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ZRX120RのホイールをマルケジーニM10S-Compe-Evo-メタルにカスタムした件

こんにちは!Moto-Ace-Blogerの@Andyです。

2014年、消費税が5→8%へ上がる直前に貧乏根性を丸だして、高額な買い物をしてしまいました。以前から仏壇ホイール欲しぃなぁ~・・・とは思っていたのですが、ついに決断するキッカケを安倍政権が与えてくれましたw

 

1.マルケジーニ”M10s-Copmpe-Evo”メタルを選んだ理由

マルケジーニだけが使用するアルミが特殊で・・・・  なんて事はありません!!w
ZRX1200用マルケジーニアルミ鍛造ホイール

ズバリ! 見た目がカッコ良すぎるから です。

レプ男(CBR1000RR)から比べると、車体は重くパワーはありません。(一応エンジンの中身はZZR1200です)これ以上エンジンスペックを上げるつもりは無いので、残るは軽量化です。 それ以上に見た目もカッコよくしたい!!  と言う事で前々から狙ってはいたのですが、高額なパーツの為フンギリが付かないでいたのですが、この度見事男気を見せる時がやって参りましたw

GALE SPEEDと比較

ホイールカスタムの王道と言えば、国内で最も販売本数が多いのがACTIVEのGALE SPEEDです。全国どの用品店に出かけても殆どのお店で在庫しているのではないでしょうか。

リーズナブルな価格で明らかにノーマルと違う見た目は、一目見ただけでカスタムホイールである事をアピールしてくれます。

やっぱりとことん軽量化したい!! との思いで奮発する事に決めました。 とことん軽量化とは・・??

 ZRX1200ゲイルスピードホイールゲイルはハブが2分割の構造
 ZRX1200用マルケジーニアルミ鍛造ホイールマルケはハブが一体型の構造

 

Andyとしてはハブがワンピースorツーピース構造のどとらであるか?を大きな差として捉えました。ゲイルスピードのホイールは、ハブを分割構造とする事で様々な車種へ適合させる事ができます。

ブレーキディスクの取付ピッチや幅方向のオフセットなどメーカーや車種によって様々です。ハブのブレーキディスク取付部だけを車種毎に専用設計し、ホイール本体は同じ仕様で大量生産する。この画期的アイディアによってホイールカスタムが幸せの黄色いサスと同じ値段で実施できるようになりました。これは正にホイールカスタムに革命を起こしたと言っても過言ではありません。 車種によっては、バイクを乗り換えてもアタッチメント交換でホイールも交換できる場合があります。

GALE SPEED Wheelの特徴
・ホイールとブレーキディスク取付部が2分割構造(ボルト締結)である。
・小さな部品であるハブを組み替える事で様々なメーカー、車種に適合できる。
・分割構造であるが故に剛性は一体型に比べ劣る。
・ホイールを車重の最も重たい車種の強度を満たす為、ホイールが重い。

*Type-GP1Sはハブ一体の削り出し仕様です

 


対するマルケは、アタッチメントではなく一体構造です。 この場合、ホイールを流用したりする事はできず、ZRX1200R以外の車種に装着できません。 削り出しなので機械加工時間も長くなり在庫リスクも抱える事から価格アップは避けられません。その代わりにトコトン軽量化でき、且つ高い剛性を得る事ができます。

Marchesini wheelの特徴
・ハブ部が総削りの一体構造である
・適合する車種は1車種に限られ在庫金額が跳ね上がる。(用品店は仕入しずらい)
・機械加工部分が多く加工時間が長い→コストが高い。
・車種専用設計の為、ホイール全体で軽量化でき軽く作れる。
・ハブ部は一体構造の為、軽量だが剛性は高い。

マルケホイールを在庫している用品店は売る自信があるショップと言えます。なので高額なオーリンズやナイトロン、様々なカスタムホイールを

マルケど~ん!!
ゲイルど~ん!!
ダイマグど~ん!!

と置いている店は担当スタッフも自信に満ちているはずです。

と言うのも、高額商品を置いて売れ残ったまま1年が経過してしまうと、財務上その商品は「価値が下がった」と見なされ置いているだけで「マイナスが発生」してしまいます。一定のパーセンテージで計算されるので、仕入れ金額が大きいほど1年後売れ残ってしまった時のリスクが大きい訳です。(2年売れ残ったら・・もう・・そりゃ・・ヤバい・・・。)

すると、経理などからこんなにロスが出ている!! どこのどいつだ!! と仕入れ担当の事情聴取が行われますw つまり売り切る自信が無いと「売れ残りにビビって」在庫する事ができないんです。

そんな理由から、高額なフロントサスやホイールは黙っていても良く売れ人気のあるkawasaki系ネイキッド車種(ゼファー、GPZ、ZRXなど)が多かったりします。SS車向け高額パーツは担当スタッフが喋りまくらないと売れませんw。

話が脱線しましたが、ゲイルのType-Rのデザインは結構好きなのですが、今回は軽量化も狙っていた事と、消費税UPも相まって奮発する事にしました。

 

2.「5.50」インチのリアホイールのリム幅を選んだ理由

購入したホイールのリム幅は5.50インチです。ネイキッドのカスタムの楽しみの一つに、パーツを交換した時に違いを感じて「ッオオッ!! いいね!!」って感じる瞬間があると思います。 軽量なホイールを活かすにはZRXのエンジンパワーを考えれば5.50インチがピッタリです。

ホイールカスタムの目的の一つに「リアタイヤを太くする」事があるなら、Rrを6.00インチへ変更する事もアリです。

5.50インチを選んだ理由
・エンジン出力(後輪約130)の適正リム幅は5.50インチである。
・6.00に比べ、ホイール単体重量が軽量である。
・5.50インチに最適なタイヤ180幅が、190幅に比べ軽量である。
・6.00を選択した場合は車高調整が必要になってしまう。
  →190/50の場合、車高アップが必要。
  →190/55の場合、車高ダウンが必要。

エンジン出力、ディメンションを崩さず最もRrを軽量化できる仕様は間違いなくリム幅5.50インチです。

仮にリム幅6.00インチで190/55タイヤを選択した場合は、ホイールとタイヤの重量増でノーマルよりも総重量が重たくなってしまいます。

・スポーツ走行性能を重視するなら5.50インチ。
・リアタイヤの太さを演出するなら6.00インチ。

と言った基準でリム幅を決めると迷わず決められると思います。 また6.00インチを選択する場合は、チェーンとの干渉を考える必要があるので、経験豊富なショップに必ず相談してから決めるといいと思います。 もちろんMoto-Ace-Blog問い合わせページからも受け付けていますのでお気軽にどうぞ。

 

愛知県にお住まいの方はSDブロスモーターサイクルがオススメです。オーナー店長の周藤さんは元しゃぼん玉本店の店長を長きにわたって務められ、現在は名古屋市内で独立開業しています。 カスタムバイクコンテストでも優勝経験のあるカスタムビルダーで、業界内でも有名人です。

Andyのように(??)人当りも良く気軽にしゃべれる人なので安心。刀やNinjaなどのインチアップを伴うカスタムも経験豊富なビルダーさんです。ヘビーカスタムを検討の際は一度相談すると良い情報を得られると思います。

 

3. 何キログラムの軽量化できたか?

気になるホイールはいったどのくらい軽くなったのか!? ドキがむねむねする!!

 

重量計測結果1. リアホイールアッセンブリー

2.2kgの軽量化達成~!!

マルケホイールに新品タイヤを装着しているので、ホイール単体での比較は約2.4kgの軽量化でした。ホイールはジャイロ効果が効くので、速度が出れば出る程に軽さが際立ちます。ZRX1200の場合元々重たいエンジン、重たい車体なのでその効果は抜群!!

高速道路でレーンチェンジする時でも軽くなっている事を実感できます♪♪

 

重量計測結果2. フロントホイールアッセンブリー

 ZRX1200Rノーマルフロントホイール

 

マルケは計測忘れて、車体に組んでしまい次にタイヤ交換する時に重さを測ろう!! と思って次も忘れ・・・現在の活字に至る。。。

(次こそ図りますのでしばしお待ちを!!)

スミマセン・・・Frは嬉しさのあまりフライングして装着してしまっていました。 計測次第、結果をアップします!! (・.・;)

 

4. マルケジーニホイールの拘りの物づくり

随所にマルケジーニの物づくりに対するこだわりを感じます。

 

こだわり1. ダイレクト感の増すチーズダンパ仕様!!

ダンパの種類は大きく分けて2種類あり、ドーナツダンパとチーズダンパです。ドーナツダンパは製造コストが安いのですが、加速側と減速側のチジミ代(ストローク量)が同じでセッティングできません。(ゴム硬度はセッティング可能)

対するチーズダンパは、加速側と減速側でチーズの大きさ(容量)を変更する事でセッティングする事ができます。レーサーホイールでは9:1なども存在します。

チーズダンパで加速側の容量を減らす事で駆動力がよりダイレクトに伝わり、右手のスロットル操作とタイヤの動きに作動遅れが少なくなります。

ノーマルホイールでは耐久性を持たせる為に、ダンパその物の容量が大きく設定されています。しかし社外ホイールは運動性能を重視しているモデルがほとんどで、ダンパ容量が小さく直ぐにヘタったり、ボロボロになったりします。

ストップ&ゴーが多い街乗りを激しく走行すると、タイヤ交換毎にダンパも一緒に交換する必要があります。掛かりつけのSHOPが決まっているのであれば、メカニックと事前に相談しておくと在庫の調整をしてくれ、二度手間になりません。

タイヤ交換にお店に行ったら、ダンパがボロボロ・・。でも当日は在庫無いから後日来てね!! パターンに何度か遭遇しました。 社外ホイールは見た目も運動性能も良い事は間違いありませんが、コマメな愛情を注がないと、直ぐにご機嫌ナナメになってしまうので気を付けて下さい☆

 

こだわり2. 妥協なき軽量化!!

CNCを駆使し、とことん軽量化にこだわっている事がわかります。

ホイール本体の肉抜きはもちろん、ホイールハブもとことん肉抜きが施されています。 チーズダンパを圧縮する”ケーキ”部分はビックリするくらいのダイエット!!(・.・;)   クラック入らないよね・・?? と心配になるくらい。。

肉を抜けば抜くほどに強度は低下しトレードオフの関係性があります。 容量の小さなチーズダンパを使用し更にケーキもガッツリ肉抜き・・  少々心配ですので、タイヤ交換の時にはレッドチェックした方が良いかも・・。(しばらくはマルケを信じますよ!w)

 

5. ホイール交換に必要な部品

マルケジーニホイールへ交換する場合、スプロケットだけは社外品で用意する必要があります。スプロケット以外は、必要な部品は全て揃っています。(できればタイヤも新品交換したいところです。)

 

必要部品1. A-typeスプロケット

↓下記スプロケットはM10S-Compe-Evoに適合するType-Aスプロケットです。(チェーンサイズ530, 42丁=純正)

XAMでなくても、様々なアフターパーツメーカーからスプロケットがラインナップされています。基本的に「A-type」という種類を選択すればOK。 但し、チェーン幅(ZRX1200は530)と丁数(ZRX=42)をお間違いなく!!

 

必要部品2. エアバルブ

また、付属するエアバルブはφ8.5mmの垂直バルブです。 街乗りだとエアをガソリンスタンドで充填できないので、74°に傾斜したゲイルスピードエアバルブがオススメです。
↓φ8.5mmマルケジーニホイール対応ゴールドエアバルブ(前後ホイール2個必要です)

 

6. マルケジー二ホイールカスタムまとめ

いや~どうです?旦那!!  かっこえぇ~(^。^) 更に男前になってくれました♪♪

高い買い物をしてしまったのでしばらくカスタムはお休みです。(カスタムしたのは2014年だしソロソロ解禁しようかな・・・)

ダベリングねたとして・・・
マルケジー二社を創業したのはイタリア人マルケジー二さんですが、会社がBrembo社に吸収され経営はBremboが行っています。(マルケブランドは残っている)

そして創業したマルケジーニさんは買収が気に入らず自分が創業したマルケジーニ社を飛び出し、新たに”MFR”という会社&ブランドを立ち上げシェア拡大を狙って営業活動をしています。 つい最近までほとんどのMotoGPマシンはマルケ一色でしたが、最近OZホイールもシェアを伸ばしています☆

 

ZRXのホイール交換を検討しているオーナーの参考になれば嬉しいです♪

 

Let's Fun! Ride! Run!
Andy

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