Hawk11借りてインプレツーリングしてきたよ♪
モーターショーで見たあのロケットカウルマシン! Hawk11を丸裸にしてみようと思います♪
機能紹介は後回しにして、まずは走った印象から紹介します♪
記事の目次
HAWK11スペック抜粋
型式 | SC85 |
エンジン | 直列2気筒 OHCユニカム4バルブ |
排気量 | 1082cc |
最高出力 | 75kw(102PS) |
ホイールベース | 1510mm |
キャスター角 | 25°00′ |
トレール量 | 98mm |
重量 | 214kg |
タイヤサイズ | Fr120/70ZR17 Rr180/55ZR17 |
タンク容量 | 14L |
HAWK11の良いポイント
1. トルクの太いエンジンが扱いやすい
やっぱり1100ccの2気筒エンジンという諸元からくるロングストロークエンジンは、スロットルを撚るだけで簡単にトルクが出て前にグイグイ進みます。
街乗りにおいては凄く使いやすい特性で、シフトダウンする手間が無いのは最高にGood。 これがCBR1000RRRなら低速トルクはスカタンなのでシフトポジションを気にしなきゃいけないし、いちいちシフトダウンしなきゃ加速できない。
100km/h以下での走行シチュエーションにおいては最強エンジンと言ってもいいくらい。
あと忘れちゃいけない270°クランクがいいフィーリングを出してんですよ。
直列2気筒なので、180°か360°クランクが多い中、敢えての270°。
この270°と言うのは90°Vツインエンジンと同じクランクで、独特のドコドコ感があって、トルク感が更に増します。 等間隔に「ドッドッドッドッ」というパルスが180°だとすると
「ドドンッドドンッ」が270°クランク。
変則的なパルスがあって、面白いフィーリングになります。
低速トルク重視+大排気量+270°クランク=楽しいエンジン になっていました。
2. 軽い車体が楽しさ倍増!
車重が211kgと軽い! 燃料タンクも14Lと少し小柄なサイズ。 2気筒エンジンの方が4気筒に比べてエンジンヘッド重量が軽い。
しかもユニカムバルブトレインを採用していて、通常2本→1本と軽量な仕様。
タンクも細身で見た目以上に軽く感じる車体が、太いトルクのエンジンとの相乗効果でとてもキビキビ切り返しができる→素早く動き出し、素早く止まれる。
結果、右手のスロットルワークと車体の動きが直ぐにリンクしてとても扱いやすい。
エンジンの基本が同じCRF1100Lアフリカツインに乗った時にもスロットルだけでキビキビ走るなぁ〜と思っていたけど、Hawk11の軽い車体に積むと更に良さが倍増して楽しくなっている。
この軽い操作性を生むもう一つの要因として、程よい前傾のポジションが良い影響を与えています。 ロケットカウルのイメージが凄いのでかなり前傾しているように見えたけど、実際またがると「アレ?こんな緩いの?」ってくらい前傾してないです。
ダイレクトにハンドルバーをフォークにクランプしている事もあって、タイヤの接地感は高いし、ライダーの入力がレスポンス良く伝わってくれます。
3. ロケットカウル最高!
目立ち度バツグン!
カッコイーぜ!
ワインディングへの道中、ファミチキ✕ブルチャージしていたところ、一人のダンディーがクルマから降りるや否や、「凄いカスタムされてますね! なんて言うバイクですか?」
とな!w
ホークイレブンっていうバイクで、納車したばっかりのドノーマルです!
(※嘘は一つもない。)
やっぱりこのロケットカウルはインパクト大。 色んな意味で目立つ。
LPLを努めた吉田さん曰く、「このバイクのデザインは賛否両論あります。」と雑誌記者に堂々と答えていたのも印象的だったんですよ。
Andyが勝手に予想するに、「社内でも反対意見があった」のだろうと思うんですよ。 でなけりゃ記者に態々(わざわざ)そんな事言わないと思うんですよね〜
そんな事を踏まえた上でAndyの正直な意見は
「ロケットカウル、かっこいい。」です。
もし仮にホーク11のデザインダサくね? って言われたら、「テメーなんかよりセンス抜群のAndy様がカッコいいって言ってんだからおととい来やがれバーロー!」くらい言い返してやりましょうw
因みに、ドリーム名古屋守山店店長から「FRP一体成型のカウルで、30万円するので転かさないでください♪」って言われてしまいましたw
このカウル、お金掛かってますw
4. 視界広すぎて最高
恐らくこの意味を本当に理解できるのは、ベテラン距離ガバツーリンガーだけだと思うけど、敢えて言いたい。
ミラーが視界から消えて、より巨大なスクリーンで景色を楽しめる!
たぶんジェッペル(オープンフェイスヘルメット)でツーリングしている方なら、分かってもらえるんじゃないか? と思っている。
ジェッペルの良さはなんといってもチンガードが無い事でより広く、大きな景色を楽しめる事!!(軽くて首が楽という説もあるが)
この良さを知ってしまうとフルフェイスの視界の狭さが嫌になってしまうほど。
だからこそ若者にジェッペルが流行らないのは、純粋にメリットよりも「オッサン臭さ」のイメージが先行しているからだと思う。 しかし、ベテランと言われる年にもなって尚バイクに乗り続けると、なにかのタイミングでジェッペルの良さを知ってしまう時がくる。
感覚としてはその時と同じだったんだよね⬇
「フルフェイス → ジェット = 通常ミラー → アンダーミラー」
街乗り、ワインディングどちらも視界に邪魔物が居なくなってマッジで視界が巨大化している!!
レンズの焦点距離に例えると24㍉→16㍉になたイメージ!
ミラーが見にくいんだよ!
と言われればその通りだが、慣れれば見える。 全然見える。 ちょっと視線の移動量が多いし最初は位置も理解しきってないから迷う。
でも数時間も乗ればあっという間に慣れてそんな事はどうでもよくなってしまう。
それよりも「視界MAX!」のメリットの方が圧倒的すぎて「よくぞこの位置でOKした!」と感謝するくらいだ。
このミラーは、間違いなく良い。
街乗りに於いて、これ以上のミラーは存在しないぞ。 (※異論は認めますw)
Hawk11のイマイチなポイント
ざっくりと3項目あるので改善要求の高い順に忖度無しで書〜く!
1. メーター見にくい
これ、イケメン過ぎるAndyがメーターに映り込みまくってるのが分かるでしょ?
しかも肌の色までバッチリ!👍
全然バッチリじゃねーww
昼間は背景が黒、文字が白なので、メーターカバーに自分のメットがバッチリ写り込んじゃうんすよ。。。
走行した日はピーカンの青空だったので余計に見にくいシチュエーションでした。
LEDのインジケータランプは、中間でもバッチリ認識できるし、夜間の視認性は最高です👍
2. シート下スペースもっと欲しい
ETC2.0が全車標準装備されているのはマジで最高!
しかしABSにETCに・・・となるとシート下スペースは皆無。。
まぁホーク11に限らないんだけど、我がZRXはシート下に一眼用三脚とペットボトル2本とグローブが余裕で入るから、同じNKで比べてしまうともうちょい欲しいなぁ〜と思っちゃいます。。
ペットボトル1本でも入ると便利なんだよなぁ〜
3. シート表皮の色OP設定欲しい!
直感だったんだけど、ロケットカウルに合うシートってブラウンじゃね? と。
純正OPで設定するとなるとコストや色移りとか新たな課題が出てくるとは思うけど、是非設定して欲しいなぁ〜
3. ホイールベースあと50mm短くして!
せっかくキビキビ動けるエンジンと車体があるんだけど、ホイールベースがちょっと長いんよね〜💦
RRRと同じくらいの1450程度にして欲しかった!
とはいえ、エンジン搭載位置やスイングアームをアフリカツインと共通化し、その中で前後分担荷重を最適化した結果だと言うことは理解しているつもり。
専用でスイングアームを起こせば、価格は10万アップ? もっと?
今ある材料の中では最高の料理を完成させたとは思うんだけど、短いホイールベースだったら、ビューエルのような個性が生まれたような気がする。
「ショートホイールベースにしたら、更に凄そう!」と可能性を感じさせるバイクとも言える。
HAWK11の機能紹介
ざっくりと機能と実際に使ってみた感想を綴ります
全体像
どこから見てもひと目でホーク11と分かるロケットカウルが最大の特徴。 バイク好きが見ても「おッ?」と思わせるデザインは目立ち度抜群! めっちゃカッコいい!!
個人的にはブラウンのシートをOPでも良いから設定してくれると更にカッコよくなると思う!
ブレーキ
目測φ310、t4.0のダブルディスク、NISSINキャリパのオーソドックスなスタイル。
ワインディングや街乗りを楽しむには十分なスペックでした。 それよりも先にABSの介入が早くきてしまうので、介入レベルの選択肢を増やしてもらえると更にGood。
エンジン
CRF1100Lアフリカツインと同じ1082ccエンジンを搭載し、ギヤレシオ等も同じ。
ユニカムという、カムシャフト1本で、1燃焼室当たり4本のバルブを駆動できる機構を搭載。 このお陰でコンパクトなシリンダーヘッドを実現し、軽さとパワーを両立。
反面、高回転高出力は不向きなので、最高速重視のエンジンは採用されない。 (CBR1000シリーズはDOHC仕様のカムシャフト2本仕様)
プラグ交換は2分で出来そうなくらい素晴らしい位置☆
エキパイ
エキパイにはステンの化粧板、サイレンサーはブラックつや消し塗装。 ここは可もなく不可もなくってところかな。
ちなみに、音は純正っぽくなくて分厚いいい音してましたよ
便利機能
ウィンカーブラケットに荷掛けフックがありました。 シートバッグなどを積んだ時にはかなり重宝しそう。 こう言う便利機能ってジワジワ満足感上がるんだよな
操作系
CBR1000RR(SC77)と同じスイッチボックスです。 プッシュキャンセル式のウィンカースイッチに久々に乗ったけど、やっぱオートキャンセルがいい!w
キャンセル操作のクリック感は最高に解りやすくてGOOD!!
プリロードアジャスター
標準位置:+7click
緩め方向一杯に回し、締め方向に7クリック回す
Rrサスペンションのみ、プリロードアジャスターが装備されています。 実際に手で動かしてみたけど操作荷重が軽くてやりやすい!
工具無しで簡単に変更できるのは凄くありがたい。 積載量や走り方によって素早くセッティング変更できるのは大きな強み。
RRシリーズとかフックレンチをどうやって掛けるか? 掛けられないのか? を悩んでるあいだにツーリングが終わっちまうw
Frサスにもプリロードアジャスターが装備されています。
最近この手の仕様をよく見かけるけど、コインを使って回します。
標準位置は+3
※Lの緩め方向一杯に回し、Hの締め方向に3回転
プロリンク式リアサスペンション
リンク式サスペンションが採用されていて、奥でしっかりと踏ん張ってくれます。
同じような車重のCBR1000RRRより、Hawk11の方が前後のバネレートが1ランク柔らかい印象です。
小さな加減速Gでもしっかりとピッチングしてくれて、タイミングを掴みやすい。 バンク角が深いところでギャップを拾ってもサスが吸収してくれます。
角張ったタンクデザイン
タンクデザインはエッジを効かせていて好きです。 最近では珍しい??
極小ラメの入ったブルーもいい色してます♪
ブッシュ型シフトペダル
ブッシュタイプでシフターのOP設定はありません。 久しぶりにブリッパー無しのシフト操作は新鮮でした。 でも街乗りだと2km走るとブリッパー欲しくなるw
タイヤ
走行した空気圧↓(純正指定圧)
- Fr:250KPa
- Rr:290KPa
タイヤはOEM装着のDUNLOP製GPR300ラジアルタイヤ。 シングルアールの癖の無いオールラウンダーで、ツーリングには最高です。
メーター表示
AndyのBESTは「USER」モードにして
- P=3
- T=1
- E=1
のセッティングがベストでした。 ワインディング走行で「SPORT」モードで走るとエンジンブレーキが強いと感じます。
ブレーキをリリースしてもエンブレがしっかりと効きすぎて減速しすぎてしまうので、「USER」へ変更しエンブレを2→1へと弱めるとGOOD!!
よりスポーティな走りを堪能することができました。
夜間のメーターは見やすくてGOOD。 昼間は気付かなかった外気温度が表示されている事にも気づけましたw
LEDのインジケータランプは昼夜問わず見やすい。
夜間の灯火器
ロケットカウル+LEDリング+LEDライトビームの目立ち度はハンパね〜w
すんごい威圧感でちゃってるよw (いい意味で)
FRPのトュゥルトュゥルボディにウィンカーが映り込みまくり! これも目立つ!
ちょっとテールはやっぱ、もうひと工夫欲しかったなぁ〜♪
HAWK11インプレまとめ
ロケットカウル、広すぎる視界、パルス感のある270°クランクエンジンがこのバイクの特徴でした。
特にロケットカウル✕アンダーミラーは最高。
走行中にミラーが視界に入り込まないだけでこんなにも広く感じられるのか! と驚くばかりです。
前回は動画撮影も兼ねていたのでフルフェイスメットだったけど、次はジェッペルで乗ってみようかな。。昇天するかも?
あとワインディングの下りで前傾がキツすぎないから凄く安心感高かったのも◎。 カリカリに攻めるならRRRとかRRみたいな超前傾でもいいんだけど、街乗りはやっぱりキツいし超下り勾配になるとFr過多になるし一長一短。
気軽にワインディングを楽しむならほんとBESTバイクだと思った一台でした。