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ツーリング用デジカメ G1x-Mark2を3年間使い倒したレビューブログ

こんにちは!MOTO-ACE-BLOGerの@Andyです。(You tubeチャンネル→MOTO-ACE-VLOG

今回は普段使っているカメラを紹介したいと思います。 ブログ用写真を撮影するの為に3台のカメラを使用しています。

良く使っている順に、スマホの「iPphone7+」、コンデジのCanon「 G1x-Mark2」、フルサイズのCanon「 6D」、の3台です。

やっぱりiPhoneは常に持ち歩いているので何かちょっとした時を切り抜くには最高です。

次に出番が多いコンパクトデジカメのG1x-Mark2。 ヘタクソな料理ブログの写真は全てこのカメラで撮影しています。 美味しそうに見せる為に露出レベルを上げたり、絞りをセッティングして背景をボケさせたりと簡単にセッティングでき、尚且つ軽い!! と言うのがオススメできるポイントです。

フルサイズの6Dはもちろん一番キレイな写真が撮れて、自由で要求レベルの高いセッティングにも全て応えてくれます。が・・・、如何せん重たい!! 「ヨシ!写真を撮るぞ!」と気合が入らないと持ち歩けない大きさと重さです。

G1x-Mark2は、iPhoneより高性能なカメラで持ち運びも苦にならない。ツーリングでもそこそこキレイに取れるカメラ!!というワガママにしっかり答えてくれるカメラです。

 

Canon G1x-Mark2はこんなライダーにおすすめ

様々なカメラがある中で、どんなカメラがいいのか? と言う質問を受ける事があります。自分の場合はCanon党なので、Canonの使っているカメラの良さを全力で喋り伝えるでしょう。

聞いた相手がNikon党なら、やはりNikonを全力で勧められると思います。

  • 自問自答してください。
  • 貴方は出かけた先で、写真を撮りたいですか?
  • 貴方は写真を撮りに、出かけたいですか?

 

答えが「写真を撮りに行く」場合

カメラというのはザックリ言ってデカければデカイほど良い(思い通り)な写真が撮れます。

だからこそプロカメラマンはどデカいカメラをたくさん持っているわけです。 このプロの人達は、「写真を撮りに出掛けている」人達ですよね。 だからこそお金も掛けられるし、何より重たい機材を運ぶ気力が湧いてくるんです。

山頂から美しい景色を写真に撮りたい、レストランからメニューに載せる料理の撮影を依頼された、サーキットへレースバイクを撮りにいくなど、「目的=写真を撮る事」

この目的を持つ人は、今回のCanon G1x-Mark2はおススメできません。 ハッキリ言って役不足です。

 

答えが「行った先で写真を撮る」場合

このパターンは何か違う目的があって、そのついでに写真を撮るパターンです。

旅行に行ったついでに写真を撮る、カフェに行った時に美味しいパンケーキを撮るといった具合に、スマホよりちょっといいカメラで撮りたいな☆ と言う場合です。

行った先で写真を撮る場合、まずスマホが最強です。常に持ち歩かれていて画質もソコソコ。SNSに秒でUPできる。こんな小型&高性能カメラは先ずありません。

しかし逆光や明暗の強い被写体には弱く、ボケた写真はやはり物理的に不利です。

そんな不満がある時、高級コンデジ(コンパクトデジカメ)の出番です。スマホより簡単にいい写真が間違いなく撮れます。

しかしネックになるのがその大きさ。一眼よりはコンパクトですが、スマホの何倍の重さとスペースが必要になります。

スマホに比べどこまでの大型化が許容できるかは人によって異なりますが、ツーリングへ出かけ、カメラを入れるスペースがバイクにあるなら、G1x-Mark2は間違いなく一緒に連れて行くべきカメラです。

自分の中で「しっかりボケた写真を撮れる最も小さなカメラ」と言った印象です。

 

1. G1x-Mark2の諸元

まずライダーにとって一番大切なのがカメラの大きさ。SS車などは積載スペースも少ないので極力小さい方が良いです。CBR1000RRであればシングルシートカウルを装着すればシートカウル内に収まります。
(タンデムシート装着した時は入りません)

 

諸元1. 外観のサイズ感

CBR1000RR(SC59)でツーリングに出かける時にはシングルシートカウルの中に入れます。三脚を使う時には入らないのでシートバックを装着。

基本的にこの大きさで困った事はありませんね。特にシングルシートカウルの中にG1x-Mark2と財布とETC本体が一緒に入るのはとてもありがたいです。

ZRX1200Rはもう最高すぎます。積載容量がハンパではないので、バイク用三脚Velbon-UT43とG1x-Mark2カメラ本体を入れても500mlのペットボトル3本は余裕のヨっちゃんで入ります。 更に小物入れの方にも余裕があるので、ZRXで日帰りツーリングの場合はシートバック等の後付けは不要です。

 

諸元2. 重量

*計りの上に載っている写真がベスト

メーカー公式発表では553gとなっています。 ツーリング先でバイクを止めて徒歩でプラプラする時には首からぶら下げていますが、苦になる重さではありません。 夏のTシャツ一枚の時でもくい込む事はありません。

 

諸元3. 実際に持ち歩いてみた感想

登山となると、ずっと首から掛けているとプランプラン揺れて調子が悪いと思います。が普通に観光地をテクテク歩くだけなら全く苦になりません。 特に秋冬服の時には全然気にならないレベルです。

首からブラ下げて歩くと、お腹でポヨンポヨンとバウンドしてウザいので、肩掛けカバンみたく斜めに腕を通す”タスキ掛け”スタイルであれば長距離を歩けます。

 

2. G1x-Mark2で実際に撮影した写真

実際に撮影した写真です。 海外や国内旅行、ツーリングなど大活躍してくれました。

 

写真1. 2014年アメリカツーリング

バトルシップミユージアムでは完全なド逆光でフレアもありますが、しっかりと発色してくれてます。

 

写真2. 焼きそばw

F2.0で少し解放し過ぎ(開け過ぎ)ました。 が自然なボケができてるでしょ!?

 

写真3. バイク

ちょい絞って背景を少しボケさせる程度。

 

3. G1x-Markの便利な機能

G1x-Mark2には様々な便利機能が備わっています。 現在新しく販売されているモデルはWi-fi接続やスマホとの連携が当たり前ですが、当時は最新鋭でした。

ライダーにとって、スマホとデジカメとの連携はもはや必須機能と言って良いと思います。と言うもの、

  • スマホとWi-Fi接続する事で、撮った写真を即座にSNSへアップできる事。
  • 自分とバイクを撮影する時に、スマホからズーム、シャッターなどカメラを遠隔操作できる事。

この機能は最高に便利過ぎます。特にソロツーリングへ行った時は、自分とバイクを写真に収めるには三脚が必須ですよね。 ここまでは昔から当たり前なので特に変わりはありませんが・・・

 

便利機能1. 撮った写真を即スマホへ転送!!

カメラ本体 ⇔ スマホ をWi-fi接続する事で、撮影した写真をバンバンスマホへ転送する事ができます。 画質を落とさずに転送する方法と、画質を落として転送する2パターンをユーザーが選ぶことができます。

SNSが無かった時には不要な機能ですが、SNS更新でキレイな写真を簡単にアップする需要は今後も更に高まるでしょう。 もちろん、スマホに取り込んだ写真をアプリで追加加工する事もできます。ベースがキレイな写真なので、差別化を図るにはうってつけです。

 

便利機能2. スマホ画面でライブビューモニター!!

この機能は、セルフィーで撮影する時にとても役立ちます。 三脚を立ててた状態では、自分がフレームに入った状態を確認できません。

撮影した後、写真を見てあーしよう、こーしてみようと修正しもう一度撮影・・。 なんたる二度手間。

でもライブビューモニターとしてスマホを使えるから、撮影が二度手間にらず一回で撮影できます。大人数で撮影する時も、誰がフレームから出てしまっているかや、誰の顔が被ってしまっているかが一目で分かります。

 

便利機能3. スマホからズームができる

これもスマホ連携の醍醐味!! ライブビューモニターで確認しながら、ズームしたり戻したりする事ができます。 操作も簡単なのでとても便利。 あとちょっとズームしたい!! って時にカメラまで戻ってズームし直すのはとてもメンドクサイです。 しかしスマホ画面から気に入るまでTRYできるので最高に便利です。

 

便利機能4. スマホからタイマー撮影できる!!

スマホからシャッターを直接切ると、カメラオーナーはスマホ片手に写真に写る事になります。ポケットに入れる時間が欲しいよね!

って事でスマホからタイマーを「無し、2秒、10秒」と選ぶ事ができます。タイマーを効かせた時にはカメラから1秒毎に点滅するランプを確認できるので、全員が認識できます☆

 

便利機能5. 美味しそうに写せるモードがある!!

2017年流行語大賞になった「インスタ映え」は一気に広がりました。(最新はインスタ映えない、だとか・・?) やっぱりツーリング先で美味しい食事をしたら”美味しそうな写真”を撮ってSNSに上げたいですよね。

アプリを使って加工する事もいいのですがアプリで加工している間は、せっかくのツーリング仲間との会話時間を減らす事になってしまいます。これでは貴重な時間がもったいないですよね。

美味しそうな写真を取って会話に参加するには、どうすれば両立できるのか?

最初から美味しそうに見えるモードにして撮影!! → スマホ転送 → SNSアップ!! これだけです。この時短こそ貴重な時間を買う賢い投資と思います。

 

便利機能6. バリアングルモニターで自撮りがカンタン!!

バイクをカッコよく撮影するテクニックの一つに、ローアングル撮影があります。 地面スレスレのところにカメラを構え、下から見上げる構図でバイクを撮影するとタイヤが大きく見えてインスタ映えします。

この時、バリアングルモニターが無い場合は、カメラマンも地面に寝そべってカメラアングルを確認します。

バリアングルモニターがあるので、ローアングルから狙う時でも、地面に寝そべる必要はありません。

 

 

自分を撮影する時には「タイマー」を使ってシャッターを切ります。 この時、自分はカメラのファインダーを覗いている訳ですから、「実際の構図」を確かめる事ができません。

タイマーをセットし、バイクの横に立って撮影しカメラへ戻って撮影した写真を見て次の構図を考える。といった順序です。

しかしスマホとwi-fi接続しすれば、スマホ画面がカメラのライブビューモニターになります。なのでバイクの横に立って構図の調整ができます。 → 構図が決まればスマホをタップすればシャッターが切れますし、10秒or2秒タイマーを作動させる事も可能です。

カメラ好きな人って、仲間を撮ってばかりで自分が写っている写真は以外に少ないですよね!? 三脚とスマホを使って思い通りの構図が簡単に作れて、簡単に撮影できます。

この機能がコンパクトデジカメに備わっているので、ほんと大満足です。

4. G1x-Mark2のスペック

発売当初は最上級コンパクトデジカメとしてのCanonフラッグシップ機だった事もあり、モリモリのスペックになっています。 ライダーが写真を撮る時にウレしいスペックがたくさん!!

 

1. APS-Cに迫る1.5インチ大型C-MOSセンサー

一眼レフに匹敵する1.5インチサイズのイメージセンサーをこのコンパクトボディに搭載しています。

イメージセンサーとは、レンズから入った光を電気信号に変換する部品です。人間に例えるなら眼球の「網膜」に相当します。光には「色」がありその色を認識して、電気信号へ変換します。
例えば、青=01、赤=10、緑=00みたいなイメージです。

センサーは碁盤の目のように配列され住所を持っています。エクセルのマス目をイメージすると良いと思います。A列2行目が赤、C列4行目が青・・と言った具合です。

決まった住所に配置された色データを拡大すると、PCやスマホで写真として認識できるようになります。

A4サイズに拡大する場合、元のセンサーサイズが大きい方が拡大率が小さくできます。拡大コピーを取ったり、写真を拡大するとどんどん解像度が落ちてしまうのと同じ理屈です。

・iPhoneのイメージセンサーサイズ 1/3.2型:約25㎟
・G1x-Mark2のイメージセンサーサイズ1.5型:約234㎟

CMOSイメージセンサーサイズ比較

その差面積比で約9.36倍もあります。センサーサイズこそキレイな写真を撮れる所以です。普通はセンサーサイズが大型化すると太いレンズが必要になり結果、ボディが大型化します。 それをコンテジサイズに収めたのがG1X-Mark2です。

 

2. F2.0-3.9で明るくボケボケ

ワイド端2.0、テレ端でも3.9と言う明るさ!! 室内撮影や暗いところでの撮影もバッチリです。 一眼でなくても、大きなセンサーサイズと相まって背景をボケさせた写真撮影ができます。

バイクを撮影するとき、やっぱりカッコイイ写真を撮りたいですよね。じゃぁどんな写真がカッコイイのか!? やっぱり背景が上手くボケていると「オッ!?」と感じます。 この数値が低いほどボケた写真が撮れます。

F2.0と言う数値は、iPhoneやスマホでは到底不可能な”ボケ”を作り出す事ができます。

背景はHonda WGP500勝達成記念ポスターです。 右側の写真は1986年の文字が読み取れますよね。 ちょっとISO感度あげ過ぎましたが、コンデジと言えどフラッグシップ機なので、美しいボケを作れます。 ちなみにこんな感じで撮影しました↓

G1x-Mark2で撮影した写真
G1x-Mark2で撮影した写真

 

3. 5㎝まで寄って接写ができる!!

バイクのカスタム完了!!  カスタム記録をSNSやブログに投稿する写真に、パーツのドアップ写真が欲しいなぁ~・・。 なんて時でもG1x-Mark2で大丈夫。

脅威の5㎝まで近づく事ができます。5cmまで寄ってしまうとパーツがドアップ過ぎて必要ないかもしれませんが、この後の花見ツーリング♪♪ に出かけた時にはサクラの花びらをアップで撮影できます。

 

5. 便利な純正アクセサリー

キャノン純正アクセサリーのカメラケースを使用しています。 と言うのも、このケースはレザー(たぶん人工)を使用していて少し硬めです。 このお陰でケースに入れたらバイクの積載スペースへブッ込むだけで持ち運べます。
G1x-Mark2純正ケース

2ピース構造になっていて、簡単に脱着ができる事もサスが純正クオリティ。この純正ケースが一番ピッタリフィットするので、シート下のスペースで場所を取りません。 汎用ケースは大きめの物が多く以外に大きくなってしまうので、省スペースなバイクには純正ケースがオススメです。

 

6. Canon G1x-Mark2の良かったところ

  • ボディがコンパクトである。
  • ケース込で約600gと軽い。
  • 一眼レフと同じセッティング機能を搭載。
  • 簡単撮影モードで食事を美味しそうに撮れる。
  • スマホへ秒で転送できる。
  • 一人三脚撮影がとても簡単
  • ツーリングへ気軽に持って行ける大きさ

基本的に一眼レフと同じセッティング機能を搭載しており、機能を網羅して使いこなせば相当なイイ写真を撮る事ができます。

もちろん気軽に持ち運んでパシャっと撮るだけでも十分にキレイな写真です。 また、人物を映す時には「ポートレート」と言うモードを選択するだけで、背景がボケた美しい写真を撮る事ができます。

難しいセッティングを合わせなくても「簡単にキレイな写真を秒で転送できるカメラ」と言った感じです。

カメラ初心者には「簡単撮影モード設定」を選ぶだけでボケの美しい写真が撮れる。
カメラ上級者には一眼レフに匹敵するセッティング機能でオリジナルの撮影ができる。

 

 

7. Canon G1x-Mark2のイマイチなところ

  • wi-fi接続の時、スマホとカメラそれぞれに操作が必要
  • ”絞り”がもう一段階解放側が欲しい
  • USB接続の充電ができない

この3点です。 カメラのwi-fi接続が当たり前になってきた今、最新モデルはアプリを立ち上げるだけでカメラ電源ON! とか、カメラからワンタッチでアプリ起動! などカメラかスマホのどちらか一方を立ち上げるだけでリンクするようになっています。

そうなると、2014年に発売されたG1x-Mark2はカメラ電源を入れて「wi-fiボタン」を押してからスマホのwi-fi接続をカメラに設定した後にアプリを立ち上げる。。。と言った段階を経る必要があって、メンド臭く感じてしまいます。 やっぱりワンタッチでカメラ⇔スマホの連携完了する方が圧倒的に楽です。

また、バッテリーを充電するにはバッテリーチャージャーが必要で、スマホのようにケーブル1本を持ち歩けばOKとはなりません。 なので泊りで持ち歩く場合には、バッテリーチャージャーも携帯しなければなりません。*若しくはスペアバッテリー。

 

8. Canon G1x-Mark2の相場価格

現在は新型モデルのG1x-Mark3が発売されたので、Mark2はねらい目と言えます。

 

中古機の価格相場

ヤフオクでは凡そ15,000~49,000円程度の間で取引されているようです。 程度が良い物を3万円台で落札できれば良い方だと思います。

 

新品機の価格相場

Amazonにおいて凡そ60,000~70,000円程度です。

 

 

9. G1x-Mark2レビューのまとめ

オールマイティな機能と性能を持ち合わせたカメラと言えます。

なので、将来Canonフルサイズ一眼が欲しいと考えているカメラ初心者の方は入門用としてオススメです。セッティング機能や名称などは同じなので、何をすると写真がどう変化するか? を理解するには沢山写真を撮った方が勉強できます。

写真をコントロールする上で「絞り、シャッタースピード、ISO感度」は全て連動していて、その関係性と影響度合いを見るには、やはりある程度の枚数を撮影し、それぞれのセッティング項目の影響力を経験する事が上達する為に必要です。

いきなりフルサイズを購入すると、「メチャ重たい&メッチャでかい」ので撮影枚数が稼げません。 → カメラを持って出かけない → 撮影しない → 腕が上達しない → と負のスパイラルになってしまいます。

このコンパクトデジカメと共に軽くそして気軽に出かけた先で写真を撮り、その中でカメラを覚えていくには最高のカメラですし、逆に上級者がサブ機として持つ分にもしっかりと役を果たしてくれると思います。 静止画であれば、本格的な「ボケ味」を楽しむ事のできる本格カメラです^ ^

コンパクトデジカメとしてはお値段も高いですが、一眼よりは低価格かつ先月新型がリリースされた事もあり少し値段も下がってきた今がチャンス!!

バイクを上手く簡単に撮るカメラ選びのお役に立てれば嬉しいです。

Let's Fun! Ride! Run!
Andy

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