7500kmを走行した我がトリ男、鈴鹿に茂木にツーリングにと大活躍!!
慣らし期間が終わってからは全てMOTUL300v 5w−30を使ってきました。
エンジン全バラするのが一番ですが、車載状態でヘッドカバーを開けて、カムシャフト周りの摩耗具合を確認する事にします。
使用条件
走行距離内訳
慣らし走行 | 1000km |
サーキット | 1400km |
ツーリング | 5100km |
合計 | 7500km |
鈴鹿サーキットの場合、1本30分で先導走行2周を除くとフリー走行は約25分
25分✕60秒=1500秒
1周=2分30秒=150秒
1500秒÷150秒=10周/1本
通常フルコース2本、4月〜11月の間で月2回走行
8ヶ月✕2本=16本/年
16本✕10周✕5.8km=928km/年
実際に常に全開ではなくインラップ、アウトラップ、だらだら走行wもあるので
928✕75%の「約700km/年」がまぁまぁ実態に近いサーキット走行距離かなと思います。
その700kmが2年で1,400km。
使用オイル
1回目交換:1,000km走行時
2回目交換:2021年3月(1年経過)
3回目交換:2022年1月(今回)
自分の場合、1年で1万キロ以上走行することはないので必然的に1年毎になります。
※メーカー指定交換サイクル➡10,000km走行、1年のどちらか早い方。
カムシャフトの摩耗状況確認
↑カム山にキズ一つ入っていない。 DLCの高い硬度の影響?
↑1番Ex側はムシれてる!? と思ったらピカピカの表面にホルダーの鋳肌が映り込んでいただけでしたw
7500km走って傷が一つも無いってどゆこと??
今でもちょっと信じられないです・・。
サーキットでカチ回してそれなりに高回転も使いまくったけどキズと言うキズが一つも入ってない・・・。
今までの経験なら
「問題ない小さなスリキズ」は少しくらいあります。
が・・・
全く無い・・。
今までのSC59,77などのバルブリフタ直打タイプは、バルブスプリング反力の影響を受けてリフターが回転します。
するとカム山がリフタを押す(接触)とき、毎回異なる位置で接触します。
対するSC82 のようなフィンガーフォロワー式はカム山とフィンガー部分の接触位置は常に同じ。
更にSC82はDLC(Diamond-Like Carbon)コーティングが施されており、摩擦係数が圧倒的に低い。
この接触位置が同じ、摩擦係数が圧倒的に低い、DLCの硬度が高い。 この3つの要因がキズを全く付けない理由だろうと考えます。
もちろんMotul300Vも良いオイルである事は間違いありませんが、キズゼロはSC59レプ男でもありませんでしたからね〜
こういった事を総合的に考え、キズゼロの要因はオイルでは無いと結論付けました。
今後も実験継続
実はTwではもう公開しちゃってますが・・
2022年はHonda純正指定オイルの最高級品、『ウルトラG4』を使用します。
Motul300vは世間評価が高いことはもちろんですが、同時に価格も4000円/Lオーバー最高級・・
対するG4は2200円/L程度とかなりリーズナブル。
スペック上は「RACING」を謳っています。
このオイルを1年間使用して同じように2023年1月のシーズンオフに再度カムの磨耗状況を確認したいと思います。
ミッションの状態確認
3速、4速の加速側(写真赤丸)の当たりがクッキリと出ていました。
ムシれてはいないので問題無し。
4速ギヤは当たりのセンターがややスプロケ側に寄っています。
サーキットを走ると3&4速の全開頻度が高いのでこればっかりは致し方ありません。
メインギヤも見ておきたいけど下から覗き見できず残念〜
こちらも来年の冬にもう一度確認しておきたいと思います。