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1級整備士国家試験に合格する方法と受験した感想

ANDY

は?

くっそムズいんだけど? 
こんな難しいだなんて聞いてないよー!

 

2024年3月24日、第108回1級整備士の国家試験を受験してきました。

合格点は合計が80点以上で、且つ部分点が40%以上であること。

1問2点なので、40問正解すればOKです。

 

自己採点結果は・・・78点。。。

酒和留津根ッ我ー

オワタ。

あと一つ正解が足りませんでした・・・爆涙✕10億乗

たった1問、されど1問。 本当に悔しくて悔しくて・・・夜は全然ぐっすり眠れました。(ふて寝w)

 

Blogを書いている今はもちろん冷静な状態になっているので、改めて自己分析したいと思います。

 

不正解のパターン4つ

Total11問に対し不正解の回答を出してしまいました。 これを分類すると・・・

不正解のパターン4種
  1. 完全に不明(成す術ナシ)
  2. 意識に入らず
  3. 電卓の操作ミス
  4. 適切or不適切を取違い

 

完全に不明パターン。

108回1級整備士試験問題毎回どの試験にも過去問になは無い、新出題の問があります。 今回もちょいちょいあって、知識と理解が全くなく全然ワカラーン! のパターン。 

これは純粋に実力が不足しているので試験中はどうしようもありません。 鉛筆を転がして1/4の確率を当てるゲームをするくらい? 

No.22に関しては全く知識を持っておらず完全に山カンで答え、見事に滑りました。

 

意識に入らず

108回1級整備士試験問題

問題文は当然一言一句飛ばさず読んでいます。 当然視覚には入っているのですが、意識に届かないのです。 

今回の自分は本当に緊張していました。 試験前の注意事項の説明が一通り終わり「なにか質問はありますか?」と問われたタイミングで、学生の方と思われる方が「ストップウォッチを使用したいのですが宜しいですか?」と訪ねていました。 

・試験時間は100分
・問題は50問
・4択なので各問い毎に4つの答案があります。

問題50問 + 答案200(50✕4) = 250  

つまり、100分を250で割ると1つ23秒で答えを出す必要があります。 

もちろん事前に分かっている事なので、「無駄に悩まず次に行け!」と自分に言い聞かせていました。 

が、今となっては強く意識し過ぎたことも良くなかったと反省しきりです。

と言うのも、↑の写真は、不適切なものを選ぶ問題です。 今冷静になれば、ノックセンサーは自分で起電力を持つセンサーです。他にもO2センサーも起電力を持っている有名な2大センサーです。 「5Vの電源を加える事で」があるため不適切とすぐに分かります。 

どちらかと言えばむしろサービス問題。 にもかかわらず・・・()の左には全て◯(マル)がついてしまった・・・

 

ANDY

は?

いきなり全部「適切」やん!(汗)&(焦)
バキュームってピエゾがぴえんやったっけ!?!?

 

とパニックを起こします。(ガチ)  

問題を全て読み返したので当然、視界には入っているのですが、意識に入る事がありませんでした。 「5Vの安定化電源を加えること」が意識に入ればすぐに分かる問題が、当日の緊張によって完全にゲキムズな問題へと自分自身が変化させてしまったのです。

 

108回1級整備士試験問題

↑こちらも同じく「リサイクル部品」が意識の中に入りませんでした。 

(1)は「解体マニュアルの作成、提供」がリサイクルに関する取り組みであるためNG。 

(2)は適切だけど確信が持てず「△」(迷ったの意味)に。

(3)は分解&洗浄を行うので不適切

(4)は「リユース部品」であれば適切。今回は「リサイクル」の為NG

問42は(2)で確信が持てなかった事と、リサイクルが意識に入らなかった事が重なり不正解である(4)を選んでしまいました。

自分の中では(2)が不安だった事から(4)で「あった!」と確信めいてしまいジ・エンド。。。

2重のアンダーラインを引いた箇所は過去同じ間違いをしている部分です。  しっかりと頭にいれるべき項目が入れられていなかった自分の実力不足です。 

とは言え、辞書には入っていた項目なので本当に悔しいス・・・

 

計算問題で電卓の操作ミス

108回1級整備士試験問題コレは完全に計算機に対する理解不足でした。

実効値を求めるにはは電圧ピークを√2で割ればOK。 今回は7.09V÷√2です。 

電卓を使って「7.02」→「÷」→「√」→「2」=3.545 となり

ANDY

お! 
下三桁まで合ってるしコレで間違いないネ!

と思い込んでしまいました。

冷静に考えれば、7に対して3.5はもう1/2じゃ!!!  つまりありえん数字じゃ!!  って事くらい分かりそうなモノですが、試験当時は焦りもあって全く疑う事ができませんでした。 

しかし正しい電卓の操作は

「7.02」→「÷」→「2」→「√」=5.013 と操作するのが正解です。 

いやーーー、、、

ナゼ気付けないのか・・・

整備振興会職員ののOさんから「試験のときは落ち着いて、普段通りが大切です! 頑張ってくださいね!」と励ましの言葉を頂きましたが、今になってその意味が痛いほどによく分かります!(笑&泣)

 

適切、不適切を取違い

No,40は不適切なものはどれか? の問いに対し(2)が不適切です。

自分の回答は「✕」を付けているのが(2)と(3)で、本来はこの2つで迷い、見直せば良い理由ですが、なぜか(1)と(2)でどっちが正解か? で迷ってしまいました・・・(マジで何やってんだか、、、)

 

当然(1)(4)は適切ですから答えが出る訳がありません。 2択まで絞り込んだら、間違った方の二択で迷うという怪挙・・・ 

もう単純にアホと言う他ありません。  未だに悔しすぎます。。。    せめて(2)と(3)で悩んだ挙げ句間違えたなら納得でるけど・・涙

とは言え、きちんと(3)で 「✕」 を導き出せていればそもそも迷う事も無いわけで、実力不足である事には変わりありません。 

 

1級整備士試験を受けて思うこと

20年前に2級整備士の国家試験を受けてからかなり時が立ち、社会人になってからは二輪ばかりだったので、久々の四輪は大きな進化を遂げている事がよく分かりましたし、二輪へも応用できる技術や知識を習得できた事はなにより自分の為になった事は間違いありません。 

そして改めて思う事は・・・

一級整備士になるのは本当に難しい。

実は学科試験が受かった後にはまだ「口述試験」が残っています。 これにも合格しなければなりません。

口述試験は試験官と実際に1対1で話をしながら問診を行って、車両のどこにどんなトラブルを抱えているか? を当てる試験です。

そもそもの試験範囲が広い学科に加え、会話の中から不具合内容、部位を探るという難題・・・ 

恐らく相手が生身の人間ですから、緊張度合いも今回の学科とは比較できないほど緊張する事は明白。  いや〜、来年とは言え恐ろしいww

 

あとは、学校の凄さを感じました。

学生時代は学生寮に住んでいたので、何か分からない事があればすぐに質問できる環境だったのですが、今は誰も聞く人がいないww

本当に分からなくて、当然何度も教科書は読むんだけど一向に答えが分からない・・・(T_T)

どうしようもなくなった時にはSNSで世界中に居る先生に聞きました。 すると・・・

 

この問題は本当に分かりませんでした。

しかしXで世の先輩方に聞くと10分と経たずして理由がわかりました。  ※リプ頂いた方、本当にありがとうございます!

昔は学校でなければ職場くらいしか聞く場なんて無かったけど、改めてSNSの力の凄さを感じました。

 

さらにこんな事も教えて頂きました↓

教科書の上段にある「表題」なんて全く気にしていませんでしたが、ヒントがそんなところにあったとは!!! 自分では全く気付く事ができず本当に助かりました! ありがとうございます!!

今の自分は教わる身ですが、この御恩は合格した暁には1級を目指す後輩整備士へ丁寧に返して行きたいと思います。

 

正式結果が2024年4月9日にハガキで届く予定なので、それまでは0.1%の可能性(間違いを書き写し間違えて正解してくれ!)に賭けたいと思います。 

PDFリンク↓※重い(12MB)
第108回 1級自動車整備試験問題用紙

 

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