、SNELL規格をパスしたオープンフェイスヘルメットは3社存在するというのが現状でした。 特に2番のBeijing Shenzhou Rodia Industry & Trade Co., Ltd.は見た事も聞いた事もありません。ググってみるとアリババのセールサイトが出てくるので恐らく中国メーカーと考えられます。  とても買う気は起こりません。。。

3. SHOEIに電話した結果

電話する前に、SHOEIがSNELL規格を取得しているオープンフェイスを調べて確認していると、フルフェイスモデルも多数取得している事がわかりました。SHOEI国内モデルは最上級モデルのX-14が取得している事は知っていましたが、他にも多数のフルフェイスモデルが最新のSNELL規格”M2015”を取得していました。

ますます良くわかりません・・。 「だったら国内モデルも通ってるよ!!」ってアピールすればいいじゃん??

 

まず、SHOEIにSNELLのホームページに記載してある内容についての信憑性を確認しました。

ショーエイ
SNELLのホームページ内に記載されている内容は全て正確な情報で間違いございません。

 

次に、なぜSNELL規格を取得したモデルがたくさんあるのか? と尋ねました。

ショーエイ
アメリカ(北米)では、SNELL規格の取得をとても重要視するユーザーが多い事が理由です。元々アメリカで生まれた規格と言う事もありその歴史と共に慣れ親しんできた文化が育っているので、弊社としてもSNELL規格を通したモデルを北米向けとして販売しています。

 

なぜSNELL規格を取得したモデルを日本でも販売しないのですか??

ショーエイ
北米モデルはインナーバイザーモデルがありません。SNELL規格をパスすにはインナーバイザーを装備する事ができないためです。

 

Z7は国内販売している中ではインナーバイザーがありませんよね?  ではこちらのモデルで通せるのでは??

ショーエイ
Z7はツーリングモデルですので、軽量という事を重視しています。SNELLを通してしまうと、どしてもヘルメットが重たくなってしまうので、通していません。

 

Andy
ありがとうございました!!
いや〜、かなり興味深い内容でした。SHOEIが何を重視しているのか、全てを物語っていますよね。
まとめるとこうなります。
・SNELL規格を取得した北米モデルにシステムヘルメット(インナーバイザー等)は無い。
  →日本で売っているシステムヘルメットは快適性を重視している。
  →バイザー収納スペースなど複雑な機構を収めるとSNELLを取得できない。
  →SNELLを取得する事が如何に難しい事であるかを、物語っている。
・軽量を売りにしているZ7は、ツーリングモデルなのでSNELL規格は不要。
  →軽量によるメリットを前面に打ち出したコンせプト。
  →安全性能第一で考える自分として、安全基準のダブルスタンダードが理解できない。
・SNELLを取得するとヘルメットが重くなる。
  →軽量である事を重視している。
  →SNELLを通した北米モデルが重くて良い理由が無くなり、辻褄が合わない。
SHOEIシステムヘルメット
システムヘルメットの一例

いや〜、、この部分は全く知りませんでした。SNELLの取得有無で、システムが変わってしまうとは・・。いかにSENLL規格が厳しい条件であるかが、良くわかる回答です。

バイザーを収納するスペースやそれに伴う形状やレイアウトの制約、ライダーが快適なのは間違いありませんが、SNELL規格との両立までは現在至っていない言う事でした。

 

この事実からあとは各ライダーが何を感じ、どう受け止めるか?で選ぶメーカーを納得した上で決めれば良いと思います。

 

4. まとめ

今日のやりとりの中で、はやりヘルメットはアライがオススメである!!  との思いは更に強くなりました。

Andyの重要視するところは安全性です。 自分で被るならどうでも良いですが、人に勧められるヘルメットははやり相手を想うからこそ安全性の高いものを勧めたいです。

ツーリングモデルならSNELLは不要という考え方には到底賛同できません。

では同じSHOEIモデルでSNELLを通した北米モデルと、SNELLを取得しない国内モデル、どっちが安全なの??となった時、メーカーとして答えられる訳がないです。 仮に日本モデルです!と言えば北米は安全性の低いモノを売っているのか!! となるし、またその逆もしかり。

国が違えば安全基準が国ごとに違うのは当たり前です。 しかしメーカーが追い求めるべき高い安全性は国を跨いでも関係ありません。 こっちの国は安全性高め! こっちの国は低め! いやいやないない。。。 安全な方を被りたいです。

 

ライディングの快適性重視ならSHOEIで間違いなし!!

やはり電話での回答やSHOEI企業コンセプトからも見て取れるように、システムヘルメット、ベンチレーション、サンバイザー機能など、快適性能は最も優れたヘルメットメーカーであると言い切れるでしょう。またSHOEIの方がシルエットはカッコいいと思います。

ベテランライダーの中には10年以上無事故無違反でツーリング実績があるなど、実力もありツーリングの時に大切な快適性を重要視するライダーも多いと思います。 快適性においてSHOEIより優れたヘルメットは無い言って過言ではありません。 自分もGT-Airを所有していますが、メチャクチャ便利です。

 

安全性重視ならAraiヘルメットで間違いなし!!

世界のどこで購入しても、SNELL規格を遥かに超える安全性を有した同じヘルメットを販売している事がその証です。各国の基準はあくまで通過点。目標ではありません。 バイク歴が長くなってくると、右直事故、サンキュー事故、死角に居るor居ないなどバイク特有の気を付けるべき安全運転ポイントと経験値が増えてきます。

先ずは、バイクデビュー~最低3年は、安全性重視のアライヘルメットがおススメです。

安全性をより重視するAndyはその情勢が変わるまで、今後もアライヘルメットを強くオススメします♪♪

 

Let's Fun! Ride! Run!
Andy

--コメント--
  1. 初めてコメントさせていただきます。
    AraiもSHOEIも持っていますので、どっちが贔屓と言うのはありません。
    それを踏まえて…

    前にどこかで、SNELLは側面の試験がなく、SHOEIはそこをSNELLに足りないと言うことでSNELLを重視していない、と聞いたことがあります。
    実際Andyさんの記事に描かれたSNELLの試験項目にも、側面の試験はなかったように思います。
    その辺りについて、何かご存知ですか?

    ちなみに僕は、フィッティングはArai(昔よく言ったアライ頭なので)、利便性はSHOEI(GT-Air)で、どっちも捨てがたいです。w
    僕の場合、風切り音に関して言うと、Arai(RX-7X)もGT-Airもあまり変わりません…
    RX-7Xは耳元がうるさいですし、GT-Airは首元が半端なくうるさいんです。

    両社が共同で作ったら半端ないものができそうですけどね…www

    • 湯(ゆ)さん コメントありがとうございます!!
       
      「側面全て」では無い事は確かなのですが、今ではSNELL規格の範囲が拡大して側面の面積も増えてきました。  コメント欄に写真を貼り付けられず申し訳ありません。こちらのサイトを参考になります。→SNELL規格の範囲
       
      なので、例えば耳の後ろの部分は”SNELLテスト範囲”には入っていません。 しかしSNELLのテスト範囲は、JIS規格よりも広い面積を有しています。 自分としてはSNELLをより信頼する根拠の一つになっています。
       
      なるほど、GT-Airは首元がうるさいんですね!!貴重な結果をありがとうございます。  同じ条件で比較した事が無いので次はTRYしてみようと思います♪♪
       

      • 参考のURLありがとうございました。
        「保護範囲は、灰色の部分。
        衝撃テストを行うのは、保護範囲のうち「TEST LINEより上部」に限定」とあるので、やはり側面は対象外のように読めました。
        素人考え&バイクで大きな事故には遭ったことがない上での考えですが、コケたら頭頂部より側面がぶつかる可能性が高いんじゃないのかな…?と思ってしまいますので、そこが気になって仕方がないです。w

        • 湯(ゆ)さん 返信ありがとうございます!!
           
          「TEST LINEより上部に限定」とある図が ”側面図” になりますので、見えている部分は側面に該当します。

          アライの場合はSNELLラインより広い範囲でSNELLと全く同じ条件のテストをしてくれている(Arai基準)ので
          そう言う意味でも情報開示してくれているので安心できる要素が多いですね☆
           
          自分の経験では、サーキットでしかヘルメットのお世話になったことが無いのですが、やっぱり後頭部が一番?
          被害が大きかったように感じます。
           
          オデコ側は有視界且つ、手を着けるのですが、後頭部は見えない&手で守れない? からなのか、明確にはわかりませんが、後頭部ヤバ・・・と思った事は自分やレーサー仲間含め多い様にかんじますね。
           
          側面はゴロゴロと転がった時に付く擦過痕が多い印象です。  しかしサーキットだけに限った事なので、段差や突起物だらけの公道では全く分かりません。
           
          今回も進入ハイサイドで空高く飛行しましたが、脳震盪も起こさなかったのはAraiの御かげだと信じています!(^^)!

          • なるほど後頭部ですか。
            ま、ヘルメットのお世話にならないことが一番なんですけどね!

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