イタリアで開催されたモーターショーEICMA2021で発表されましたね!
SC82(MKR)が発表されたのも2年前の2019年でした。 もう2年も経ったのか! とちょっとビックリ。
記事の目次
主要変化点一覧
項目 | 2022モデル | 2020モデル |
エンジン出力 | 213.8hp | 214.6hp |
エンジントルク | 11.42 kgf・m | 11.53 kgf・m |
圧縮比 | 13.4 | 13.2 |
インテークポート | 小径化 →流速UP狙い |
ー |
ファンネル | #2,#3 15mmショート化 | ー |
キャタライザ | 変更 ※詳細不明 | ー |
エキパイ | 4-2-1の”2”の部分を変更 ※詳細不明 |
ー |
リアスプロケット | 43T | 40T |
ホイールベース | 1460mm | 1455mm |
Qシフター | 制御最適化 | ー |
HSTC制御 | 制御熟成、最適化 | ー |
TBWリターンスプリング | バネ定数軽減 →リニアリティ向上 →レスポンス向上 |
ー |
重量 | 201kg | 201kg |
※Honda公式発表ではありません
主にエンジンの給排気系のリファインと、制御セッティングの見直しが主となっているようです。
エンジン考察
- トルク及び出力の微減
- 圧縮比UP
- インテークポート小径化
- ファンネル長短縮
- 排気系見直し
これらを総合的に考えると、ピークパワーをキープしたまま中低速トルクUPを狙っているように思います。
ご存知の通り2020年モデルCBR1000RR-Rはとんでもない高出力を吐き出すエンジンへと変貌しました。
そこから様々な声やレース結果、ライダーからのフィードバックを得てより扱いやすく、より強いマシンにするには中低速の扱いやすさを重視しているのだと思います。
その為にはインテークポートを細く変更する事は理にかなっています。
しかし、そのままでは最高出力は犠牲になってしまいます。
その帳尻を圧縮比を13.2→13.4へと若干高める事で補完していると考えられます。
制御考察
- Qシフター制御最適化
- HSTC制御熟成、最適化
- TBWリターンスプリングバネ荷重低減
シフターやトラクションコントロールは様々な市場やレースからの要望をフィードバックしより良い物へと変更していると思います。
TBWのリターンスプリング荷重を低減させる手法は全く考えが及んでいなかったので驚きです。
たしかに、反力が下がればリニアリティは向上するなと。
車体考察
- ホイールベース5mm延長
- リアスプロケ40→43T 大径化
これは最高にGood!
ってか納車した瞬間から
と感じていました。
だからこそスプロケ沼に自ら入って自ら壊すという離れ業をした訳なんですがww
個人的に一番期待したいところは、純正43Tになったという事が嬉しい!
どゆこと??
つまり43をセンターにロング、ショートのどちらにも更変できるよう余裕を持っているはずです。
2020モデルは純正40T。
44T以上に大きく(ショート側)すると制御が効いてしまい、最高速付近でエンジン回転リミットが掛かり291km以上の速度が出ません。
43が純正という事はその前後のスプロケットに変更しても余裕があると考えられます。
個人的に鈴鹿&茂木は44or45がベストファイナルだと思うのでこの分だけでも取り分がまだあります。
現状、リミット制御にはいってしまうためできませんが、ECU変更すればできるかも!?
ECU変更はCAN通信でABSやメーター、スマートキーユニットなどと密接にリンクしている為、ポン付けできるかはかなり微妙です・・
仮にポン付けできてもECU単体の価格ってたしか7万円くらいしなかったっけ・・??
あとホイールベースの5mm延長は、ドライブチェーンが118→120Lへ変更されていると思います。
※発表はなし
というのも、40→43丁とする事でホイールベースは12mm短くなります。
そのままではアクスルブロックがギリギリになってしまうので、チェーンを1リンク延長すると16mmホイールベースが延長します。
-12mm+16=4mm
という事で4mmホイールベースがのびる事になります。
スイングアームのエンドピースを変更しない限り、チェーンのリンク数で合わせるしか方法はないので間違いないでしょう。(違ったらゴメンナサイ)
初代CBRデザイナー津久井 浩明さんの想い
初代CBRをデザインした津久井さんが、2022CBRのデザインをされたそうです。
これは初代から乗り続けている世代にとってはヨダレが出るほど美味しいトークだと思います!
この話を聞くと欲しくなっちゃうよね〜・・・(ハンコまだあったっけ?)
歴代開発チーム責任者の想い
4代目の細川LPLは、Andyが茂木の地方戦でST600に参戦していた頃、何度も見に来てくれた事を今でも覚えています。
カラーリング変更
このブラックアウトした黒もカッコいい!!
ゴールドホイールとゴールドサスがめっちゃ映える!!
SPにゴールドホイールが新たに設定
2022モデルではゴールドホイールはSPモデルのみの設定です。
※STと初代カラーはブラックホイールの設定
ドライカーボンカウル装着のイメージ
我がトリ男に近づいてきた!
初代カラーはディスクインナーがゴールド
初代カラーのみ、Frブレーキディスクのインナー(ハブ)がゴールドで、このカラーのみの設定です。
他はSPもSTもブラックとなっています。
スペシャルメーター表示
電源ON時に現れるメーター表示が30周年スペシャル表示になっています。
これはオーナーの所有感たかそう・・(羨ま!)
特別刻印
トップブリッジ、スマートキー、タンクカバーに刻印が施されます。
スペシャルカラーはRRR表記が少し違う
”CBR”の位置が異なります。
初代カラーのイメージギャラリ
パッセンジャーシートの表皮がブルーで、ペシャルカラーのみの設定。
撮影場所はフランスのポール・リカールですね!
ブラックSPカラー
このブラックカラーは、20代の若い世代には受けるんじゃないかな〜
オジサンっぽさを全く感じない
トリコSPカラー
2022CBR1000RR-Rまとめ
初代カラーもいいね〜!
しかもデザイン担当が初代と2022と同じ津久井さんってポイントもかなり高い!!
2020年のジャーナリスト試乗会のときから既にこのスペシャルカラーに対する要望がヨーロッパの方からあったとは驚きでした。
やっぱりCBRファンは世界に沢山いるんだな〜。
メーターとECUを変更できる事を祈って待つことにします♪
※新たな情報が入り次第更新します