マルケスが唯一の29秒台を叩き出し今季8度目のポールポジションを奪取!! 決勝へ向けて盤石のスタートを切りました。ドビは少し出遅れ1'30.961で9位スタート!!
正式予選結果
予選結果の考察
過去のバレンシアグランプリと比較してみます。
予選 順位 | 2015年 | 2016年 | 2017年 |
---|---|---|---|
ポール | ロレンソ 1'30.001 | ロレンソ 1'29.401 | マルケス 1'29.897 |
2位 | マルケス 1'30.449 | マルケス 1'29.741 | ザルコ 2 1'30.246 |
3位 | ペドロサ 1'30.516 | ロッシ 1'30.128 | イアンノーネ 1'30.399 |
4位 | エスパルガロ 1'30.917 | ビニャ 1'30.276 | ロレンソ 1'30.460 |
5位 | クラッチロー 1'30.917 | ドビ 1'30.338 | ペドロサ 1'30.589 |
気象条件 | 2016 | 2017 |
路面温度 | 26℃ | 26℃ |
気温 | 21℃ | 23℃ |
コンディション | DRY | DRY |
気象条件は、ほとんど同じと言えるレベルでした。
その中でマルケスは昨年比で0.156秒のタイムダウン、ペドロサは0.073秒タイムダウンです。
ドビは昨年比0.587秒のタイムダウンでした。
先日予想した通り、ミシュランタイヤの強度と構造の見直しによって昨年同等のタイムと言えそうです。そう考えると、ドビのマイナス幅が少し大きいように感じます。 ここは是が非でも昨年同等タイムが必要でしょう。 まだモーニングが残されているのでドビのタイムアップを期待します!
*事前予測→ウィーク前 Andy’S隠プレッション
タイヤの考察
今回の予選で各ライダーが使用したタイヤのコンパウンドに注目します。
ライダー | フロント | リア |
マルケス | H | S |
ザルコ | S | S |
イアンノーネ | H | S |
ロレンソ | M | S |
ペドロサ | H | S |
ピッロ | S | S |
ロッシ | M | S |
エスパルガロ | M | S |
ドビチオーゾ | M | S |
*H=ハード、 M=ミディアム、 S=ソフト
リアタイヤは全ライダーがソフトを選択しています。 フロントのコンパウンドが分かれました。
ハードを選んだのは、ダニ&マルクのレプソル勢のみ。 レースディスタンス(レーススタート~ゴールまでの距離数)を考えれば、ハードが有利です。 しかしグリップ面で不利な状況になるはずですが、ハードでポール獲得を考えると、マルケスが優勝候補最有力と言えます。
そしてダニもハードを選択しています。 昨年比でペースも悪くないので決勝では必ず表彰台争いに食い込んできそうです。 久々のレプソル1-2が見れるか!?
レースはレースが終わるまでわからないですからね! 今からワクワクします☆
映像の考察
リアタイヤのスリップ率がマルケスの方が高く、スリップアングルも大きくなっています。 ある程度まではスリップアングルが大きい方がグリップ力が増加します。
スリップアングルが大きい(オーバーステア)分、バイクを起こして曲がる事ができ、転倒のリスクを低減しつつグリップを上げる事が可能です。 この領域のコントロールはケーシ―も抜群に上手かったですね!! 今はどのマシンもヨー、ロール、ピッチ角をデータ計測していますからエンジニアが客観的なデータで、「曲がっている」のか「曲がっていない」のか分かります。
2017年チャンピョンは誰の手に・・!?
Let's Fun! Ride! Run!
Andy