ガレージの床にエポキシ系塗料ボウジンテックス#8000を塗ったら失敗した話

大型工場でも使われる高強度・高耐久の2液混合エポキシ塗料「ボウジンテックス#8000」をDIY施行しました。 結果素人には手に負えず大失敗した話・・・。

こんにちは!@Andyです。

いや~、プロ向け塗料に手を出したんですが大失敗!!  めっちゃ難しかったです。 と言うより事前に集めた情報の精度と量どちらも不足した状態で戦いに挑み負けました。

塗料自体はめちゃくちゃイイ物なので完全に自分の実力の無さが失敗の原因です。 これからガレージライフを満喫したい人へ向けて、床塗料で同じ失敗をしないでもらえたら嬉しいです♪

 

コンクリート床用塗料ボウジンテックス#8000

今回選んだ床塗料は2液を混ぜて使うエポキシ系塗料です。  バイクの塗装はウレタン塗装が多いと思いますが、エポキシは更にいろんな性能が高いです。

ボウジンテックス8000の特徴
ボウジンテックス8000の特徴
ボウジンテックスの特徴まとめ
  • 塗膜強度が最強レベル
  • 耐薬品性が強い
  • 固まる時間がメッチャ早い
  • レべリング性能が良い

↑他にもあるのですが、ガレージでの用途として見た場合このようになります。 整備知識があればクルマ&バイクで最も恐ろしい液体と言えばあのブレーキフルードですよね。

それが1ヶ月床面に放置してもビクともしません。 そのくらい耐薬品性も強いです。 なのでガソリンやオイルなんて屁のカッパ!!

 

特徴1. 塗膜強度が最強

2液のエポキシパテを塗っているようなイメージで、塗料としての強度はかなり高いです。 工具を落っことしたり重い物を落としても滅多に壊れませんし、ヒビも入りません。

実際の整備で重たい物を床置きしたり落としたりする事はまずありませんが、バイクの場合はサイドスタンドを立てると結構床を攻撃するんですよね。

しかも末切りなんてしたらもうゲリゲリ・・・

ボウジンテックス8000ならバイクのサイドスタンドでも全く問題無し!

 

特徴2. 耐薬品性が最強

自宅ガレージなので、劇薬をこぼす事はありません。 整備する中で一番の劇薬と言えばやっぱり「ブレーキフルード」ですよね!

塗膜に付かないよう慎重に取り扱うと思います。 こぼしてしまったらすぐに拭き取り、水を掛けて洗い流しますが、ボウジンテックスならそのまま放置OK!

膨潤することはありません。

 

特徴3. 固まる時間が超絶速い

正直、この部分を良く知る事なく施工したため失敗したと言っても過言ではありません。

規定分量で主剤と硬化剤を混ぜると30分も経てばカチンコチンです。 → まだ全然塗り終えてないから薄める → 今度は効果不良!!

こんな感じで失敗しました。(後述詳細)

一人で施工するならキチンとした知識を持って施工できるのはクルマ2台分の駐車スペースと思って間違いありません。

3台分は広すぎて1回では塗り切る事ができません。

 

特徴4. レべリング性能が良い

ドロドロに固まる前は、施工すれば自然とレベルが出ます。  しかし硬化しだすと速く、ボコボコの形のまま固まってしまいます。

カタログ上は20分とありますが、実際は25分くらいでした。  この25分の間にナラシまで終えられる計画を立てなければなりません。

 

製造メーカー

大阪の淀川区にある水谷ペイント株式会社の製品です。

公式HPには様々なペイント情報が載っています。 給食調理室に最適な床、クリーンルーム用床、フォークリフトOKの床塗料など多種多様な製品があります。

高機能になればなるほどお値段も上がっていきますので、費用対効果を見て決めて下さい。

 

ボウジンテックスの施工手順

 

手順1. ボウジンテックス必要量

下地材
  • 浸透性シーラーエポ10.5kg×1缶
  • 硬化剤3.5kg×1缶
  • フィラー5kg×1袋
ボウジンテックス
  • ボウジンテックス8000,12.5kg×3缶
  • 硬化剤2.5kg×3缶

今回の必要量です。 何層重ねで塗るかによっても変わりますので床面積と積層数を決めてから発注して下さい。

・MOTO-ACE-GALAGEの場合は、床面積5.6m×5.6m=31.36㎡
・平滑仕上げの膜厚2~3mmを狙います。

※今回は粘土調整剤を購入しませんでした。 冬場に施工する場合はドロドロすぎて塗りにくいので必須です。

 

手順2. 床面清掃・不陸処理

ガレージ床の不陸を補修する↑ペーストモルタルを使って凹部に充填します。 乾けばやすりで削れるので凸になるくらいでOK

ガレージ床の不陸を補修する
ガレージ床の不陸を補修する

 

”不陸”とは平らでない面の事を指します。 例えば凸(ボコ)があれば水平にはなりませんよね。 なので出っ張っている部分を削り落とします。

逆に凹の場合はどうでしょう? 塗料をタップリ塗れば水平になりますよね!!  でもココが落とし穴なんです。 確かに水平にはなるのですが、部分的に膜厚がとても分厚くなります。

すると部分的に硬化不良が起きてしまうんですよ。 膜厚が2倍になると硬化時間は4倍。 膜厚が3倍になると硬化時間は9倍になってしまいます。

多少なら問題ありませんが、ガッツリ凹んでいる部分を塗料で埋めると・・・固まらない・・・(@_@;) って事に絶対なります。

なので不陸はかならず整えてから施工して下さい。 コンクリ床面には簡単に使えるペーストがホームセンターで売っています。

 

手順3. 浸透性シーラーエポ(下地材)を塗る

浸透性シーラーエポを混ぜる
浸透性シーラーエポを混ぜる

不陸を無くしたら再度床面を清掃して下地材を作ります。

  1. 一斗缶の主剤10.5kg、とフィラー2.5kg(半分)をよく混ぜます。
  2. 良く混ざったら硬化剤3.5kgを入れ、更によくかき混ぜます。
  3. ローラーを使って全体に塗ります。

ちなみに、”フィラー”とは細かい粉のことです。 この粉がコンクリートの隙間を埋める役割を果たしてくれ、浸透しすぎる事を防いでくれる機能があります。

 

浸透性シーラーエポを塗る↑ローラーを使って塗り広げます。

浸透性シーラーエポを塗る↑シャバシャバしていて楽勝~♪♪

乾く前はペトペトしていますが、乾くとカッチカチに変化します。

浸透性シーラーエポを塗る

↑ここまでは完璧に進んでおります・・・。 次のボウジンテックス主剤を塗るまで12時間のインターバルを設けます。

 

手順4. ボウジンテックス8000を作る

ボウジンテックス8000を混ぜる全て使い切りで混合比BESTになります
ボウジンテックス8000を混ぜる想像を絶する粘度・・・

主剤と硬化剤をしっかり混ぜます。 規定の混合比率は絶対遵守とのことですが、主剤及び硬化剤の全量を混ぜればBESTの混合比になるよう調整されています。

混ぜる行程で初めて気づいたのですが・・・

ANDY

は?

生クリーム並みにどろどろやん!!!

 

全ての失敗はここに対する知識を持たず勝手に対策してしまった事が・・・・

 

手順5. ベースコート(下塗)

ボウジンテックス8000の下塗り

完了~!!  って・・え?  さっき1缶で床全面に塗る言うとったやん??

なんか中央部分、濡ってませんけど??

ボウジンテックス8000の下塗り
ボウジンテックス8000の下塗り

 

そう、まず間違い其の一、ローラーで塗ったこと。

硬化剤を混ぜたら20分以内に塗り終えなければなりません。 そのくらい固まるスピードが速いんですよね。 金ゴテは準備していたんですが、とても20分では終わらん!

と思いローラーで頑張るも、まず粘度が高すぎてちっとも伸びない!

さらに固まってくるとローラーが転がらない!  終いにゃローラーがひん曲がり、ベースはボロボロに朽ち使い物にななくなってしまう・・・。

極限まで塗り伸ばした結果、硬化スピードが速すぎてジエンド。

 

とは言うものの、トップコート(上塗り)行程があり、被せれば分かりません。  塗れなかった部分を厚塗りして平らに仕上げればOKっしょ!

と考え12時間のインターバルを取ります。

 

手順6. トップコート(上塗り)

ベースコートでは全てを塗り切れなかったので、トップコートで巻き返します。  施行が真冬の1月だった事もあり、余計に粘度が高くなってしまいました。

次はペイント薄め液を入れて粘度を少し下げる作戦です。  と言うのも、ベースコートがあまりに硬かったのでハケを洗う用に準備していた薄め液を入れてもしっかり固まってくれました。

ボウジンテックス8000の上塗り↑素早く移動して時間短縮できるように台車を準備。

ボウジンテックス8000の上塗り↑こんどは完璧に塗り終わったZe~\(~o~)/

ペイント薄め液を1缶(500cc)入れた事もありだいぶ伸びやすくなってくれて、2缶分をトップコートとして塗る事ができました。

あとは固まるのを待ってめでたしめでたし!(^O^)

 

 

・・・と、思いきや??

 

待てど暮らせど塗料が固まらねーじゃねーか! (・.・;)

 

失敗内容とは・・?

分厚く塗り過ぎて硬化不良を起こしてしまいました。 俗に「中濃」と言うらしい。

ボウジンテックス8000で硬化不良↑黄枠周辺が硬化不良。

 

ボウジンテックス8000で硬化不良削り取ります
ボウジンテックス8000で硬化不良全くか固まっていない

 

2週間経っても固まる事はなくあきらめました。 固まらない塗料をはぎ取ります・・・涙

 

再度塗り直すしかないなと思っていましたが、1ヶ月が経過した頃全てカチコチに固まりました。

後から知った事ですが指定された塗膜厚より、厚みが2倍になると硬化時間は4~6倍必要になるとの事。

この事を知らずにベースコートの厚みを一気にトップコートで塗ってしまった事が硬化不良の一因となったようです。

また、ペイント薄め液の使用も硬化不良の主たる原因と考えられます。

アンダーコートは容器内に高さ4㎝ほど残った状態で1時間後にはコンクリートの如く固まりました。 これで「ペイント薄め液もっと入れても大丈夫やな。」と思った事も間違いの一つです。

トップコートの際は容器内に残った塗料は3ヶ月経った今でも固まっていませんww

そしてこれも後から知りましたが、ボウジンテックス8000用の粘度を下げる粘度調整剤と言う商品があったんです。 最初からこれを使えば全く問題無かったのに!!

悔やんでも悔やみきれん!!

 

ボウジンテックス塗布から学んだ教訓

これからDIYで素人さんがボウジンテックスを施工する場合は是非参考にしてください!

 

教訓1. 指定された道具をキッチリ準備

自分の浅い経験と感に頼った事がそもそも間違い。 情報収集不足でした。

必要な道具類
  • ローラー・・変え2本必要
  • 金鏝(カナゴテ)面積広めが使いやすい
  • 台車・・塗料を載せて素早く移動
  • Vカッター・・一斗缶内でミキシングできる
  • 電動ミキサー・・手で攪拌は不可能。硬化不良に繋がる

Vカッターを使って一斗缶をあけると、一斗缶の中で硬化剤を混ぜる事ができます。  そして取ってが付いているので床に塗料を撒く時にとてもやりやすいです。

プラスチックの容器は撒きづらい!

電動ミキサーも必須です。 粘度がとても高いので人力では持久力が足らず付かれる事と、混ざり切るのに時間が掛かりどんどん硬化してしまいます。

電動ミキサーでサクっと混ぜて施工時間を確保する事が成功への秘訣です。

 

教訓2. 20分と言う時間をキッチリ考慮する

硬化剤を混ぜ終わってから20分以内に塗る必要があります。

Andyが施工した感じだと素人が一人作業する場合、3m×5m=15㎡が適正な面積と感じました。 クルマ1台を停めて、その周りをプラスアルファしたようなイメージです。

今回クルマ2台分を塗ろうと思っても金鏝(カナゴテ)で一人では混ぜて塗ることまで終えられませんでした。

場合によっては別容器に半々づつ移して混ぜるなどすれば、施工可能と思います。

若しくは手伝ってくれる人がもう一人いるなら問題なく塗る事ができます。

いづれにせよ一人作業の場合は15㎡が20分の限界と思ってOKです。

 

教訓3. 塗膜厚もマニュアル通りに

上記教訓1、2が守れなかったが故に塗膜を厚く塗るハメになってしまう→ 結果硬化時間が伸びる。

また取説には書いてないけど、シーラーとの密着レベルなんかも変わりそうな気がします。  メーカーはBESTな条件を探っているはずなので、塗膜強度や耐久性などにも変化があると思うんですよね。

そもそも化学変化をコントロールする訳ですから何が起こるかなんて当然分からないので・・。

次に塗るタイミングは相当先になりそう(あるのか?)ですが、その時には今回の教訓を活かして完璧に仕上げてやります!!

 

道具と材料のネットショップリンク

created by Rinker
ハンディ・クラウン
¥440 (2019/09/19 18:49:52時点 Amazon調べ-詳細)

まとめ

ガレージの床にエポキシ塗料塗ってる変態が少なくて情報が中々ありませんでした。

よってAndyが失敗したこの貴重な情報を役立ててくれる人が全国に1人でも居たら・・・それはもうめっちゃ嬉しいのであります!!

キチンと施工さえすれば最高のガレージフロアとなるボウジンテックス。 新たにガレージを手に入れる方のお役に立てれば幸いです♪♪

ADNY

このブログが面白かったら
いいね ! しよう

関連記事はこちら

MOTO-ACE-BLOGをフォローしてね!!

FBに最新情報をお届けします