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MotoGP2019Rd.19スペインGPバレンシアレース結果

MotoGP2019最終戦はいつものスペインのバレンシア。  やはりルーキークアルタラロが定位置となりつつあるポールポジションからスタート。 マルケスは2番手スタートから出遅れるがバッタバッタと抜き返してトップを奪取。

なんと420ptを獲得し12勝目を挙げてシーズンを終えた。 引退レースとなったホルヘ・ロレンソは13位フィニッシュ。多くのファンと関係者がロレンソを称えた。

こんにちは! @Andyです。

早いものでもう2019年シーズンも最後。 マルケスが最後まで強さを見せつけたシーズンとなりました。

 

1. バレンシアコースレイアウト

バレンシア・リカルドトルモサーキット

  • レコード:1’21.401 2016年ロレンソ
  • 最多勝:4勝(ロレンソ&ペドロサ)
  • 距離4051m
  • 右コーナ:5
  • 左コーナ:9
  • ストレート:879m

スペイン勢が大得意なサーキット。 事後テストなど走行機会も多く、各ライダー差が付きにくい事が特徴の一つでコースレイアウトと相まって非常に抜きにくいサーキットと言える。

鬼門は4コーナー。 特に12コーナー以後タイヤの右側が温まらなく途中ストレートも含め温度がガンガン冷える。

そして冷え切ったタイヤ右側を久しぶりに使う4コーナーで前足をすくわれ転倒するパターンがいつの年も多い。(今年はロッシが2回)

最もパッシングが多いのは1コーナー進入である。

2. レース結果

レース総合リザルト

MotoGP2019Rd19-Classification

2位クアルタラロとの差をコントロールしながらガッチリ首位をキープしたマルケスが今季12勝目!

 

マシン最高速

MotoGP2019Rd19-AverageSpeed

Ducati機は安定の速さ。 Yamahaエンジンのアップデートは行われる!?

 

チャンピオンシップ

MotoGP2019Rd19-worldstanding

マルケスが怒涛の400Pt越え!!   レース数が増えた事が主要因とは言え、取りこぼしが無い事がスゴイ。

因みに2018年はノーポイントレースがなんと5回。  つまり速さに加えポイント獲得の確実性も高まったと言えます。果たして2020年シーズンはマルケスのライバルが現れるのか?

クアルタラロにはその可能性を少し感じますがどうでしょうか。

 

3. レース展開

 

スターティンググリッド

よく見たらビアッジが!  プーチと最後の言葉を交わすロレンソ。  勝つことはないと分かっていても今日のMVP!

 

レーススタート|マルケス遅れる

2番グリッドのマルケスがスタートで出遅れ一時6番手まで後退。

ホールショットを奪ったのはジャック・ミラー。

 

残26L|マルケス二台抜き

バレンシアで最もパッシングが多い1コーナーでマルケスが一気にリンスとドビの2台抜き!

 

残26L|マルケス2位浮上

最終の14コーナーでミラーをパスして2位浮上! 抜きにくいこのサーキットであっという間に上がってきました。

 

残22L|クアルタラロをロックオン

徐々に差を詰め虎視眈々をトップ奪還を狙っています。

 

残20L|マルケストップ浮上

11コーナでクアルタラロをパス。

 

残17L|クラッチロー転倒

1コーナーでFrからスリップダウン。

 

残14L|6コーナーであわや・・・

ペトルッチが単独でFrスリップダウンにより転倒。  次にザルコが転倒しその直後、TECH3のレクオナのマシンが足首を直撃(゚Д゚;)

打撲程度のケガで済んだようでよかったですが、サーキットで転倒したらその場から「後ずさり」が基本です。 背中をコース側に向けてはいけません。 かならずお腹をコースに向けた状態でコースから離れてください。

これは先導走行付きの走行会でも同じです。

ともかく、大事に至らなくて本当にヨカタ。

 

残9L|モルビデリ転倒

最も転倒が多い4コーナーの餌食になったのはモルビデリ。 フルバンクまであとちょっとのところで足元を滑らせてしまいました。

 

マルケス今季12勝目で前人未踏の420pt獲得!!

 

Thank you Jorge

ホルヘ・ロレンソ引退レース

いや~、昨年のダニに続いてまたも4強と呼ばれた内の一人が引退を宣言。 このレースが最後になってしまいました。

MotoGPへ上がってきたころ、MotoGPマシン開発のチームで仕事をしていてロレンソにやられまくって厳しい開発が続いた事を今でも忘れません。

GPライダーはフリープラクティスでは大体2~4周すると1回ピットに入ってマシンを調整します。 しかし当時のロレンソは7周程度のラップに1回の割合で走り込み重視でした。

しっかりと走りこんだ上でマシンの状態をジャッジする。 ピット回数が少ない分タイヤの消耗レベルも適確に把握して摩耗したタイヤでどうやってペースを維持させるか?  こんな課題に積極的に取り組んでいる印象でした。

対するこちらのエースはダニ。 5周する事は滅多に無かったなぁ~。

最も印象に残っているレースは2009、2010年のロッシとのバトルかな~。 絶対王者ロッシとのワークスチーム内対決にはライバルメーカーに居たけど興奮したのは今でも覚えている。

2020年にはその長老ロッシもYamahaとの契約が切れる。 若い勢力のすぐ後ろに居るものの、抜き切り勝るまでには至らなかった2019年。

もう2年くらい優勝無し?  やっぱりロッシの優勝も見たいし、ガッチンゴッチンのバトルも見たいよね~。

ペドロサやロレンソの如く、勝てなくて降りるってのも寂しいから是非とも勝ってもらいたい!!

 

さて、ロレンソの抜けたレプソルワークスのシートは誰が座るのか? マルケス弟有力! なんて情報が出てるけどどうかなぁ~。  引退間際のライダーは最後金はいらねーから乗せてくれ!! って言いに来るのは歴史が証明してるし、ひょっとするとヒョっとするんじゃない!?

 

 

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