MotoGP2019フランスグランプリ、ルマンサーキットレース結果をお伝えします。
MotoGPクラスはマルケスが今季3勝目を初の2連勝で飾った。 またHONDAとして節目となる最高峰クラスで300勝目を達成。 マルケスとしては珍しくソフトタイヤを選択。
「気温も路面温度も低く、ふだんは決勝でハードタイヤを選ぶが初めてフロントにソフトを選んだ。そのため序盤は慎重に走り、2位以下に2秒のリードを広げてからは後続を確認しながら走った」
と、いつもとは違う、タイヤをセーブしながらの戦いだった。 「頭を使うレースだったが勝って素晴らしい気分」と喜びを爆発。
記事の目次
1. レース結果
結果1. レース総合リザルト
Classification
結果2. チャンピオンシップ
worldstandingマルケスがリードをやや広げて2位ドビと8pt差としました。 しかし1回の転倒で簡単にひっくり返るポイント差でまだまだ分かりません。
昨年に比べてドビの調子がやや上がってこないように感じますね。 また今回のマルケスは本人も言っていましたが、「後続との差を見てペース配分した」とありますから、今後得意なハードタイヤを履いた時のアドバンテージが大きくなったとも言えるでしょう。
結果3. マシン最高速
AverageSpeedルマンサーキットはストレートが約600mで最高速は低めです。 KTMがじわり上位に上がってきましたね。
YAMAHAワークスのスピードの低さが気になります。 ワークス体制のロッシが最も低いと言う事はかなり制御系で加速をロスしていると考えられます。
胴が短く手足が長いと空力的には有利になるので、ロッシは空力に対して有利な体型と言えるのですが、この最高速結果から推測すると、制御エンジニアがかなり悩んでいると言って過言ではないでしょう。
2. ルマンサーキットレイアウト
平均車速が161km/hの中速コーナーが多いコース。 (鈴鹿JSBクラスは約168km/h) ヘアピンが3つもあるけど、思いのほかRが大きくてボトムスピードは高め。
また正式名称は「ルマン24時間サーキット」で歴史のあるサーキットの一つである。 また200名を超える死傷事故を起こした歴史もありモータースポーツに「安全対策」と言う今では当たり前の概念が生まれたとされる。
3.レース展開
映像つきでレース展開をお伝えします。
オープニングセレモニー
なにやら凄いアイテムが出てきましたね!! エアバス社を抱えるフランスは空産業が得意!?
安全思想的な事がめっちゃ気になりますよね。 水上ならまだしも・・・
2. レーススタート
残25L ロッシ3位浮上
ロッシがパスしたと言うよりはドビがミスして少しはらんでしまった印象です。
決勝ではいつも表彰台争いに絡むロッシ。今回は・・・??
残23L ミラーVSマルクが熱い!!
ミラーが果敢にトップを奪います。しかしマルケスも闘志むき出し!!
ドキドキなバトル!!
残21L 今度はマルケスが仕掛ける!!
3コーナー進入でマルケスが仕掛けます。
ペトルッチと同じパターンってのが見ていて更に熱くなりますよね。
ヤられたらヤり返す!! 的な?
残17L 4位ロッシ、やや離れる
ロッシが少しづつ離れてしまう。
若干ではありますがペトルッチのペースの方が良い!
残14L ペトルッチ、ロッシをパス
3コーナーでペトルッチがロッシをパス!
トップスピードが伸びないロッシのマシンは、ストレートエンドで辛い・・・
常にウィリー限界で加速するRC213V
バイクの加速限界=ウィリー限界でもあります。
なので理想はFrタイヤが地上1㎝離陸した状態で加速。
この映像、ほぼ理想に近い事がわかります・・・
現在のレギュレーションでECUとアクチュエータ、ソフトは全チーム共通なので各チームハンデはありません。 あとは制御エンジニアの作成するプログラムに違いが現れるので、そこに差が生まれます。
かなり良い加速(理想に近い)をしているように感じます。
残11L ドビがミラーをパスし2位浮上
7コーナでミラーが膨らんだところをドビがインに入り2位浮上!
でもなんとなくミスっぽい感じではなくて敢えて行かせているように感じるのはAndyだけ??
残6L 2位争いが激化!
マルケス2連勝!!
2位とのギャップ2秒をコントロールし、マルケスが今季3勝目を2連勝で飾りました。
また同時にHONDA最高峰クラス300勝目というおまけつき♪♪
4. ライダーズインタビュー
優勝|マルケス
ソフトタイヤをフロントに使用したのは初めてです。今までとは違う形でラップタイムを出すことが出来ていて、異なるタイヤを異なるライディングスタイルの中で使うことが出来ています。
ライディングスタイルを2つ、3つ使い分けることが出来ているのです。昨年ドヴィツィオーゾ、ホルヘの走りをじっくりと見ていたので、エンジンパワーがある時にどのようなライディングをすれば良いのか理解出来ています。
2位|ドビチオーゾ
3位|ペトルッチ
大きなミスをして3つ順位を落としました。プッシュしていたんですが再びミスをしてしまって、これで完全に離されてしまいました。
マルクと戦うには、必要な時に100%の状態でいる必要がありますから、ドヴィの言うとおりにバイクの改善が必要でしょうね。
フランスGPルマンレースまとめ
マルケスが得意としなソフトタイヤでペースをコントロールしながら優勝した事に大きな価値のあるレースとなったと思います。
ハードタイヤを選択できる時には今まで以上に大きなアドバンテージになる事は間違いありません。 でも個人的にはマルクVSドビの熱いバトルを見たいんですけどねぇ~(*^^)v
それから絶賛低空飛行中のロレンソも今回のウィークで「シート改善で良くなる兆しアリ!」と言っていますから早く表彰台争いに加わって欲しいです。
各メーカーのワークスライダーによるガチンコバトルを見たい!!
Let's Fun! Ride! Run!
Andy