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MotoGP2019Rd.11オーストリアGPレッドブルリンクレース結果|2年連続のドッグファイト!!

MotoGP2019第11戦オーストリアグランプリ決勝レース結果をお伝えします。

オーストリアのレッドブルリンクで行われたMotoGP第11戦決勝レース。 優勝はドビがマルケスとの激熱となった一騎打ちバトルを制し今季開幕戦以来となる2勝目を挙げた。

ドゥカティはこれでレッドブルリンク4連勝となり、マルケスは3年連続の3位。 マルケス曰くタイヤチョイスをミスしたことが敗因だったという。

マルケスは前後にミディアムを選択し決勝に挑む。 対するライバルドビはフロントにミディアム、リアにソフトを選択。 ドゥカティは過去3勝全てでソフトタイヤを選んで勝利。

このコースはソフトタイヤが合っていそうだ。

 

1. レッドブルリンクコース図

レッドブルリンクコースレイアウト
・コース長:4.318km
・ストレート:636.56m
・高低差:約70m
・レコード1’22.027(マルケス)
・右コーナ7つ
・左コーナ2つ

 

1997~2003年までは「A1リンク」サーキットと言う名前であったが、その後はオーナーの成り手が不在。

レッドブルのオーナーであるディートリヒ・マテシッツの投資によって再建されることが決定。2010年、名称をレッドブル・リンクと改めた上でFIAのサーキット承認を再取得し、2011年5月14日に再々オープンを果たした。

 

2. レース結果

 

レース総合リザルト

MotoGP2019_Classification

予選ではマルケスが前人未踏の21秒台に突入するかと思いきや一つミスをしたようで残念ながら記録達成ならず。 しかしイアンノーネが持つレコードタイムを塗り替える躍進。

決勝ではドビとの激闘に負け、惜しくも二位となりました。  ドビVSマルクの戦いはいつも素晴らしい!

 

マシン最高速

MotoGP2019_AverageSpeed

う~ん・・・。

三位表彰台に立つクアルタラロが302㎞/hで、トップドビとは14.2㎞/hの差・・・。 決勝レースにおいてこのストレート長さと速度差を考えると非常に厳しい結果ですね。

最高速はエンジン出力、空力性能、制御セッティングが主に影響しますが、Yamaha機全体が遅い事を考えるとそもそものエンジンポテンシャルが低いか、著しく空力性能が悪いかのどちらかですね。

ロッシのコメント等を考慮すると、エンジン出力が圧倒的に不足していると考えられます。

 

チャンピオンシップ

MotoGP2019_worldstanding

今回ドビがマルケスの前で優勝した事でポイント差が63→58Ptへと縮まりました。  しかしマルケスもキッチリとポイントを稼ぐあたりは絶対王者の強さと言えますね。

またロッシ、ビニャーレス、クアルタラロのYAMAHA勢の争いも拮抗しており面白くなってきました。  特にクアルタラロの勢いは眼を見張るものが有り、ワークスをバッサリ斬ってくれたら面白い!!!

 

3. レース展開

 

レーススタート|

クアルタラロがやや遅れて3番手からドビが2位浮上!

 

残28周|クアルタラロ逃げる!

クアルタラロが逃げる!

リンスも懸命に追うもその差はジリジリと広がる展開

 

残25周|ミラーロックオン

マルケスがジリジリと追い上げミラーをロックオン。

レッブルリンクはDUCATI機の相性が良さそう(エンジン特性との相性)

 

残24周|ドビトップ浮上!

4周目にドビがクアルタラロをパスしトップに躍り出る。

クアルタラロのストレートスピードが凄まじく遅く成す術がない・・・。

YAMAHAさんエンジンなんとかしたいです! と聞こえてきそう。

 

残21周|白熱の戦い始まる

コレコレ!これですよ!待ってたのは!!

マルケスが前に出るもドビが一歩も引かない!  マルケスが出たら即座に抜き返す。 そんな作戦??

「絶対に負けん!」という気迫がドビから感じられますね!

 

残16周|マルケス離せず

マルケスの独走か?と思いきやドビも離れずプレッシャーを掛ける展開。

ドビの気合をBinBin感じます☆

 

残11周|トップ争いは2者

一瞬マルケスが離すのか?と思わせるシーンもありますが、ドビも簡単に離れません。

同じ距離を保ってマルクにプレッシャーを掛けつづけています

 

残9周|ドビ再び首位奪還!

ドビがマルクをストレートでパス。

通常のパッシングと違ってマルクが意図的にスロットルを緩めたような感じがしますね。

しかもドビにメンチ切るというオマケつきww

 

残8周|ルーキーVSワークス

3位走行中のクアルタラロの後ろにワークス2台を従える。

ワークスにとっては前にサテライトのしかもルーキーが走るんじゃたまったもんじゃありません。

クアルタラロはメキメキと株を上げて来年は良いオファーを期待できそうですね!

残6周|トップは変わらずテールツーノーズ

二人の激アツなバトルを邪魔するライダーは居ません。

お互いどんな作戦を考えているのか? 楽しみです♪♪

 

ファイナルラップ|ノーカットの激アツバトル!

今年も凄かった!!!

 

過去6回のマルケスvsドビのガチンコファイト

いや〜、凄いバトルしてますねwww

 

4. ライダーコメント

優勝:ドビチオーゾ

 

2位:マルケス

 

3位:クアルタラロ

 

5. MotoGP2019Rd.11オーストリアまとめ

最後のアタックに関して自分のスタイルではなかったと言うドビ。 マルケスと戦うにはさらに改良が必要と語る通りDUCATI有利と言われるレッドブルリンクで大接戦のレースとなった。

今回も熱くクリーンなバトルを見せてくれたドビにレースファンとして感謝します♪♪

それと・・・YAMAHAの元気の無さが気になりますね。 現状では仮に大きなウィングを装着しようにも、空気抵抗をロスし更にトップスピードを失う事になってしまいます。

ウィングの選択肢を増やす意味でも、ストレートでレースを強くする意味でもエンジン出力UPは最優先課題といえるのではないでしょうか?

 

 

 

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