マジ!?
ラスト1周でこんな逆転劇あるの??
後にも先にも絶対無いでしょ!(感動涙)
もう何が起こったかは今更言うまでもありません。
本当に凄いドラマが最後の最後で起こりました。
記事の目次
金曜日からソワソワしてた
ヤバい
F1今からドキドキする…😳❤️
— ANDY (@ANDY_MOTO_ACE) December 10, 2021
もうなんて言ったらいいのか分からないけど、自分がレースにエントリーして週末が近づいてきた。 そんな感じの心境でした。
心臓バックバク!には程遠いんだけど、速歩きしたような・・そんな感じの弱い緊張です。
なにせ30年ぶりのワールドチャンピオンが掛かっている訳ですしね!
予選はポールだけど・・
FP1,2はTV観戦していました。
FP1ではフェルスタッペンがトップタイムを獲ったものの、FP2,3、Q1,Q2はすべてハミルトンがトップタイム。。
そんな風に感じました。
ハミルトンに肉薄するタイムを刻むフェルスタッペンですが、あと一歩及ばない感じです。
ブラジル→カタール→サウジもそんな感じでした。
予選ではポールを獲得。
ハミルトンに対して約0.4秒差。 トウのゲインは0.1〜0.2秒だとのRedBull見解でした。
Q2でタイヤをミディアムタイヤをロックさせ、フラットスポットを作ってしまったハミルトン。 ソフトに履き替えタイムアタックしたことで、スタート時のタイヤはソフトが決定。
※Q2のタイムを記録したタイヤで決勝をスタートするレギュレーション規定
個人的な予想は
フェルスタッペンのみならず、ペレスもソフトタイヤスタートだったことから、ハミルトンに対しスタートで何としても2台で封じ込める作戦!
なんじゃないかなと思いました。
手前の3連戦の内容を見ればハミルトンのペースが高いのは明らかです。
ペレスとのチーム戦でなんとかRedBullの2台が前に出られれば、フェルスタッペンに勝機アリと考えたんじゃないかな〜。
スタートはハミルトンの神レスポンスの勝利
解説の川井さんが
「ハミルトンは0.25秒で反応してますね。 このスピードは信じられない! これではソフトタイヤのマックスでも太刀打ちできないよ」
とおっしゃっていました。
おそらくブラックアウトした瞬間→ スタートボタンを押すまでの時間の事だろうと想像します。
フェルスタッペンが何秒で反応したのか?も気になるところですが、普通に考えても0.25秒で反応って凄いと思います。
フェルスタッペン、ペレスが遅かったとかスタート失敗したとかではなくハミルトンのスタートが良すぎたって事が正解なのかな
最初のタイヤ交換は13周
ソフトタイヤでスタートしたフェルスタッペンは、ミディアムタイヤのハミルトンにじわじわ離される展開。
フェルスタッペンは13周目でハードタイヤに交換
その動きを見たメルセデスも翌、14周目ミディアム→ハードタイヤへ交換。これでフェルスタッペンのアンダーカットは消滅。
これでハミルトンはフェルスタッペンと同じピットタイミングで動けば更に確実。
このままハードタイヤでゴールも可能に。
RedBullとしてはこのソフトタイヤでの1スティント目に前に出てリードを築けなかったことがカナリ痛いと思っていました。
レースペースはハミルトンが強く、抜きにくいレイアウトであることを考えると、チャンピオンがまた一歩遠のいたか・・・
ペレス鬼のブロック
How good was Checo's defending against Lewis? 🤯#AbuDhabiGP 🇦🇪 #F1 pic.twitter.com/a2lZeCkv3O
— Formula 1 (@F1) December 13, 2021
同じくソフトタイヤのペレスはタイヤ交換をまだ行いません。
するとタイヤ交換を終えフレッシュハードタイヤを履いたハミルトンがみるみる迫ります。
しかし!
ペレスがハードブロック!!
当てることなく、クリーン且つハードにハミルトンを徹底ガード!
すごかったですね。
ストレート前で抜かれてもDRSを駆使して火花を散らしながらインから挿して猛ブロック!
8秒あったハミルトンとフェルスタッペンの差はなんと1秒台まで縮まります。
グリップが低下したソフトタイヤで、タイヤをロックアップさせることなくハードにブロックしたペレスの走りは、神がかっていたようにさえ思います。
結果的にハミルトンには前に出られてしまいますが、あの走りはメルセデスチームへも大きなプレッシャーが掛かったのではないでしょうか??
こういった事って一つ一つが積み重なっていくように思います
VSCで2度目のタイヤ交換!
ここでRedBullが1度目のギャンブルに打って出ます。
35周目にジョビナッィがマシントラブルで9コーナーでストップ。→ バーチャルセーフティカー出動。
37周目にRedBullの2台は揃ってハードタイヤへ交換。
38周目にVSCが解除となりフェルスタッペンは17秒開いた差を詰めにかかる。
残り周回数は20周。
つまりハミルトンに対し1周につき0.85秒を縮めなければならないハードな走行となる。
フェルスタッペンは直ぐさま26秒台にペースアップするが・・・
なんとハミルトンも26秒台へ入れる。
ペースはフェルスタッペンの方が早いが、追いつくまでには全く至らないタイム差。
おそらく誰もがそう思っていたと思います。。
LAP 51/58
All Max can do is keep cutting away at Hamilton's lead
He's reduced it to 11 seconds - but the laps are running out as we enter the final few minutes of this incredible title battle #AbuDhabiGP 🇦🇪 #F1 pic.twitter.com/ET0BakDRmZ
— Formula 1 (@F1) December 12, 2021
51周時点でハミルトンに対し11秒のビハインド。
17→11秒へとその差は縮めているが・・・
53周目に二度目のギャンブル
M.シューマッハーとN.ラティフィがバトルしていたところ、ラティフィがコントロールを失い14コーナーでクラッシュ。セーフティーカーが出動となる。
メルセデスはポジションダウンを恐れてタイヤ交換できず。STAY OUTを選択。
当時の自分はこう考えていました↓
ルイスは同じハードタイヤで24周多く走行しているから、マックス圧倒的有利!
この時点で二人は同じハードタイヤですが
ルイス :39周走行
マックス:16周走行
タイヤのライフはフェルスタッペン有利。
セーフティーカーが出た事でハミルトンとのギャップはゼロ。 真後ろに張付けばチャンス到来!
と直感しました♪♪
しかし・・
この瞬間を見逃さなかったRedBullは透かさず動きます。
フェルスタッペン3回目のタイヤ交換!ハード→ソフトへ変更!!
万が一戻る位置悪かったら追いつかなくね!?
タイヤのマージンあるのに??
なんと世界配信の映像では、フェスルタッペンがピットに入ってタイヤ交換してるじゃねーか・・
後続とのギャップをまるで把握していなかったのであっけにとられていましたが、2位で戻れるギャップがあったんですね。
ここでフェルスタッペンは周回遅れを挟んで2位で戻ります。↓こんな順序
先頭:ハミルトン
2台目:バックマーカー
3台目:バックマーカー
4台目:バックマーカー
5台目:バックマーカー
6台目:バックマーカー
7台目:フェルスタッペン
こでレースコントロールから1つ目の指示が出されます。
レースコントロール
RedBull
レースコントロール
Mercedes
さっき追い越し禁止だと指示したじゃないか!
この時点で決まった事は
- 41周走行したハードタイヤのハミルトン
- 新品ソフトのフェルスタッペン
- 二人のギャップはゼロ
いつSCは解除されるのか?
まだ決まらない要素が、あと一つ。
「セーフティーカーは解除されるのか?」
という事。
マシンの回収作業が遅れれば、セーフティーカーが出たままゴールという事も十分考えられる。
そうなればハミルトンがチャンピオン。
世界の誰もが
されないの!?
どっち!!
この発表を誰もが待っていたんじゃないかな〜
メルセデス推しはこのままいけ!
RedBull推しは早く解除しろ!
そして・・・
なんと! 残り1周からレース再開!!
運命のファイナルラップ
もう・・・
まさかまさかの大逆転!!
「レースは最後まで何があるか分からない」 とよく言われますが、この時ほど最後まで分からなかったレースはないのではないでしょうか・・
感動した
決勝が始まる20分前、YouTubeの撮影をしていた中でこんな事を言いました。
「HONDA、RedBullの成績に関係なく今年はもうすでに大満足! 最終戦でチャンピオンを取れる場所に居ることに既に感動しているんだ」
と。
YouTubeリンク→ワールドチャンピオン獲得の瞬間はパジャマだったw
Honda第三期F1活動中の2003年に入社。
その時からF1も好きでずっとTVの前で応援していました。 たしか当時はフジTVの地上波?でやってたんじゃないかな〜 (違ったらゴメン)
同時はBAR Hondaで佐藤琢磨がドライビングしていた事もあって人気ありましたよね。
TOYOTAも参戦していたけど、結局優勝できず。 Hondaも2006年ハンガリーの1勝のみでした。
優勝した翌日の食堂で紅白饅頭が配られた思い出がありますw
F1に興味を持ち始めてからずっと社内&外から応援し続けていますが、やっぱりワールドチャンピオンには全く届かないままでした。
もちろん、フェラーリやマクラーレン、ルノーの激しいバトルは面白いんだけど、やっぱりHondaやTOYOTAがチャンピオン獲る姿を見たいよね〜
って心の奥ではずっと思い続けていました。
それがですよ!
第四期F1活動が再開し、マクラーレンとタッグを組んで参戦! ついにチャンピオン獲れるんか!?
と思いきや・・
信頼性不足、、パワー不足、、批判の雨嵐・・・涙
とてもワールドチャンピオンには遠く及ばない場所をウロウロしてましたよね。
そんな黎明期しか見てこなかったからこそ! 最終戦でチャンピオンを獲れる可能性があるだけでもう凄いんですよ!
2021年ですでに9勝ですよ!
山本さんがレース後のインタビューを受けているとき、「つらい時期もありましたが・・」って言った後思わず涙ぐんでいましたが・・・
マクラーレン時代(第四期)は相当にツライ思いをしたんだろうなと思うと・・こっちももらい泣きするしかないですよねw
2021年、RedBullは本当に速かったし強かったし信頼性も高かった。
それは最終戦を前に9勝という結果が証明していると思います。
さくらのHRDにいるエンジニアの方に言いたい!
HondaエンジニアもNo1!
マジで感動をありがとう!!!
自分の想いが届いてくれると嬉しいなぁ〜。
あと・・・
最強王者のハミルトンへの敬意も忘れちゃいけないと思う。
Hondaが間違いなくNo1!って言えるのは
最強王者ハミルトンを破っての勝利だからこそでしょ??
激戦のF1で100勝を超え7度のタイトルを持つ王者と最速Mercedesを打ち負かしたからこそ、いつもに増して高い価値があるように感じてます。
そして、↓は勝手な個人的想像だけど・・・
そう思うのはこの表彰式でのシャンパンファイト↓↓で、ずっとフェルスタッペンの方を向いているように見えませんか??
対して新チャンピオンは絶対王者のオーラに振り向けていない・・
Max and Lewis finished 1-2 FOURTEEN times in 2021 😱
It was only fitting that they did it at the final race of the season too 🍾#AbuDhabiGP 🇦🇪 #F1 pic.twitter.com/c5QmSik45u
— Formula 1 (@F1) December 13, 2021
この記事を読んで頂いている貴方はどう感じますか!? 是非コメントで教えて頂けると嬉しいですm(_ _)m
のこり6周までは2位フェルスタッペンに11秒ものリードを築き、絶対王者のレースをしていてからの大逆転ですからね・・
あり得ないけど”もし自分だったら”と想像すると、状況を飲み込むだけで1日掛かりそうな気がする・・
どう、誰が考えても悔しいに決まってますよね。
受け入れたくないに決まってますよね。
誰かのせいにしたって何ら不思議じゃない状況ですよね。
だけどシャンパンを開けてからずっと、フェルスタッペンを祝福しているように思えてなりません。
このブログ書いてる今も泣けてくるわww
映像では父アンソニー・ハミルトンの映像も写っていましたよね。 「ルイス」はオリンピックメダリストのカール・ルイスからとったそうです。
もしかしたら、父アンソニーさんの大きな愛が強さの秘訣??
Some consoling words from Dad ❤️#AbuDhabiGP 🇦🇪 #F1 pic.twitter.com/H5Mufhbb6w
— Formula 1 (@F1) December 13, 2021
Thank you Hamilton family
HONDAの皆さん
HONDAエンジニアの皆さん
F1関係者の皆さん
チャンピオン獲得ほんとうにおめでとうございます!!
名古屋に一人感動しまくった人間がここに確実に一人います。 素晴らしい瞬間を経験させて頂きありがとうございました!!
HONDAのF1活動が区切りを迎える事は残念でなりません。
がしかし!きっといつか戻ってくれて、チャンピオンを獲ってくれると信じて待ちます。
本当にありがとうございました!!